「常に慢心しないほどの向上心とは?」
~向上心にあふれる彼女の原体験に迫る!~
こんにちは!キャリツク27期生の本田正学です。今回はメンバーサポーターとして活躍している26期生の鈴木陽香さんにインタビューしました。いつもキャリツクを盛り上げてくれる彼女の考え方についてお聞きしました。是非、最後までご覧ください!
プロフィール
名前:鈴木 陽香(すずき はるか)
あだ名:けけ
学年:大学3年生
趣味:バトミントン、読書、お菓子作り
期生:26期生
現在の活動:メンバーサポーター
新しい環境での挑戦
ーー本日はよろしくお願いします!
まず、キャリツクに入った理由を教えてください。
陽香:ガクチカを作りたいと思ったのと、プロジェクト制度*に興味を持ったからです。
※キャリツク内のコンテンツ。各々が興味関心のある分野で社会人基礎力の習得を目指すコンテンツ
ーーそれぞれ詳しく教えてください!
最初に、なぜキャリツクでガクチカを作りたいと思ったのですか?
陽香:今まで自ら挑戦した経験がなく、成果を残したことがなかったからです。
ーーそうなんですか…!?
陽香:例えば、私は学習塾のアルバイトをしているのですが、自ら新しい指導方法や評価制度を生み出すような挑戦心をもてなく、生徒達の成績を伸ばすことができませんでした。一方で他大学の学生は何かしら自分から挑戦した経験などを持っていて、「このままで自分はいいのか?」と不安に思ったんです。そのため、私は自分から挑戦し、大きな成果を残したいと思いキャリツクに入会しました。
ーー新たな環境で挑戦したいと思ったのですね!
では、プロジェクト制度に興味を持ったのはなぜですか?
陽香:プロジェクトでの活動を通して社会人基礎力*を身につけられるところに惹かれたからです。また、社会で通用する力をつけるために学生だけでなく、企業さんを相手にするプロジェクトもあり、サークルやアルバイトでは味わえないような経験が積めるのがすごくいいと感じました!
※社会人基礎力:職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力として、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力から構成されているもの
ーー新しいことに挑戦するうえで企業さんと話せることは魅力的ですよね!
陽香:その他にも、自分の伸ばしたいスキルに合わせてやりたいプロジェクトを選べたり、社会人基礎力が身につけられているか評価する制度があるところも魅力的でした。自分の成長度合いが目に見えるので、明確な目標を持って頑張れるところにも惹かれたんです。
ーー頑張りが評価されることも大事なことですよね。
今度は自分が何かを与える側になりたい!
ーーキャリツクでは、どんな活動をされてるんですか?
陽香:メンバーサポーター*として活動しています。具体的にはキャリツク生の課題解決の手助けやイベントの企画と運営を行なっています!
※メンバーサポーター:キャリツクのメンバーを運営としてサポートする役職
ーー運営としてキャリツクを支えているのですね!
なぜメンバーサポーターになりたいと思ったのですか?
陽香:理由は2つあります!1つ目は誰とでも仲良くなれるようなコミュニケーション能力を向上させたかったからです!2つ目は人を巻き込む力を磨きたかったからです!
ーー両方とも社会人に必要なスキルですね!
コミュニケーション能力を向上させたいと思ったきっかけはありますか?
陽香:高校の生徒会の選挙で負けたことがきっかけです。私は普段から内向的な性格で、人付き合いが苦手でした。
ーー今の陽香さんからは想像もつかないですね…!
陽香:一方で当選した人は私と比べると外向的な性格で、積極的に周囲との交流を深めていくような人でした。そこで、選挙に負けた悔しさより自分のコミュニケーション能力の低さを痛感したんです。もっと周囲と話し合って生徒達との信頼関係が構築できていれば…と思いました。
陽香:そのためこの経験から、メンバーサポーターとしてコミュニケーション能力を向上させたいと思ったんです。
ーー生徒会選挙がきっかけでコミュニケーション能力を伸ばしたいと思ったのですね!
では次に2つ目の人を巻き込む力が欲しいと思ったのはなぜでしょうか?
陽香:これまで何かを企画し、その企画に向けて周囲を巻き込むような経験がなかったからです。
ーー詳しくお聞きしたいです!
陽香:高校生の時に部活の部長を努めた経験があるのですが、部長といってもチームをまとめたり、練習メニューを考えるなど部長としての仕事をこなすだけで、新しい制度などを作った経験がなかったんです。なので、あらかじめ決まったことを行うのではなく、今度は自分からイベントを企画し、周囲を巻き込みながら価値のあるものを作り上げたいと思いました。
ーー1人で何かをするというより周りと一緒に何かを成し遂げたかったのですね!
陽香:そうです!他にも、発想力も磨きたいと思っていました。今まで意見を求められたときに無難な意見しか出せませんでした。例えば文化祭でクラスの出し物を決める時に、私は無難にお化け屋敷を案として出したのですが、他の子はとってもユニークな案を出していて「自分にはそんな発想なかった…」と感じてしまったんです。この経験から私は皆が楽しい、面白いなどと思ってくれるようなイベントを企画することに憧れをもったので、キャリツクの企画ができるメンバーサポーターを選びました。
ーー誰もが良いと思える意見を挙げるのって難しいですよね。
成長するために人に頼る
ーー陽香さんがメンバーサポーターとして活動していて、大変だったことはありますか?
陽香:自分の業務に対するハードルを勝手に上げてしまったことです。
ーーどういうことでしょうか?
陽香:本来メンバーサポーターはメンバーの悩みを引き出すことが役割なのですが、私はなんとかして悩みを解決までしなければならない!と思いこんで、自分の仕事を難しくしてしまったんです。
ーー優しい陽香さんだからこその課題ですね…。
どのように改善したのでしょうか?
陽香:自分に出来ないことは人に頼ることを大切にしています!例えば、香輝(こうき)さん*に「就活に関して相談されると良いアドバイスができない」と相談した際に、香輝さんから「メンバーサポーターは相手の悩みを引き出すことが大前提なので、その悩みを解決できなかったら自分や弘仁(こうじ)さん*につないでくれて良いから!」とアドバイスを頂いたんです。
ーー出来ないことは人に頼ることって大事ですよね!
陽香:そうなんです!この時に今まで抱えていた悩みから解放され、心がスッキリしたんです。ですので、出来ないときは人に頼るのが一番の課題の解決方法だと学びました!
※香輝(こうき)さん:キャリツクの運営
※弘仁(こうじ)さん:同じくキャリツクの運営
ーー仕事に対する心持ちが軽くなったんですね!
陽香:ただ、今でも相手の悩みを解決しなければならないと思うことがあるので、香輝さんだけでなく同じチームメンバーにも相談しながら、自分の課題を克服していきたいです!
ーー自分の課題に向き合う陽香さんの向上心の高さが素敵です!
目的から考えることの大切さ
ーーメンバーサポーターとしての活動を通して成長したことがあればお聞きしたいです!
陽香:物事に対する考え方がシンプルになりました!
ーー詳しく教えてください!
陽香:私は今まで物事を複雑に考えすぎていました。例えば以前、キャリツク内でイベントを主催したときに「どのような企画にすればいいのかな?」「どうしたら皆に喜んでもらえるか?」とイベント内容を考えることで精一杯になってしまい、気が付くとイベントを開催する目的を見失っていました。
ーーそうだったんですね…。
陽香:そんな時に香輝さんから「イベントの目的は何?」や「目的を達成するためにはどうしたらいいの?」と、目的から順番に考えていくことをアドバイスして貰いました。それからは迷うことなくイベントを企画することができ、当日も多くの人に満足してもらえるイベントを開催することができました!
ーー今まで複雑に考えていたことが整理できたのですね
陽香:そうですね!今は香輝さんからの指導のおかけで目的から物事を考えることができるようになったので、今後も様々な場面で活かしていきたいと思っています。
ーー物事の考え方だけにここまで向き合えることも、陽香さんの魅力ですね!
人に寄り添う優しさと周囲から学ぶ謙虚さ
ーーここまでのお話や普段の活動を見ていてると、陽香さんは非常に熱量があり、向上心の高い方だと思いました!
陽香さんがメンバーサポーターとして大切にしていることがあればお聞きしたいです!
陽香:「人の気持ちに寄り添うこと」と、「自分に慢心せずに人の良い所を吸収すること」です!
ーーそれぞれ詳しく聞かせていただきたいです!
まず、1つ目の「人の気持ちに寄り添うこと」について詳しく教えてください!
陽香:キャリツク生と面談する時に、一方的に自分の意見を押し付けるのではなく、その人の悩みに共感し相手にしっかりと向き合った上でコミュニケーションを取ることを心がけています。そうすることで、対等に話しやすい雰囲気を作った上でアドバイスができると思うんです。
ーー普段から相手の悩みを理解したうえでアドバイスされているのですね!
陽香:そうですね!実際にキャリツクのメンバーからは「陽香さんは話に共感してくれるので、悩みを打ち明けられやすい」と言われたこともあったんです!この経験から人の気持ちに寄り添うことを意識することで、相手との信頼関係を深められると学んだし、そうすることで相手から感謝されることもあるので、大きなやりがいになっています!
ーー仕事で人から感謝されたら頑張ろうと思えますよね!
では2つ目について詳しく教えてください!
陽香:私は現状維持で満足するのではなく、自分より優れている人から良い所をたくさん吸収し、更なる成長に繋げたいと思っています。
ーーなるほど!常に自分に満足しないってことですか?
陽香:そうなんです!実際に同じチームのメンバーが誰かから相談を受けて、お悩みを解決していた時に自分も刺激を受けて「誰かの力になれるように頑張らなきゃ」と思ったことがあります!なので周りから良い刺激を受けることによって、自分を高めていくことを一番意識しています。
ーーだから陽香さんは今の自分に満足しないのですね!
陽香:そうです!周囲と比較をしすぎて自己肯定感が低くなってしまう場合もあるかもしれませんが、裏を返せば「人の良いところを見つけることができる」という強みに変えられるので、自分の性格をメンバーサポーターの活動に活かしていきたいと思っています!
ーー今までの話から人から学ぶといった陽香さんの想いの強さが伝わりました!
誰とでも仲良くなれることへの憧れ
ーーこれからの目標を教えてください!
陽香:コミュニケーション力をもっと向上させることです!メンバーサポーターとして活動してきましたが、まだまだ初対面の人と積極的に話せないこともあり、「人付き合いに対する苦手意識を感じる」ことがあります。
ーーそうなんですね。
苦手克服のためにこれからの活動で意識していきたいことはありますか?
陽香:社会人になるまでキャリツクで積極的に1on1をして、イベントに参加したりすることで苦手を克服していきたいです!
ーー目標のために頑張ることは素敵だと思います!
最後にキャリツク生に一言お願いします!
陽香:キャリツク生の皆さんが笑ってキャリツクを卒業できるようにこれからもサポートしていけるように頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします!
ーーお話を聞き、陽香さんが現状に満足せず常に成長していきたいといった意志の強さが伝わりました。本日はありがとうございました!
インタビュアー:本田正学
ライター:本田正学