メンバー紹介 2024.03.12

人一倍の「負けず嫌い」

~人への興味で選んだプロジェクトにおける成長の軌跡~

こんにちは!キャリツク28期生の新井陽介です。今回は、先日メディアチームを卒業した16期生の林由宇人さんを取材しました。これまでのキャリツクの活動の苦労や、その中で活かされた「負けず嫌い」な想いは必見です。是非最後までご覧ください!

 

プロフィール

名前:林 由宇人(はやし ゆうと)

あだ名:ゆうと、ゆ

学年:大学4年

趣味:野球観戦・音楽・バンド・漫画

期生:16期

現在の活動:なし(メディアチーム)

 

人との繋がりを大切にしたい

——本日はよろしくお願いします!
まず、キャリツクに入会した理由を教えて下さい!

 

由宇人:就活に対して不安があったからです。

 

——どんな不安を感じていたのでしょうか?

 

由宇人:周囲との熱量・行動量の差ですね。実は、3年生の前期まで教師になることも視野に入れて教職課程を履修していたこともあり、就活に身が入っていなかったんです。
そのため、周りの就活生と比較して、熱量も行動量も低い状態にありました。

 

——そうだったんですね…。
差を感じたきっかけも教えていただけますか?

 

由宇人:友人たちとの何気ない会話がきっかけでした。私以外は揃って就活に専念し、インターンシップや就活団体に参加したという話をしていた一方で、自分は進路選択を決め切れず、教職の傍ら就活をしていたことに気付きました。「このままだと皆に置いていかれてしまう…」という恐怖を感じましたね。

 

——友人との就活に対する意識の差から生まれた不安だったのですね。
その上で、キャリツクに入る決め手となった要因は何でしたか?

 

由宇人:「人間関係の良さ」に尽きます!

 

——具体的にどのような人間関係なのでしょうか?

 

由宇人:関係者全員が楽しんでいる、という点だと思います。キャリツクのみんなが集まってパーティーや座談会をしている姿を見た時、「私は今まで就職活動やプロジェクト活動*だけに着目していましたが、根本の『楽しもう!』という気持ちを一番大切にしている」と感じたんです。

※プロジェクト活動:様々な活動(営業・デザイン・ライティングなど)を通して、社会に通用するキャリアを作るコンテンツ。

 

——確かに、メンバー同士の仲の良さも、キャリツクの特徴的な要素ですよね!
なぜ人間関係の良さが決め手になったのでしょうか?

 

由宇人「人との繋がりを大事にしたい」という価値観を持っているからです。これまでも、部活動を始めとして様々な団体に所属してきましたが、どれも人間関係のお陰で楽しく活動し続けることが出来たんです。そして、キャリツク内の人間関係を見た時、就職活動と両立しながら「何一つ後悔することなく終えられそう」と確信したので、入ろうと決めました!

 

人と話すことへの関心と、「負けず嫌い」

——キャリツクに入ってからは、どのような活動をしてきたのでしょうか?

 

由宇人:入会当初はライティングチーム*に所属し、就職活動が終わった後にメディアチーム*へ異動して活動しました!

※ライティングチーム:キャリツク内のプロジェクトの1つ。メンバーや法人に対しての取材と記事作成を行う。

※メディアチーム:キャリツク内のプロジェクトの1つ。「ライティングチームのプロ集団」として、主に法人取材を担当する。ライティングチームメンバーのサポート等も行う。

 

——それぞれ詳しくお話を聞かせてください!
まずはライティングチームについて、選択した理由を教えてください!

 

由宇人:理由は2つあります。1つ目は、社会人としてのコミュニケーション能力を身に付けたかったから。2つ目は、純粋にこのプロジェクトに興味を持ったからです!(笑)

 

——なるほど!まず1つ目について詳しくお聞きしたいです!
コミュニケーション力を身につけたいと思った経験があれば教えてください。

 

由宇人:キャリツクでの活動当初、面接で上手く自分自身のことを話せなかったんです。元々話すこと自体は得意だと自負していたのですが、この経験を通して「友人とお喋りすること」と「社会人と対話すること」は全く違うということに気付きました。

 

——確かに、「対話する」ことはかなり難しいですよね…!
特に、どのような要素を改善したいと思っていましたか?

 

由宇人:質問に対して適切な受け答えをすることです。実は、質問の一歩先を答えてしまう癖があるんです。例えば、「晩御飯食べた?」という質問に対して、「ハンバーガーおいしかったよ!」と返してしまうんですよね。相手の質問から少しズレたことを話している、と度々指摘されていたので、何とか改善したいと考えていました。

 

——自身の癖に焦点を当てたのですね!
どのようにして改善できると考えていましたか?

 

由宇人:記事作成において改善できると考えていました。プロジェクトを選ぶ際、香輝(こうき)さん*から「ライティングの中でも、特に記事作成においては一問一答を徹底することが求められる」と伺っていたので、自分の癖に向き合うことができると思いました!

※香輝(こうき)さん:キャリツクの運営。コミュニティの運営責任者

 

——自分の弱点を克服しようとする姿勢が素敵ですね!
2つ目の、プロジェクトに興味を持った理由についても教えてください!

 

由宇人:昔から人と話すことがとても好きだからです!というのも、私は根本的に学ぶことが好きなので、会話を通して相手ならではの価値観を知ることに面白さを感じるんです。だから、取材という形で私には無い様々な考え方や価値観を深掘りしていく点に強く惹かれました。

 

——確かに、取材を通して新しい発見が出来るのは、ライティングプロジェクトの魅力ですよね!ライティング活動をしていく中で、苦労したことはありますか?

 

由宇人:記事を書くことがとにかく大変でした…(笑)

 

——それはなぜでしょうか?

 

由宇人:私がとにかく完璧主義なので、何度書き直しても「出来ていないよ!」と修正を貰い続けることが本当に辛かったからです。

 

——そうだったんですね…。
どのようにして乗り越えたのでしょうか?

 

由宇人「負けず嫌い」でもあるので、とにかく修正と提出を愚直に続けました。また、どんなに大変でも「同期より記事を早く完成させてやる!」というモチベーションでやりきっていました!

 

——由宇人さん自身の負けず嫌いな思いが、苦労を乗り越えるモチベーションになったんですね!

 

メディアチームにおいても奮闘!

——メディアチームの活動についても教えてください!
まず、なぜ異動したのでしょうか?

 

由宇人:他のメンバーの都合上、ライティングチームが解散することになったんです。その時、香輝さんからメディアチームへの勧誘を受けました。私個人はライティングの活動が好きだったことに加え、「不完全燃焼」だった部分もあったので、メディアチームへと異動することにしました。

 

——そんな経緯があったんですか!
ちなみに「不完全燃焼」とはどういうことでしょうか…?

 

由宇人:自分のライティングの活動を通しての成果が薄いと感じていました。期限に追われて一生懸命に記事を作成し、完成させる、という一連の流れに必死に取り組んではいましたが、「もっと形として残る成果を出したい!」と思ったんです。そのため、特別やる気に満ちていたわけではなかったのですが、もう少し続けてみようと思って加入しました。

 

——更なる成果を求めてメディアチームへの加入を決めたのですね。
苦労したことがあれば教えていただきたいです!

 

由宇人:法人取材を行うまでのアポ取りですね。特に、隼太さん*とチーム全体の目標を考えたうえで、達成に向けての施策を逐一数値化することに苦労しました。その上で、実際に行動しても成果を出せない時期が続いたこともまた、とても辛かったです。

※隼太さん:メディアチームのメンバー

 

——そうだったんですか…。
どのように苦労を乗り越えたのでしょうか?

 

由宇人:楽観的に考えること、そして戦略を立てて取り組むことで、成果を出せるようになっていきました!

 

——それぞれ具体的に教えてください!
まず1つ目の「楽観的に考える」ということについて、そのように考えられるようになったきっかけを教えてください。

 

由宇人:外部のインターン先の社員さんから頂いた言葉のお陰で楽観的になれたと思っています。当時、テレアポなどを中心に行っていたのですが、「緊張していると思うけど、営業相手は10分もすれば君の事なんて忘れているから、気楽にやってみな!」とアドバイスをもらったことがあるんです。

 

——確かに、相手視点で考えると自分との接点は本当に些細なことのように感じられますね!

 

由宇人:そうですね!その言葉を思い出した時、アポ取りにおいて成果が出ていなくても、「いちいち無駄に悩まずに頑張ろう」と気負いすぎないようにコントロールできるようになりました!

 

——過去のアドバイスが楽観的に取り組めるようになった要因だったのですね!
続いて、「戦略を立てて取り組む」という事でしたが、具体的にどのような戦略を立てたのでしょうか?

 

由宇人:学生という立場を利用して、社会人との接点を作っていきました。具体的には、OB訪問で知り合っていた社会人との接点を活かして取材相手を増やしていきました。

 

——なぜそのような戦略を採ったのでしょうか?

 

由宇人:「取材を受け入れてくれそうな人」に狙いを定めてアプローチすることで、目標件数を達成できると考えたからです。そこで、「OB訪問で一度話したことがある親しみやすい方であれば、取材を快く受け入れてくれるのでは?」と仮説を立て、行動していたんです。更に、OBのつてを活かして知人を紹介してもらうことで、取材件数を増やしていったんです。

 

——就職活動時に築いた接点を活かしたのですね!
成果としてはどのようになりましたか?

 

由宇人:結果、加入数か月後に月間1位の成績を取ることが出来ました!以降は成果を出すことがとにかく楽しかったですし、「他のメンバーに1位を譲りたくない」という想いが原動力となって頑張れたと思います。

 

負けず嫌いは、幼いころから

——「負けず嫌い」な想いを原動力に活動していらっしゃる印象を受けました。由宇人さんは何故負けず嫌いなのでしょうか?

 

由宇人:昔から何かと一番になった経験が多いからですね。そこから派生して、上手くできない自分に嫌気が差すんだと思います。

 

——昔からの積み上げが負けず嫌いな想いを形成しているんですね!
具体的に、キャリツク以外で過去に負けず嫌いを発揮して頑張れたエピソードはありますか?

 

由宇人:高校生から始めたバドミントンで活かすことができました。それ以前のスポーツでは、チーム内で常に上位にいました。しかし、バドミントンだけは全く上手くいかず、入部して以降、チーム内最下位を争うような状況が続いたんです。

 

——それは辛いですね…。

 

由宇人:しかし、「これまでのように上手くプレーできる自分でありたい。下手な自分を変えたい」という一心で貪欲に部活に参加していましたし、他の誰よりも自主練に励みました。結果として徐々に成長し、勝ち星を重ねられるようになりましたね。

 

——どん底な状態であっても、負けず嫌いな想いを胸に努力してきたのですね!

 

由宇人:おっしゃる通りですね!記事作成やアポ取りも同様にかなり辛かったですが、同様の想いが活かされて頑張れたと思っています!

 

プロジェクトを終えて…

——由宇人さんは先日メディアチームを卒業しましたね。お疲れ様でした!
卒業したことについて、率直な感想を教えてください!

 

由宇人:純粋に「寂しい」という一言に尽きますね。

 

——詳しくお聞きしたいです…!

 

由宇人:活動を続けてきて、「仲間の大切さ」を実感したんです。卒業前に行った最後のミーティングで、メンバーの皆が「卒業してしまって寂しい」「由宇人がいたから頑張れた!」と伝えてくれたことが本当に嬉しかったんです。しかし同時に、皆で顔を合わせる機会は今後ないと思うと寂しさでいっぱいになりましたね。

 

——仲間想いなエピソードで、とても素敵ですね!
では、これまでの活動によって成長を実感した瞬間があれば教えていただきたいです!

 

由宇人:内定者研修として行った営業ワークで社員さんに褒めてもらったことです!これまで取材や打ち合わせなど、数多くの経験を積んできたからこそ、ワークで全く困ることなく進められました。「学生というより、後輩のロープレを見ている気分でした」と社員さんに言われた時は、改めて「ライティング・メディアチームに入ってよかった」と思いましたね!

 

——まさに、これまでの努力の賜物を評価してもらったんですね!

 

続けることにこだわってほしい

——これまでの経験を踏まえ、将来はどのような社会人を目指したいですか?

 

由宇人:「その場にいるだけで安心してもらえるような社会人」になりたいです!

 

——なるほど!具体的に、どのように働きかけることで安心感を与えていきたいと考えていますか?

 

由宇人:負けず嫌いを貫き通し、成果を出し続けていきたいと考えています。メディアチームでは、日々成果に対して貪欲に向き合ったことで、「由宇人に任せればアポ取りは大丈夫!」と言ってもらえるようになりました。今後も成果を出すことで、周囲からの信頼を勝ち取っていきたいですね!

 

——成果に実直に向き合う姿勢、尊敬します!
最後に、キャリツク生へメッセージをお願いします!

 

由宇人キャリツクを辞めずに続けることにこだわってほしいです。

 

——このメッセージに込めた意味や背景を教えてください!

 

由宇人:正直、私は特別キャリツクの活動に対してやる気があったわけでもなく、周りにつられて活動を続けてきただけでした。キャリツクには熱意に溢れたメンバーも多いので、「自分なんていてもいいのか」と思うこともありました。

 

由宇人:しかし、私なりに続けてきたからこそスキルを身に付けられたし、胸を張って「頑張った」と言える経験が出来ました。今のメンバーも同様に、自分なりに続けてみることで、価値ある時間をキャリツクで過ごしてほしいなと思っています!

 

——継続することの大切さを物語っていますね!
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました!

 


インタビュアー:新井陽介
ライター:新井陽介

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