医師と医療機関をマッチングして医療業界に革命を起こす
~株式会社エムステージの横山さんにその思いを聞いてみた!~
株式会社エムステージの横山様に取材をして参りました。医療業界の問題に対してエムステージがどういう思いをもって取り組んでいるのか、ストレスチェックサービスとは何なのか、さらに横山様の思いに迫ります!
プロフィール

横山 翔一(よこやま しょういち)様
2017年に株式会社エムステージに入社。
入社当初はMHR事業部で医師紹介事業を担当。現在は産業保健事業部で産業保健プランナーとして、産業医やストレスチェックをはじめとした産業保健サービスを企業へ提供している。
業界を変えたいという代表の熱い想いに惹かれて…

ーー本日はよろしくお願いいたします!
はじめに入社のきっかけを教えてください。
横山:もともと医療に携わりたいという思いがあり、医療業界を中心に就職活動をしていたところ、医療人材の事業をしているエムステージを知り入社しました。
ーーそうだったんですね!
ちなみに入社の決め手はなんだったのでしょうか?
横山:入社の決め手は2つあります。まず1つ目は説明会で代表の話を伺った時に、「医療現場の現状を変えたい」という熱い思いに心を動かされたことです。
ーー素敵ですね!
ちなみに内容はどのようなものだったのですか?
横山:現在医療業界では医師不足や地域偏在が起こっており、医療を適切に受けられない方もいます。そして医師側も、例えば女性医師の場合、産後休暇、育児休暇の後、現場に復帰できない人がいるのが現状なんです。
ーーそうなんですね…。
横山:この現状をなんとかしたいという思いから、適材適所に医師を動かし、医療を適切に受けられる環境を作っていきたいという内容で、自分もこの話に強く共感したんです。
ーー社長の想いに心を動かされたんですね!
続いて2つ目についてお伺いしてもよろしいですか?
横山:2つ目の決め手は会社の雰囲気です。
面接の際に実際に皆さんが働いている社内を見学させていただく機会がありました。そこで社員の方々の雰囲気を知ることができたんです。
ーー見学があったんですね!
横山:オフィス見学があったことで、実際に働かれている方のリアルなお話を聞くことができたり、社内の活気ある雰囲気を実際に体感することができたので、エムステージで働くことのイメージが一番ついたのも入社の決め手でした。
ーー確かに働いている姿をイメージできることって大切ですよね!
医師と医療機関の間に入ることでマッチングをスムーズに!

ーー続いて業務内容についてお伺いしたいです!
横山:以前はMHR事業部*で医師と医療機関のマッチングのサポートをしていました。その後、弊社でストレスチェックサービスのプロジェクトが始まったタイミングで産業保健事業部に異動しました。
※MHR事業部:メディカルヒューマンリソース事業部の略称。
ーーまずMHR事業部についてお伺いしたいです!
具体的にはどのようなことを行っているのですか?
横山:医師側には求人を紹介して病院に繋げたり、病院側には医師を紹介したりしています。例えば、医師の担当として日々病院の先生に連絡をとり、先生の希望に沿った求人をご案内したり、状況を汲み取りこちらから求人の提案をしたりしていました。
ーーなるほど!
ちなみにどうしてサポートをするのでしょうか?
横山:私たちが間に入ることで双方のマッチングをスムーズにできるからです。
横山:例えば、求人をかけた時にただ張り紙をしておくだけではあまり変化がないんです。そこで私たちが間に入って双方の悩みを聞き、マッチしている人を紹介することによって、よりスムーズなマッチングを行っているんです。
ーー双方のマッチングを効率的に行うために間に入るのですね!
MHR事業部での仕事内容が理解できました!
働く人との心身の健康をサポートする『ストレスチェックサービス』

ーー続いて、産業保健事業部ではどのようなことをされているのかお聞きしたいです!
横山:MHR事業部とは違って、産業保健事業部ではお客様が企業になりました。産業医*の先生を企業に紹介したり、ストレスチェックサービスの提供やストレスチェックを実施した後の課題に対する研修の提案等を行っています。
※産業医:職場で働いている人が健康に働けるかどうかを、医者という立場から会社に指導する人。医者との大きな違いは医療行為をせず、従業員の健康管理をすること。
ーーストレスチェックサービスとはどういうものなのでしょうか?
横山:従業員が50名以上になると、労働安全衛生法の中で労働者のメンタル不調を未然に防ぐ目的で企業の実施が義務づけられているもので、従業員の心の状態を把握することができます。弊社が提供するストレスチェックではストレスに対する対処能力を知ることもできます。
ーーメンタルを知ることができるんですね!
ストレスに対する対処能力とは例えばどのようなものでしょうか?
横山:例えば、仕事が上司からふってきたときに、「今日は残業になる」とマイナスに捉えるか、「こういう仕事を任されるようになったのか」とプラスに捉えられるかどうかでストレスの出方が変わったりします。
横山:その他にも、難しい仕事を任せられた時にすぐに相談するのか、自分で抱え込んでしまうのか、そういった対処能力ですね。
ーーそんなところまで測定できるのはすごいですね!
横山:それに加えて、エムステージはストレスチェック後の支援に力を入れています。
ーーストレスチェック後の支援ですか?
横山:ストレスチェックの結果から集団分析を行い、結果を改善していくために、解決策を提示しています。
ーー測定の後まで支援を行っているんですね!
横山:例えば企業ごとにストレスチェックの比較・分析をし、その分析から、ストレスを抱えている人にはカウンセリングをした方がいいのではないのかと提案したり、ストレスに対する対処能力が低い人には、対処能力を高められるように、ストレスに対する対処の仕方を研修を提案したりします。
ーーストレスチェック後の支援を行い、次のストレスチェックの結果で職場環境が改善されたことがわかるのですね!
お客様に最善の提案をするために行った努力とは?

ーー続いて、実際にお仕事をされて苦労したことがあればお伺いしたいです!
横山:産業保健事業部に異動した当初はTo B*の営業に対する知識がない状態だったのでかなり苦労しました。
ーー1から営業を学ぶのは大変そうです…。
MHR事業部とどういったところが違ったのですか?
横山:影響力の大きさ、スピード感という2点で大きく違いがありました。
To C*の営業は個人と信頼関係を築いて、そのお客様にあったサービスを提供できれば良いのですが、To B*になると会社全体、組織全体まで影響力を考えなければなりません。
※To B:To businessの略称。対企業の意味
To C:To customerの略称。対個人の意味
横山:そしてスピード感という点でも、To Cは提案したことが大体1週間で決まるのですが、To Bでは大体1ヶ月から2ヶ月かかります。
ーー影響力が大きければ大きいほど時間もかかるのですね!
横山:だからこそお客様に最善策を提案することがすごく難しかったです。
ーー色んなものの影響力を考えるととても難しそうです…。
どのように乗り越えられたのですか?
横山:その時はひたすら上司の話している内容を録音して、通勤時、就寝時など何回も繰り返し聞いていました。何回も聞くことで商談中によく出てくる話題などを覚えていましたね。
ーーすごいです!とても大変ではなかったですか?
横山:実はそこまで大変だと思ったことはなかったです。というのも、法人営業が未経験だった中で、やるべきことが多く忙しすぎたこともあり、余計なことを考える余裕はなかったんです。ですので、今自分がやるべきことを淡々とこなしていました。
横山:また、お客様からしたら自分がエムステージの担当者となるため新人だからというのは通用しません。大切なお客様に向き合い最適な提案をするためにも、上司の商談を繰り返し聞くだけでなく、知識を身に着ける為に資格の勉強をしたり、出来ることを考え受け身にならず責任感をもって主体的に行動していました。
ーーがむしゃらに努力し続けることで苦労を乗り越えられたのですね!
感謝されることも自分の成長も感じられるから楽しい!

ーーでは続いて、MHR事業部、産業保健事業部でのやりがいについてそれぞれお伺いしたいです!
横山:MHR事業部では、医療機関と医師の双方のニーズに答えることができた時にやりがいを感じます。
ーー確かにニーズを満たすことができると嬉しいですね!
横山:最初は医師には近寄りがたいイメージを持っていましたが、意外と困っている一面もあったり、医療機関側も経営が回っていそうな病院でもよくみると赤字が続いてたりして、実はどの病院も課題を持っているんです。
ーー関わって見えてくる課題もあるのですね!
横山:だからこそ双方のニーズに答えられて、マッチングが上手くいった時には感謝の声も多く頂くので、とても嬉しいですね!
ーーとても素敵です!続いて産業保健事業部でのやりがいをお伺いしたいです!
横山:産業保健事業部では、ストレスチェックを行い見えた課題に対して施策を実施し、職場環境が改善した結果、ストレスチェックの結果も改善されたという声を聞けた時が一番嬉しいです。
ーー変化が現れるほど嬉しいことはありませんね!
横山:1年目はほとんど上司についていく形だったのですが、2年目からは自分で解決策を考えて実行することが増えました。自分が提案したもので効果がでたら余計に嬉しいですね。
ーー自分の提案だと自分の成長を実感できますよね!
部下の見本となるマネージャーに!

ーー最後に横山様の今後の目標についてお聞きしたいです。
横山:私自身の目標はマネージャーに昇格し、会社の利益を作っていけるような人になることです。
横山:営業では数字を作ることが一番大切なので、そのために今、目に見える結果を出せるよう日々業務に取り組んでいます。
ーー素敵です!マネージャーになるために意識していることはありますか?
横山:意識していることは2つあって、1つは部下の見本であり続けるために数字の部分から気を抜かないことです。
ーー細かい所から部下の見本でありたいですね!
横山:そして2つ目は部下からの質問に対して丁寧に答えることです。私の上司は忙しい時も丁寧に接して下さったので、私も自分が忙しいからといってないがしろにしないよう意識していきたいです。
ーー上司のようなマネージャーを目指されてるんですね!
ーー最後に学生に向けて一言お願いします!
横山:就職活動をする中で2つ大切にして欲しいことがあります。
1つは自己分析で、自己分析を通して自分がどんな風になりたいのかを考えてください。
自分が何をやりたいか見えない人は全部できるようなことを網羅的に学べる職業だと将来的に選択の幅も増えるのでおすすめです。
2つ目は自己分析が終わったら、誰と働くのか、その中でどういうことを成し遂げたいのかも大切にして欲しいです!
横山:社会人になると全てが自己責任になるので、早くから自立した考えを持ち、何でも挑戦するモチベーションで望んでください!
ーー自分の将来をしっかりと考えることが大切なのですね!
本日はありがとうございました!

事業概要:
株式会社エムステージは人材サービスを行う企業で、 「持続可能な医療の未来」を目指し、企業向け健康経営支援や医療機関向け採用支援、医師・医療人材向け人材総合サービスを提供しています。
事業内容:
事業場向け産業保健支援
医療人材総合サービス
企業理念:
持続可能な医療の実現
インタビュアー:岩本海愛
ライター:岩本海愛