「退屈よりも大失敗」マインド!
~難しい仕事が面白くなる、彼女の仕事のコツとは~
今回は株式会社property technologies(プロパティ・テクノロジーズ)の脇田さんに取材をしてまいりました。
脇田さんは前職のITコンサルの会社で採用・広報統括、コンサルタントを経験された後、株式会社property tecnologiesにてIRを担当されています。
「難しい仕事はしんどいというよりは気合が入る!」と仰っている脇田さんの原動力に迫ります!
憧れの会社でどれほど通用するのか
ーー本日はよろしくお願いします!
早速ですが、脇田さんの入社の経緯を教えていただけますか?
脇田:前職でコンサルタントをしていた際に、クライアント様として出会ったのがきっかけです。
ーーそうだったんですね!
沢山のクライアント様と関わって来られたと思うのですが、その中でなぜ‘property tecnologies‘を選ばれたのですか?
脇田:ビジネスモデルと社風に惹かれたんです!でも実は、就活生の時はこの業界にあまりいいイメージを持っていなかったので、こんなに惹かれることになるとは思ってもいませんでした。
ーーそうなんですか…!
それぞれ詳しく伺ってもよろしいですか?
脇田:就活生の時は、勝手にこの業界に怖い印象を持っていました。
なんとなくバリバリ・ゴリゴリしていて、数字を追う人たちが集まって沢山稼いでいて、華やかで煌びやかだけどどこか危ない業界だと思っていました。
ーーなるほど…!
そのように捉えられる方もいるかもしれませんね!
脇田:しかし、コンサルタントとして関わらせていただいて、このイメージはガラッと180度変わり、憧れの業界になりました。
ビジネスモデルと社風に惹かれ、入社を希望しました。
ーー実際、どのような点に惹かれたのですか?
脇田:ビジネスモデルに関しては、不動産にテクノロジーを掛け合わせて、これまでになかった価値を見出している点に惹かれました。不動産テックを謳う企業は沢山ありますが、その中でも強みが明確で差別化されており、当社だからこそのサービス設計・展開をしている点にかなり惹かれています。
「不動産」という言葉には良い印象を持てませんでしたが、「衣食住の中でも、特に大きな『住』」という言葉に転換すると興味が沸きました。
ーーそうだったのですね!
確かに、ライフスタイルに関わる分野と聞くと、面白そうです!
脇田:家という商材は自分の将来に関わる事でもありますし、住み替えは人生の大きな転機にもなります。それくらい、誰かにとって大きな影響がある、非常に重要な事業に触れることができて嬉しいです。
詳しい内容は当社CTOの金子の記事*を読んでいただければと思いますが、テクノロジーの面白さも掛け合わされ、これからさらに新しい価値提供が広がっていきます。
ただの不動産会社で終わらない、挑戦し続ける姿勢がとても魅力的に感じました。
金子健哉さん:株式会社property technologiesのCTO。主に自社サービスやシステムの開発を担当。
テックの力で不動産業界を変える!! iBuyerプラットフォーム『KAITRY』開発者の金子さんが目指す未来とは?
ーーテクノロジーの力で、業界を超えてビジネス展開をされている点が素敵ですよね!
脇田:そうなんです。
そして社風に関しては、私の心にビビッときた代表の言葉があります。
それは、「トップセールスマンはいらない。その分、落ちこぼれも作らない」という言葉です。
前職は自己啓発に活発なベンチャー企業だったこともあり、自分に”1番を目指すこと”を強いていた時期もありました。なので、この言葉は私にとって衝撃的でした。
ーー1番を目指してきた脇田さんにとって、響くポイントがあったのですね。
脇田:特に「落ちこぼれを作らない」が好きです。これまでの私は、1番を目指す上で落ちこぼれの人がいても仕方がない、という考えでした。
なのでこの言葉を聞いたときに、「自分だけの1番ではなく、”みんなで”1番を目指す」という、強くて暖かい印象を受け、素直にかっこいいなと思いました。自分だけが一番になって終わり、というのは案外単純で、みんなで目指すという方がもっと深い意味があるように感じました。
この言葉は、1番になれる人だからこそ言える言葉だろうなと思います。
property technologies 濱中雄大社長
ーー確かに、とてもかっこいいです!
脇田:数字の結果は必ず出るものなので、トップセールスマンも勿論いますし素晴らしいですが、その人だけが評価されるのは良くないという代表の想いからこの言葉があります。
この考え方・言葉にビビっときましたし、今でも強く共感しています。
ーー社長の考え方や言葉に惹かれたんですね。
脇田:そうです。テクノロジーを活用しているのも、未経験の人でも成果が出せるようにという想いがあったからです。不動産に関するお仕事は、未経験だと難しいイメージがあると思います。ですが、その部分をテクノロジーがサポートしてくれるので、若手でも成果を出しやすい仕組みになっています。
これも、落ちこぼれを作らずみんなが輝ける仕組みづくりに繋がっていて、とても素敵だなと思います。
ーー実際に、想いが仕組みづくりにも反映されているんですね!
脇田:そうなんです。想うことは簡単ですが、その想いを仕組みにまで落とし込むとなるとそう簡単ではないと思うので、益々すごいなと思っています。
憧れの会社で、どれほど自分が通用するのか。今はこの段階にいます。正直全然まだまだなので、結構努力しないといけません。笑 頑張ります!
ーーとてもカッコいいです!
難しいことほど気合が入る
ーー今はどういった業務に取り組まれているのですか?
脇田:現在は経営企画部で、IRに力を入れているところです!
ーーIRですか?詳しく伺ってもよろしいでしょうか?
脇田:IRとはInvestor Relationsの略で、企業が投資家に向けて経営状況や財務状況、業績動向に関する情報を発信する活動のことを指します。日本語訳だと「投資家向け広報」です。
ーー投資家向けの広報が業務として存在しているのですね。
難しそうな業務内容ですね。
脇田:それが、とてもとても難しいです(笑)
まだまだ力不足なので、すべての業務をスラスラ進められるわけもなく、まだまだ本当にヒヨッ子です。ですが、このように難しいお仕事のチャンスをいただけて、とても有難いです。
ーー脇田さんはなぜIRに挑戦しようと思われたのですか?
脇田:会社が提案してくださったんです。
まさか、こんなに大事なお仕事に関わらせていただけるなんて…!と驚いています。
自分としても憧れの会社にいて、みんなで1番を目指すぞという想いに共感している今、IRもとても大事な仕事内容だと思うので、任せていただけて嬉しいです。
ーーそうだったんですね!実際取り組まれてみてどうですか?
脇田:情報量がとにかく多くて、出てくる言葉も難易度が高いので正直苦戦しています…。
ただ、投資家様向けに公開するということもあり、絶対に間違えることができないのでより一層気合が入りますね!
ーー気合が入るんですね!!
脇田:はい!前職のおかげで、初めての分野に対し分からない…と嘆くのではなく、なんでもまずはやってみよう!と思えるようになりましたね!
面白がれる自分になったら勝ち!
ーー前職ではどのようなことをされていたんですか?
脇田:ITコンサルの会社で1年目に採用・広報の統括、2年目以降はコンサルタントを担当していました!
ーー1年目から統括をされていたんですね!
脇田:そうなんです!
入社してすぐに部下がいて、チームの戦略を考えてアクションを決め、タスクを割り振って進捗を管理して…毎日がお祭り騒ぎのようでしたね。
ーー入社してすぐに統括だと、かなり大変そうですね。
脇田:分からないこと・出来ないことが多い状態が当たり前なので、それ自体を大変だ…と嘆いても仕方なく、気合いを入れることしか当時の私には解決策がありませんでした。
この経験のおかげで、「無理かも?」と思うことに対してもまずはやってみようと思えるようになり、そのスタンスが今にも繋がっていると思います!
ーーだから、難しいことほど気合いが入るっていうことですね!
脇田:そう言える自分にしてもらえたのは、前職のおかげなので本当に感謝しています。チャンスをもらうことでプレッシャーもありましたが、その時間が私を強くしてくれました。
厳しく教育してくださる環境だったので、こんな私でも少しは成長していてほしいです。笑
ーー統括からコンサルタントへ異動されたのはどのようなきっかけがあったのですか?
脇田:社会人としてもっと成長したかったんです!
ベンチャー企業で採用・広報の統括という役職は華やかに見られ、憧れられたりすることも多かったのですが、だからこそ、周りの評価と本当の自分とのギャップを感じてしまいました。
本当の私は、憧れられるような実力は全然ないのに…とモヤモヤしたので、「着実に力をつけるためにもっと難しい仕事をしたい」と思ったのがきっかけですね。
ーーそうだったのですね!どちらも経験されてどうでしたか?
脇田:すごく面白かったです!
ちょっと無理してでも理想の自分像と闘ったり、周りとも切磋琢磨できる環境というのはそう甘くはありませんでしたが、いつの間にか面白くなっていました。
ーー脇田さんは、苦しく感じる時もあるんですか?
脇田:もちろんあります。性格的に、人よりも苦しいと感じる瞬間は少ないかもしれないですが、そんな楽観的な私でも 毎日がハッピーなわけではありません。笑
基本的に「できない自分・分からないことだらけの自分」との闘いで苦しいと感じます。
楽しいと感じる時なんて、成果が出た時の”ほんの一瞬”だったりもします。
ーーそんな中でも、仕事が面白くなるコツはありますか?
脇田:「たとえ、何か上手く行かないことや分からないことがあっても、逃げずに試行錯誤し続ける」という答えしか、現時点の私からは出てきません。笑
苦しい試行錯誤を続ける日々は苦しいのですが、段々とわかることが増え、できることも増え、次第に面白くなってきます。途中で諦めてしまうと味わえない感覚だと思います。
面白がれる自分になれば勝ち!そのためには、諦めないこと!と、自分に言い聞かせています。すべて自分次第だと思うので、このマインドで頑張っていきたいです。
ーー面白がれるかは、自分次第ということですね。
脇田:自分次第だな、と本当に思います。
逆に、飽き性で落ち着きがない性格なので、簡単な仕事はできないかもしれません。試行錯誤が必要な、苦しいと思うくらい難しい仕事の方が、性に合っているのかもしれません。
このように自分との葛藤・真剣勝負ができる仕事をいただけて、とても有難く思います。かけがえのない経験だと思います。
成長を後押ししてくれる環境で!
ーーちなみにproperty technologiesはどのような環境なのでしょうか?
脇田:和気あいあいとした環境だと思います!前職のような全員がやる気に満ち溢れた環境も好きだったのですが、今の環境は何か困った時には背中を押してくださる温かさをとても感じるので、そこに対する安心感がかなりあります。
代表の、「落ちこぼれを作らない」という言葉が体現化されてるように感じます。
ーー脇田さんにとって最適な環境でお仕事が出来ているんですね!
転職されてからなにか印象に残ったことなどはありますか?
脇田:入社してまだ数か月、そして社会人経験も浅いのに、「IR任せたぞ!」と言っていただけたことです。その日から早速、決算説明資料の作成に携わらせていただき、決算説明会の当日には司会を任せていただきました。かなり緊張しましたが、痺れる経験をさせていただき、印象に残っています。
ーー素敵すぎますね!
脇田:「IR任せたぞ」と言っていただいた時は、正直「絶対無理!」って思った記憶があります(笑)
ですが、会社の成長可能性をダイレクトに感じることができるので、IRのお仕事はとても好きです。
ーー脇田さんが、感謝やリスペクトを伝えたい方はおられますか?
脇田:社長には一番に感謝をお伝えしたいです。社長以外だと、広報の先輩方です!
新人なのでまだまだ勉強中なのですが、優しく見守ってくださいます。そして、ありのままの私で居ることができています。先輩方のおかげなので、本当に感謝しています。
ーー素敵な関係ですね!
脇田:心の距離が近くて、みんなでやり遂げる空気感がとても好きです。
表現が難しいのですが、社会人として・部下としての私というよりも、1人の人間としての私を見てくださっているような感じがします。それがとても嬉しいです。
ーー単に部下、という訳ではなく、自分という人間を見てくれるのは本当にうれしいですよね!
自分も会社も大事にしたい!
ーー脇田さんが御社で実現したいことがあれば教えていただきたいです!
脇田:KAITRY(カイトリー)*というサービスを広めたいです!
当社だからこそ出来るサービスなので、とても愛着が湧きます。また、このユーザーが増えることで売り上げ利益にも繋がります。会社の成長に大事なポイントである、このKAITRYを広めていきたいです。
※『KAITRY』は、「住み替えを、もっと気軽に。もっと楽しく。」をコンセプトとした日本最大級の iBuyer(アイバイヤー)プラットフォーム。
iBuyerとは、米国発の新しい不動産売却ビジネスモデルのこと。
ーーなるほど!
脇田:当社のミッションは、UNLOCK YOUR POSSIBILITIES.「人生の可能性を解き放つ」です。
「誰もが」「いつでも」「何度でも」「気軽に」住み替えることができる未来を目指しています。
このミッション達成のためにも、会社全体を俯瞰して、自分が良い影響を会社に与えられるようにアプローチしていきたいですね。
ーーとても素敵です!
脇田さん個人のビジョンについても教えていただけますか?
脇田:私個人としてはいつか、美容分野にも携わってみたいですね。今興味があるのは、ベビーコスメです。
ーーベビーコスメですか…?詳しくお聞きしたいです!
脇田:年の離れた妹がいまして、そのおかげもあり子供がとっても好きです。大学生のときに、中国でベビーコスメがブームになっていることを知り、その時から気になっていました。「イケてる会社で仕事をする」という夢は今叶ったので、力がつけば「好きなことを仕事にする」という夢を追いたいです!
この会社は辞めたくないので、そこが迷いどころですが…将来的には美容分野にも挑戦してみたいですね。
ーーすごく素敵な目標ですね!
脇田:気が変わる可能性もあるので、将来のことは何とも言えませんが、「できることを増やして、実力をつけておく」ということは、今すぐ取り組めることだと思っています。
目標もありますし、会社のことも大好きなので、自分の成長と会社の成長の両軸を大切にして取り組んでいくつもりです!
ーーすごく憧れます!
「退屈よりも大失敗」
ーー難しい取り組みにも臆せずチャレンジされている印象を受けたのですが、チャレンジをする時に心がけていることがありましたら教えてください!
脇田:ココシャネルさんの「退屈よりも大失敗」という言葉ですね。
どれだけ苦しいことがあっても、この言葉を胸に「なんとかするぞ」と思って取り組んできました。退屈な日々は面白くないので、これからも様々なことに取り組んでいきたいですし、あらゆるチャンスをいただけることに感謝を忘れずお仕事していきたいです。
ーーとても素敵な言葉ですね…!
私も「退屈よりも大失敗」を心がけていきます!
ーーでは、最後に学生に向けてメッセージをお願いします。
脇田:学生時代は、「どの会社に決めるのか」ということが特にフォーカスされるかと思いますが、「そこでどんな自分になるのか」という、入社後の自分も非常に大切だと思っています。
仕事は簡単ではないので、必ず苦しい時期がやってきます。その時に、就活時の自分の選択は間違いだったのかな と思ってしまうかもしれません。
ですが、上記でも話している通り、苦しいことも諦めずに続けていれば、次第に仕事が面白くなるし、乗り越えようとする過程で実力がつきます。そこでやっと「この会社でよかった。」と思えて、就活時の選択も自分で正解にできると思います。自分次第だと思います。
私自身がその経験をしているので、「入社後の自分が大事だし、今は直感で決めちゃお!」という就活も、全然アリだと思っています!笑
就活頑張ってください!私も頑張ります!
ーー脇田さんの熱い想いが伝わってきました!
取材は以上となります!本日はありがとうございました!
株式会社property technologies(プロパティ・テクノロジーズ)
事業概要:
「リアル(住まい)×テクノロジー」を通じて、中古住宅再生を中心とした住宅市場を活性化することを目指しています。
将来も安定的な需要拡大が予想される、中古住宅のリノベーション市場。コロナ禍においては、リモートワークなど住宅への意識も大きく変わってきた影響もあり、ニーズが増加しています。当社グループはさらに成長拡大していきます。
事業内容:
・KAITRY AI査定搭載プラットフォーム
中古住宅の買取、リノベーション済中古住宅・戸建住宅の販売を行っています。
独自のAI査定モデルを使用することで、不動産売買に関わる多くのステークホルダーの様々なニーズに応え、不動産の売り手・買い手、不動産のプロである不動産仲介会社・一般顧客の情報をプラットフォームに集積し、その売買を拡大していくことで、中古住宅再生市場を活性化させていきます。
VISION:
「誰もが」「いつでも」「何度でも」「気軽に」住み替えることができる未来を創造する
今まで多くの人にとって一生に一度の最も高価な買い物であると言われてきた住宅を、ライフスタイルの変化に応じて柔軟に住まいを変える、そういう存在に変えることで人々の様々な可能性を広げていきたい、という想いに基づいています。
インタビュアー:林由宇人
ライター:林由宇人