企業紹介 2023.06.23

人事として大手からベンチャーまで経験してきた加藤さんが語る。テテマーチの魅力とは?

 

テテマーチ株式会社の加藤 正哉(かとうまさや)さんに取材をしてまいりました。人事として大手からベンチャーまで経験された加藤さんだからこそ語れるテテマーチの魅力と長年人事として務めてきた加藤さんが思う人事の魅力を聞いてきました!

 

プロフィール

加藤 正哉(かとうまさや)さん

2022年10月にテテマーチ株式会社へ入社。2023年2月に人事マネージャーへ昇格。前職はアウトドア×ITベンチャーに在籍し、社長室責任者として、経営企画や経営管理、制度設計/運用、財務経理、労務、総務、採用、組織開発、メンバーマネジメントなどを担当。またこれまで、上場企業~数十名のベンチャー企業まで経験をしている。

 

『人事にはドラクエのようなやりがいがあります』

ーーまず初めに簡単にこれまでの経歴をお伺いしてもよろしいでしょうか?

 

加藤:新卒で人材紹介会社にて3年ほど営業職を担当していました。その後2社目ではゲーム企業に入社し、人事を経験しました。3社目はアウトドアwebメディアのベンチャー企業に所属し、経営企画・財務経理・人事領域全般・メンバーマネジメントを担当しておりました。そして4社目にテテマーチという流れになります。

 

ーー様々な経験を経て、テテマーチに入社をされたのですね!
ちなみにテテマーチではどのような業務を担当されているのですか?

 

加藤:私が在籍しているのは人事部で、主に3つの業務を行っています。
一つ目は『採用』で新卒と中途の採用をしています。2つ目は『組織開発』でコミュニケーションの活性化や社員のパフォーマンスを向上させる仕組みづくりです。3つ目は『報酬設計』でインセンティブの制度などを設計してます。

 

ーー採用から社員の働きやすい環境作りまで幅広く担当されているのですね!
では、現在の業務を行う中でやりがいに感じていることがあれば教えてください。

 

加藤:人事の仕事にはドラクエのようなやりがいがあります。

 

ーードラクエ*ですか!?

 

※ドラクエ:ドラゴンクエストというゲームの略称。プレイヤー自身が主人公となり、世界を脅かす魔王を倒す日本を代表するロールプレイングゲーム

 

加藤:そうですね(笑)あれって仲間を見つけて、強いパーティを作って、敵を倒して、クリアを目指していくゲームなんですけど、それに近い感覚があるんです。

 

加藤:私たちのビジョンに共感する人を見つける「採用」はドラクエでいう仲間探しっぽいですし、無事に仲間になっていただいた方と一緒に会社を成長させていくのは、魔王をたおすために仲間と冒険しているような面白さがあります。

 

ーー面白い例えですね!

 

加藤:ありがとうございます。他にも人事として、採用した方が社内で活躍して成果を上げていく様子を見ているのは自分事のように嬉しかったりもするので人事は本当にやりがいのある仕事です!

 

ーーそうですね、人事の仕事をやってみたくなっちゃいました!(笑)

 

『人の成長をサポートしたい』

ーー続いて、人事を始めるに至った経緯をお伺いしたいです。

 

加藤:一社目は転職支援を行っている大手企業に就職して、求職者様の希望をヒアリングをしたり、将来設計を具体化して、マッチする企業の紹介から入社までのサポートをしていました。

 

ーースタートは転職の支援だったのですね!
当時のやりがいがあれば教えてください。

 

加藤:日々様々な求職者様にお会いするんです。それぞれ考え方や性格・何に悩んでいるのか?何を求めているのか?まったく違うんです。ですので、その都度、その場のベストを考えて提案することはやりがいでした。

 

ーー人に合わせた対応が求められるのですね!

 

加藤:それに加えて、自分の提案次第では求職者様のキャリアをより良い方向に導くことができるというやりがいもありますね!

 

ーー素晴らしいお仕事ですね!
そのまま転職支援を続けるという選択肢もあったと思うのですが、なぜ人事に転職されたのか気になりました。

 

加藤:一緒に会社を大きくする仲間探しから、入社を決意してくれた方の成長や活躍をサポートしたいという思いから人事という仕事をするに至りました。

転職支援は企業の組織作りを外からサポートするようなイメージです。ですので、求職者と企業がマッチングした後、実際にその方が活躍できたか?楽しく働けているのか?という部分が見えないんです。

 

加藤:私には「人の成長をサポートしたい」という想いがあったので、ご縁をいただいた方が入社後に活躍していくまでのサポートができる人事という仕事に惹かれ転職をしました。

 

ーー確かに人事の方が、ご縁をいただいた方の成長をサポート出来そうですね!
実際にやられてみていかがでしたか?

 

加藤:ご縁をいただいた方の活躍が、自分事のように嬉しかったですね!



加藤:具体的にお話しすると、2社目は大手のゲーム会社だったのですが、私の採用した方が携わったイベントがすごくヒットしたり、社内にも大きな影響を与えている様子を見て、私のやりたいことはこれだと、改めて実感できました。

 

ーー素敵です!
人事の仕事にのめり込んでいくきっかけになったのですね!

 

『さらなる成長を求めて大手企業からスタートアップ企業に転職』

ーー続いて、大手のゲーム会社から3社目となる小規模のベンチャー企業に転職された背景をお伺いしたいです。

 

加藤:理由は2つあって、1つはかかわれる業務の幅を広げるためです。

ゲーム会社は規模の大きな組織でしたので、役割分担が明確にされています。そのため自分が担当している業務に関しては深い理解を得られるのですが、個人的にはもっと広く知識を得たいと考えていました。

2つ目は自分の成果を実感するためです。
これも規模が大きいことで、会社に対してできている価値貢献みたいなところが見えずらかったので、規模の小さい会社で挑戦したいと考えて転職をしました。

 

ーーそうだったのですね!
では、会社の規模が変わって、実際にどのような変化がありましたか?

 

加藤:期待通り業務の幅は圧倒的に増えました。
初めは採用の仕事をしていたのですが、途中から労務の仕事が始まり、経営企画、財務経理と仕事の領域が増えていきました。

 

ーー期待通りな反面、大変ではなかったですか?

 

加藤:そうですね(笑)しかも、取り組んでいた業務の多くが、社内でも初めての取り組みだったりするので、本やネットから自分で調べてゼロから創り上げていくのは大変でしたね…!

 

加藤:それに加えて、一緒に仕事をする相手が代表だったり、親会社の役員だったので、そういった方々と対等にコミュニケーションを取れるように自分のレベル上げに必死だったことも覚えてます。

 

ーー凄い経験ですね…!
その中でも特に印象的だった業務があれば教えてください。

 

加藤:事業を進めるうえですべての指標になる「年間の予算計画」を作った経験が一番大変でしたね。

ーー詳しくお聞きしたいです!

 

加藤BS*(バランスシート)だったり、PL*(プロフィット・アンド・ロス・ステートメント)、CF*(キャッシュフロー)を1ヶ月くらいかけて作成したことは印象的でしたね。最終的に承認をもらえたときは、かなりの達成感がありました。

 

※BS:会社の財政状態を表す表

※PL:会社の経営成績(儲け)を表す表。

※CF:事業を運営するうえで生じるお金の流れ

 

ーー1ヶ月間の大仕事ですね!

 

加藤:本当にその通りで、この仕事を乗り越えた経験は今でも自分の自信になっていますね!

 

ーー素晴らしいです!
あきらめずに乗り越えた経験が加藤さんの強さになっているのだと感じました!

 

『原動力は周りの人に喜んでもらうこと』

ーー想像するだけでもかなりハードな仕事だったと思うのですが、それを乗り越えられた原動力はなんだったのか気になりました!

 

加藤:一つは「今ここで頑張らなきゃいけない」と考えていたことです。
これまで1社目、2社目と一般的には早い段階で転職をしているので、ここでやりきれるか?やりきれないか?という選択は自分にとって大きな分岐点になると思っていました。

 

ーーなるほど!

 

加藤:やりきった先には自分の市場価値を高められますし、将来的なキャリアに対する不安が払拭できると考えていました。

 

加藤:また、二つ目には「周りの人に喜んでもらいたい」という思いがありました。

 

ーー”周りの人”とはどういうことでしょうか?

 

加藤:「一緒に働く仲間を喜ばせたい」とか「親を喜ばせたい」といった思いです!

 

ーーそれぞれ詳しくお聞きしたいです。

 

加藤:私が会社の制度を整えていくことで一緒に働く仲間はもっと働きやすくなると思います。例えば報酬制度や等級制度があることで、働く仲間にとってはモチベーションが向上するきっかけになったりしますよね!

 

ーー確かにそうですね。

 

加藤:また、自分が楽しく仕事をしていることや満足な生活を送ることは、親を喜ばせることにも、安心させられることにも繋がると思うんです。

ですので、ここで私があきらめずに仕事をやりきることで、少しでも実家で暮らす親の心配を減らせると考えたら大変な瞬間も乗り越えられましたね。

 

ーーそうだったのですね!
そういった周りの人を喜ばせたいという思いが仕事をやりきる原動力になっていたのですね!!

 

『様々な事業を展開するテテマーチのビジョンとは?』

ーー様々なご活躍をされてきた加藤さんですが、どのような経緯でテテマーチへの入社を決めたのでしょうか?

 

加藤:当時募集されていた職種がHRBPという人・組織の観点から戦略を立てて、企業の利益を最大化するポジションだったんですね。

 

ーーなるほど。

 

加藤:この業務であれば今までの経験を全て生かせると考えたことが入社のキッカケです。

 

加藤:他にも2つ、テテマーチを魅力的に感じた点があります。一つは成長市場で仕事をしていきたいと考えたときにテテマーチがやっているSNSマーケの市場は、今後も伸びていく可能性が高い市場であること。二つ目にビジョンがとてもユニークで共感できる内容であることです。

 

ーー確かにSNSマーケは今後も伸びていきそうですね!
ちなみにユニークで共感できるビジョンとはどのようなものなのでしょうか?

 

加藤:ビジョンになっている『たのもうけ』やミッションの『サキダチ、ヤクダツ。』というものですね。

 

ーーそれぞれどんな想いが込められているのですか?

 

加藤:『たのもうけ』は楽しいと感じられる仕事を設けて楽しく儲ける仕事をつくる。という意味です。

もう一つ『サキダチ、ヤクダツ。』は、時代を先読みし、まだ誰もが提供できていない価値を見つけて、世の中に先立ち、役立つモノ・コトを生み出し続けたいという想いがあります。

 

ーーなるほど!
テテマーチさんが様々な事業を数多く展開されているのはそういった想いがあったからなのですね!

 


テテマーチが展開している事業の数々について気になる方は以下の画像をクリックしてみてください!

https://tetemarche.co.jp/service


 

『入社式の後は「シルク・ドゥ・ソレイユ」』

ーーぜひ他にもテテマーチ独自の取り組みなどがあれば教えていただきたいです!

 

加藤:2022年7月にコーポレートアイデンティティ*を刷新し、組織のモチーフに『サーカス』を採用しましたね。

 

ーーサーカスですか?

 

加藤:サーカスには「個性豊かなキャストが楽しみながら演目を行い、チームワークを発揮することでお客様を楽しませるサーカス団のような組織でありたい」という思いが込められています。

実際に弊社のメンバーは個性豊かでスペシャリストな人が多いんです。そういったメンバーが化学反応を起こして、今までにないものが生まれていくような環境にはとてもワクワクしますね!

 

※コーポレートアイデンティティ:企業文化を構築し、特性や独自性を統一されたイメージやデザイン、メッセージを発信し、社会と共有することで存在価値を高めていく企業戦略の一つ

 

ーー素敵なモチーフですね!
個性豊かな仲間とミッションを達成していく様子には、加藤さんがおっしゃられていたドラクエっぽさも感じました!

 

加藤:そうかもしれないですね!

 

ーー何かまだまだ面白そうな取り組みがありそうな気がするのですがいかがでしょうか?

 

加藤:そうですね(笑)サーカスつながりでお話しすると、新入社員(23卒)の入社式*では「シルク・ドゥ・ソレイユ」の公演を観覧しました。

 

ーーええー!

 

加藤:しかも、入社式当日にサプライズ形式で新入社員に発表したんです。
目的は当社のカルチャー理解・浸透を図るためですが、こういった取り組みを思いついて実際に実施するところは面白いですよね。

 


※『シルク・ドゥ・ソレイユ』観覧の後日談はこちらの記事から!
https://tetemarche.co.jp/news/tete-23040701


 

ーー 一撃でテテマーチのカルチャーが理解できそうですし、何よりも忘れられない入社式になりそうですね!

 

加藤:他にもオフィスにバーカウンターがあるんですけど、月に一度代表が『バー上田』というカジュアルにメンバーとコミュニケーションが取れるような企画があります。

 

ーー面白い取り組みが尽きないですね(笑)
でも、本当に楽しい取り組みばかりで『たのもうけ』のビジョンを体現されてる会社なんだと実感しました!

 

『皆のキャリアに寄り添いたい』

ーーそんなテテマーチで加藤さんがどのように組織作りをしていきたいかお伺いしたいです!

 

加藤:人事として皆さんが仕事を楽しむことをサポートできるような環境づくりをしていきたいと思っています。

 

ーー素敵ですね!
ちなみに、環境づくりのために加藤さんが提供したいと考えているものはありますか?

 

加藤:いろいろありますが、今考えているのは、皆さんのキャリアに寄り添うことです。

キャリアが不明瞭な状態ですと、目的を失って働くモチベーションが下がってしまったり、不安から転職を考えてしまうことがあるんです。

ですので、キャリアを明確にしてあげることで少しでも仕事を楽しめる状態にしてあげたいと考えています。

 

ーーなるほど!
そういった自分のキャリアを気軽に相談できる加藤さんのような方がいたら、働く人にとってはすごく精神的な支えになると思いました。

 

加藤:ありがとうございます!

 

『一歩踏み出す恐怖を克服するために必要なこととは?』

ーーこれまで様々な企業でキャリアを積まれてきた加藤さんですが、どのキャリアも明確な意志をもって選択されてきた印象を受けました。

最後の質問なのですが、自分のキャリアを選択する際に大切にしているお考えがあれば教えてください!

加藤:ありがとうございます(笑)
すこしカッコいい言い方になってしまいますが「人生は一度きりで、同じ日・同じ時間はない」と考えています。

 

ーー詳しく聞かせてください!

 

加藤:そう考えるとせっかくやりたいと思ったことがあってもすぐに動かなければできなくなってしまう可能性があると思うんですよね。

なので、自分がやりたいと思ったことはすぐにやるようにしています。

 

ーーその判断の速さが、いろんな経験を作ってきたのね!

 

加藤:そうかもしれないですね。それにやりたいことがあるのに、やれない状態が続くと精神的にも不健全な状態だと思うので、とにかく思い立ったら行動するようにしています。

 

ーー加藤さんがアクティブな理由が分かった気がします!
一方でやりたいことがあっても「一歩が踏み出せない」という方も多い気がするのですが、加藤さんが一歩踏み出せる理由は何なのでしょうか?

 

加藤:確かに一歩踏み出すことは勇気がいります。そして、その勇気を生み出すのが「成功体験」だと考えています。

 

ーー詳しくお聞きしたいです。

 

加藤:昔からやると決めたら努力をすることを心がけていて、中学時代にやっていたバスケでは選抜に選ばれたりとか、大学ではダンスの大会で受賞することができました。

私も一歩踏み出す時に不安や怖いという感情があるのですが、こういった成功体験の積み重ねが自信になって一歩踏み出すことができていると思うんです。

 

ーーなるほど…!

 

加藤:ですので、本当に小さな成功体験からでいいので、目の前のことに一生懸命取り組んで行くことが大切なんだと思います。

 

ーーとても共感します!
この記事を読んでくださっている皆様に届いたら良いなと思いました!

 


テテマーチ株式会社

事業概要

テテマーチ株式会社は、SNS運用支援やブランドプロデュースなどのコミュニケーションプランニングに加え、独自での研究機関、データ分析ツール、ビッグデータなどを保有しています。これらのアセットを基盤に、「Creative」と「Scientific」の両軸からクライアントの課題解決に貢献します。

 

事業内容

SNSマーケティング支援 / メディアプロデュース / クリエイティブ / コミュニティ事業

 

MISSION

「サキダチ、ヤクダツ。」

時代を読み、誰もが提供できていない価値を見つけ出し、 世の中に先立ち、役立つモノ・コトを生み出し続ける。

 


インタビュアー:伊藤香輝
ライター:伊藤香輝