「今度は自分が与える番!」
~与えられてきた男が与えたいこととは~
こんにちは!キャリツク23期生の平澤馨です。
今回は24期生の山雄大さんに取材をしました!利他精神の強い山さんがキャリツクで何を実現していきたいのか。その思いに迫ります!
プロフィール
名前:山 雄大(やま ゆうだい)
あだ名:ヤマちゃん
学年:大学3年生
趣味:音楽鑑賞(ジャンル問わず)
現在の活動:CA*
*CA=キャリアアドバイザー
人のために成長したい!
ーー本日はよろしくお願いします!まず、キャリツクに入った理由を教えて下さい!
山:理由は2つあります。1つ目は自分の力を伸ばしたかったからです。
僕は「人のためになりたい」という気持ちがとても強いのですが、より多くの人の力になるためには、考える力や伝える力が足りないと感じています。
ーーどんなときに自分の力が足りていないと思ったのですか?
山:例えば、グループディスカッションに参加したときです。僕は「チームに貢献するために積極的に意見を出すぞ」と意気込んでいました。しかし、考えがまとまらず、自分の意見をパッと言えなかったんです。
ーー確かに、自分の意見を簡潔に伝えることは難しいですよね。
山:そうですね。僕に考える力や伝える力があれば、もっとチームに貢献できたのにな…と思いました。このとき、自分の考えをうまくまとめて、思ったことをパッと言えるようになりたいと思いました。
ーーなるほど!人のために行動できるよう、キャリツクで考える力や伝える力をつけたいと思ったのですね!
ーー2つ目の理由は何ですか?
山:就活仲間を作りたかったからです。僕は地方に住んでいることもあり、周りに就活仲間がいませんでした。そんな中、就活イベントで他の就活生の積極的に行動する姿勢や目標意識の高さに触れ、向上心の高い人達と成長しあえる環境に身を置きたいと思うようになりました。
ーー仲間と成長できる環境を求めてキャリツクに入ったのですね!
人に尽くせる人になりたい! 恩師との出会い
ーーなぜ、山さんは「人のためになりたい」という思いが強いのですか?
山:小学校5年生の時の担任の先生の影響が大きかったと思います。
ーー詳しく教えて下さい!
山:実は、小学5年生の時に一度不登校になりかけたことがあります。人間関係が上手くいっていないのを何とか我慢してきたのですが、前の日にどうしても我慢できないことがあったんです。ついに我慢の限界がきて、次の日、学校に一日休みますと連絡して学校を休みました。
ーー学校に行きたくなくなるくらい、相当思い悩んでいたのですね。
山:それで、今でも覚えているのですが、休んだその日にわざわざ先生が家まで来てくれたんです!
親に呼ばれて玄関に出たときに先生が立っていたのには本当に驚きましたね…!
ーーわざわざ駆けつけてくれるなんて、生徒思いな先生ですね!
山:一生徒のために家まで来てくれる先生がいるのか!と、本当にびっくりしました!
学校には体調不良で休むと連絡していましたが、先生は私が前の日のことを引きずっているに違いないと思って、家まで来てくれたんです。
ーー先生は山さんのことをしっかり見ていてくれたのですね!
山:そうなんです!先生はただ励ましてくれるだけでなく、僕の今後のことにまで親身に相談に乗ってくれました。先生の行動の1つ1つから、僕を大切に思ってくれている気持ちが伝わってきて、立ち直ることができました。この経験から「今度は自分が助ける側になりたい!僕も先生みたいに困っている人を助けたい!」と思ったんです。
ーー助けられる側から、助ける側になりたいと思ったんですね!
山:はい!親身になって支えてもらった経験から、僕も相手のために何ができるのか考え、行動できる人になりたいと思いました。
ーー先生との出会いが人のためになりたいと思うきっかけだったのですね!
選択肢を与えられる人になりたい!CAとしての想い
ーー山さんはCA*として活動されていますが、CAではどんな活動をされているのですか?
*CA=キャリアアドバイザー。学生の就活アドバイスをする業務
山:今は、就職活動をしている学生の話を聞いたり、一緒に自己分析や面接練習をしたりしています。
ーーなぜ、CAで活動しようと思ったのですか?
山:2つあります。
1つ目は、考える力、伝える力をつけるためです。僕は「人に選択肢を与えられる人」になりたいと思っていて、そのために必要な力をCAでつけたいと思ったんです。
ーーなるほど!なぜ「人に選択肢を与えられる人」になりたいのですか?
山:僕は、これまで選択肢を与えてもらうことで、前に進むことができたからです。先程の小学校時代の話を例に出すと、学校を休んだ僕は落ち込んでばかりでしたが、先生に現状を整理してもらうことでこれからどうしていきたいか見通しが持てるようになりました。
ーー確かに、誰かに話を聞いてもらうと悩みが解決することがありますよね!
山:そうなんです。悩んでいる人にとって、現状を整理し、どういった解決法があるか教えてくれる人の存在は欠かせません。だからこそ困っている人のために、現状を整理し、解決策を与えられる人になり、困っている人に寄り添うことができる人になりたいんです!
ーーなるほど!人のためになりたいという考えから、選択肢を与えられる人になりたいと思ったのですね!
ーー2つ目の理由は何ですか?
山:弘二さん*の元で活動したいと思ったからです。弘二さんから学び、相手の心に響くアドバイスをできるようになりたいです!
*弘二さん=キャリツクの運営陣。CAの活動に携わっている。
ーーCAの活動内容だけでなく、弘二さんにも惹かれたのですね!
山:そうですね。
実は僕自身、キャリツクに入る前に弘二さんに就活の相談に乗ってもらったことがあるんです!
ーーそうなのですね!詳しく教えて下さい!
山:弘二さんには、就職活動に対する視野を広げてもらいました。当時の僕は就活のコツを教えてもらう就活講座を受けていたのですが、講師の方のある言葉に引っかかってしまい、悩んでいました。
ーーその言葉とは何ですか?
山:「今までの自分の経験から就活の武器を見つけていこう」という言葉です。確かにそういう考え方もあるとは思ったんですが、僕はどこか腑に落ちなかったんです。
そんな時に弘二さんとお話をする機会があり、このことについて質問しました。
ーー弘二さんには何と言われたのですか?
山:弘二さんは、今ある武器を鋭くしようと言うのではなく、「本選考までは時間があるからそれまでに武器を作ればいいよ」と言ってくれました。
これを聞いて、僕のもやもやした気持ちがすっきりしました。
僕は過去の経験を武器に就活をしたいのではなく、焦らずじっくりと自分の武器を作りたかったのだと気づいたんです。
ーーなるほど!山さんは、「今からじっくり武器を作っていく」という選択肢を弘二さんから与えてもらったのですね!
山:はい!
弘二さんに選択肢を増やしてもらったことで、自分の狭かった視野が開け、自分の納得のいく選択ができました。
今度は僕が困っている就活生の力になれるよう、弘二さんの下で経験を積みたいと思ったんです!
ーーそうだったんですね!弘二さんのもとで、選択肢を与えられる人になるべく、CAにはいったのですね!
ーー実際にCAとして活動してみてどうですか?
山:「想像していた以上に大変だ」というのが率直な感想です。例えば、就活生との面談で相手に伝わるように自分の意見を言うことが難しいと感じます。
分かりやすく説明しているつもりでも相手に伝わっていなかったり、悲観的な相手に自信を持ってもらうことが難しかったりと、自分の伝える力はまだまだだと思うことがあります。
ーー確かに、相談相手に伝わる説明や、心に響く言葉を投げかけるのは大変そうですね。
山:そうですね。それでも、選択肢を与えてもらう側だった僕が、就活生に選択肢を与える側になりたいという思いで、大変な活動も頑張れています!
ーーなるほど!「自分が与えられる側だったからこそ、今度は与える側になりたい」という思いが山さんの原動力になっているのですね!
山さんの、CAとして人に選択肢を与えたいという強い気持ちが伝わってきました!
辛い経験をバネに! 高校時代から学んだこと
ーーここまでで、山さんが人に選択肢を与えられる人になりたいという想いが伝わってきました。山さんが人に選択肢を与えるうえで大切にしていることは何ですか?
山:相手の長所や可能性を「認めること」です。
ーーなぜ、認めることが大切だと思うのですか?
山:その人の自己肯定感を上げ、自信をもって行動してもらうためです。僕自身、過去に自己肯定感が上がったことで、視野が開けた経験があり、自己肯定感を持つことの重要性を感じています。
ーー自己肯定感が上がった経験について、詳しく教えて下さい!
山:これは僕の高校時代の話です。僕は地元の進学校に通っていたんですが、成績が振るいませんでした。周りに優秀な人が多かった分、それに対して劣等感を感じてしまっていました。
ーーついつい周りの人と比べてしまいますよね…。
山:それでも頑張って、少しずつ成績を上げていったんですが、周りの人や親は僕の成長をあまり見てくれていないような気がしたんです。
そして、いつしか自分はダメなんだと思うようになり、自信を無くしてしまいました。
ーーそんな経験があったんですね。そこからどうやって自己肯定感が上がっていったのですか?
山:大学に入って環境が変わったことが転機でした。新しい環境で、些細なことでも周りに褒めてもらうことが多くなりました。そうした生活を送るうちに、自分はダメじゃない、まだまだできるんだと思えるようになり、前向きになれるようになったんです。
ーー大学入学が転機になったんですね!高校、大学の経験を経て、何を学びましたか?
山:困っている人が前を向くためには「認めてくれる環境」が必要だということです。
人は自分に自信がないと、どうしても前を向けなくなってしまうと思います。
そんな時でも、些細な成長を認めてくれたり、ここから挽回できるのだと自分の可能性を認めてくれたりする環境があれば、その人は自己肯定感を持って頑張れると気づいたんです。
ーー相手を認めること。辛い高校時代を経験したからこそ気づいた学びだったのですね!
山:そうですね。当時の僕のように自信がなく消極的になっている人を助けてあげたいです。
そのためにも、CAとして相手の良いところや将来の可能性を認めることを大切にしていきたいです!
ーーとても良い考えですね!辛い経験があったからこそ、学びがあったのですね!
さあ、今度は自分が与える番!
ーーここまでで、「与えられる側から与える側になりたい」という思いが山さんの原動力になっていることがすごく伝わりました!
ーーそういった想いを胸に、キャリツクで取り組んでいきたいことがあれば教えて下さい!
山:3つあります。
第一に、考える力や伝える力をつけたいです。僕自身、まだまだ思ったことを相手に上手く伝えられないことがあります。向上心を持って活動することで、もっと考える力や伝える力をつけていきたいです!
ーー活動を通して考える力・伝える力を伸ばしていきたいのですね!
山:第二に、悩んでいる人にターニングポイントを与えられる人になりたいです。僕は周囲の人に恵まれ、これまで何度も前に進むきっかけを与えてもらいました。今度は僕が誰かにターニングポイントを与え、「山さんと出会えてよかった」と思ってもらえるような人になりたいです!
ーー与える側になれるよう、活動を頑張りたいのですね!
山:最後に、結果を出し続けることにこだわりたいです。結果を出し続けることでより多くの人を支えられますし、一度結果を出して終わりではなく、結果を出し続けることが自分の確かな自信につながると思うからです。
キャリツクでの経験を通して、人のために自信をもって行動できる人を目指します!
ーー人のためになりたいという想いの詰まったとても良い目標ですね!
山さんの活躍、応援しています!
本日はありがとうございました!
インタビュアー:平澤馨
ライター:平澤馨