「自己改革!」
~過去に形成された弱点を克服するために~
こんにちは!キャリツク29期生の前田卓巳です。私と同じくキャリツク29期生の近澤直樹(ちかざわ なおき)さんを取材しました。未来を見据えて自分を変えるために努力する直樹さんの過去に迫ります。
プロフィール
名前:近澤 直樹(ちかざわ なおき)
あだ名:なおき
学年:大学3年生
趣味:バレエ、英語、読書
期生:29期生
現在の活動:ライティングプロジェクト
自分に自信をつけたい!
――本日はよろしくお願いします!
直樹:よろしくお願いします!
――まず初めにキャリツクに入った理由を教えてください!
直樹:理由は2つあります!1つ目は強いガクチカが欲しかったから、2つ目は社会人基礎力*を身につけたかったからです。
※社会人基礎力:職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力として、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力から構成されているもの。
――もう少し詳しく教えて欲しいです!
どうして強いガクチカが欲しかったのですか?
直樹:学生時代何かを頑張った経験があまり無く自信がなかったので、就活では他の学生と差別化ができるような大きな経験を積んでみたかったんです。
――確かに就活において他の学生との差別化は大切ですね。
次に、社会人基礎力をつけたいと思ったのはなぜですか?
直樹:社会人基礎力の中でも「コミュニケーション能力」と「人に頼る力」が足りないと実感していたからです。
――なるほど、なぜそれらの能力が足りないと思ったのですか?
直樹:まず「コミュニケーション能力」については、私はもともと人見知りで、人とのコミュニケーションが苦手だったからです。初対面の人とうまく話すことができず、中学・高校の時に友達ができづらかったんです。さらに、大学に入ると高校までのクラス制度がなくなって、自分から動かないと友達ができない状況になりました。
――確かに大学は人数も多いですし、積極的に行動しないと友達ができないこともありますよね。
直樹:そうですね。このままだと社会人になっても人見知りが原因で聞きたいことも聞けずに、チームメンバーとの協力が難しくなると思いました。
――社会人にとって「コミュニケーション能力」は不可欠ですよね。
とにかく親に怒られたくなかった
――続いて、「人に頼る力」が足りないと感じたことについても詳しくお聞きしたいです。
直樹:私の性格である完璧主義が原因なのですが、なんでも1人で抱え込んで空回りしてしまうことがあるんです。
――それは大変ですね。完璧主義になってしまったきっかけはありますか?
直樹:中学受験がきっかけだと思います。
勉強の際はいつも母がつきっきりで指導してくれたのですが、ある日問題が解けなくて母に解き方を聞きました。そしたら母が「なんでこんな問題もわからないの!?」とかなり怒られました。私はその場で号泣してしまい、このことがトラウマのように脳裏に焼き付いているんです。
――そうだったんですね…!私も中学受験をした身だったのでその気持ちは痛いほどわかります。
直樹:それ以降、人を頼ることが怖くなってしまって、何をするにも自分は完璧でなければならないと1人で何でも抱え込むようになってしまいました。
――確かにその経験があると周りに頼りづらくなってしまいますよね。
人に頼らずに1人で全てのことをするのは大変難しいことだと思いますが、過去に周りに頼れなくて困ったエピソードはありますか?
直樹:スーパーでのアルバイトの時に困りました。私はレジ打ちの係だったのですが、お客様に野菜が腐っているから交換してほしいと依頼されました。しかし、その役目は自分ではなく他の従業員の役目なので私は対応すべきではなかったのですが、他の従業員に依頼するのを遠慮してしまい自分が売り場までいって商品交換しました。その結果、後列のレジ待ちのお客様に迷惑をかけてしまったんです。
――レジの回転効率を考えると他の従業員に頼んだ方が良かったかもしれないですね。
直樹:この経験も重なり、就活で将来のことを考えた際にチームで何かを取り組むことが多いのにも関わらず、人に頼れないのは致命的だと思ったんです。だからこそ、この力を身につけるためにキャリツクに入ることを決めました!
――おっしゃる通りですね。しっかりと社会に出たときのことを考えて自分の課題を直そうとする考えができるのは素晴らしいと思います!
直樹:ありがとうございます!
完璧主義で人を頼ることができない自分を変えるために!
――その課題を克服するためにキャリツクではどんな活動を行っているのですか?
直樹:ライティングプロジェクトに所属し、キャリツク生や企業への取材・記事作成を行っています。
――そうなんですね!なぜこの活動により課題が改善されると考えたんですか?
直樹:人を頼ることができない完璧主義な自分を払拭できると思ったからです。
きっかけはプロジェクトを決める面談での香輝(こうき)さんからの助言です。
※香輝(こうき)さん:キャリツクの運営。コミュニティの運営責任者
――どんな助言を頂いたんですか?
直樹:自分の課題を話したときに香輝さんから「みんな誰かに教わってできるようになってきた人たちだから、遠慮なく頼ってみて。直樹から頼られて嫌な顔する人なんて誰もいないから!」と背中を押してもらいました。そんな環境で活動できたら、自分の課題も克服できると思い、ライティングプロジェクトに挑戦しようと思ったんです。
――なるほど、ライティングプロジェクトが直樹さんの課題克服に最適だったんですね。
まだ始動して間もないと思いますが、プロジェクトを通して直樹さんに変化はありましたか?
直樹:はい、人に頼ることに対する抵抗がなくなりました。きっかけはDiscord*に取材練習*の依頼を投稿するという最初の一歩を踏み出せたことです。
※Discord:全キャリツク生が使用しているオンラインコミュニティアプリ。
※取材練習:本番の取材前にキャリツク生に取材の練習相手になってもらい、そのフィードバックをもらうこと。
――なぜ抵抗がなくなったんですか?
直樹:その投稿に反応してくれる優しいプロジェクトのメンバーがいたからです!そこで自分の発信に対して応えてくれるかどうかという不安を払しょくできました。
――確かに誰も反応してくれないと遠慮してしまいますもんね。
ちなみに、他にもキャリツクで弱点克服のために取り組んでいることはありますか?
直樹:初対面の方とも抵抗なく話せるようになるために、自分から1on1*依頼をして他の期生とも交流を深めることができるように取り組んでいます!また、読書をするのが日課なので、読書で得た知見をアウトプットチャンネル*に投稿することもしたいと思っています。
※1on1:キャリツク生同士の1対1で雑談や日ごろの悩み相談をするもの。(用途は人によって様々)
※アウトプットチャンネル:キャリツク生がインプットしたものを投稿し、その内容を言語化してアウトプットするチャンネル
――積極的に自分を変えようと動いている姿が素敵ですね!
スタートダッシュから始まる理想の社会人像
――これらの課題を克服してどんな社会人になりたいですか?
直樹:失敗を恐れることなく、何事にも挑戦して入社後良いスタートダッシュを切れるような社会人になりたいです!そして社内外で大きく活躍することのできる人材になり、周りの人から頼られる存在になれるよう頑張っていきたいです!
――素敵な社会人像ですね!
そのためにどんなことをしていきたいですか?
直樹:2つあって、1つ目は当たり前のことを当たり前にこなすこと、2つ目は与えられたものを指示通りではなく、それよりプラスアルファで期待を超えた成果を出せるようにどんなことにも向上心を持って取り組んでいきたいです!
――確かにそれらを実行することができれば、社会で活躍すること間違いなしですね!
最後にキャリツク生に一言お願いします!
直樹:みんなが掲げている目標は一人一人違いますが、大きな目標としては社会人基礎力の構築だったりするので一緒に並走して切磋琢磨していきたいです!頼っていただいても大丈夫ですし、頼ることもあると思うのでこれからもよろしくお願いします!
――この取材を通して、直樹さんの自分を変えたい強い思いが伝わってきました!これからも活動頑張ってください!本日はありがとうございました!
インタビュアー:前田卓巳
ライター:前田卓巳