企業紹介 2023.11.17

「自分だからできることをgiveしたい」社会貢献を軸にgiveし続けている佐藤さんの想いに迫る!

 

株式会社マイクロウェーブの佐藤 史摩(さとう しま)さんに取材して参りました。佐藤さんの熱い想いや佐藤さんの考えの原点を聞いてきました!

 

プロフィール

佐藤 史摩(さとう しま)さん

新卒で鉄道会社へ入社。

駅員を経験後、人材業界の営業職に転職。

企画営業を担当したのち、転職エージェント(RA*)として活躍。

在籍中マイクロウェーブの中途採用担当者からヘッドハンティングされ、マイクロウェーブに転職。

新卒採用から、教育・研修を中心に担当している。

RA*:リクルーティングアドバイザー

 

駅員を経験して感じたこととは!?

ーーまず初めにこれまでの経歴をお伺いしてもよろしいでしょうか?

 

佐藤:新卒で鉄道会社に入社後、駅係員として業務に従事しておりました。その後は人材業界に転職し、企画営業から転職エージェントまで行っておりました。現在は、株式会社マイクロウェーブで人事として仕事をしております。

 

ーー最初に駅員をされていたんですね!
なぜ鉄道会社に就職されたのですか?

 

佐藤:理由は2つあります。1つ目は地域に密着している会社で、馴染みがあったからです。2つ目は、就職活動の軸として「社会貢献」を掲げていたためです。鉄道があったからこそ、私生活が豊かになったと感じていたので、還元する立場として、受けてきた恩を返せたらと思いました。それが、社会貢献につながると当時は考えていました。

 

ーー受けてきた恩を返したいという思いから鉄道会社に入社したのですね!実際に働いてみてどうでしたか?

 

佐藤どんな規模の会社でも、入社してみないとわからないですよね。実際、入社してみて「社風が合っていない」と感じていました。新卒入社した会社は、長い歴史があり年功序列の評価制度が色濃く残っていました。そのため、どんなに熱心に仕事に取り組んでも、なかなか評価に反映されないといったことが現場では起きていました。コンスタントに長く働き続ける方にとっては、安定をしていてとてもいい会社だったと思います。私のように、挑戦・成長ということを大切にしている人間にとっては、少しミスマッチだったと感じています。

 

佐藤自分のやっている仕事が、「自分じゃなければならない」といった存在意義がなかなか見出せませんでしたね。日々の業務として、駅窓口でのお客様の案内業務やルーティンワークとして行うものが多かったので、今ある仕組みを改善したり、お客様の要望を汲み取って反映させるようなことができず、仕事に対するモチベーションが下がってしまっていたのもあります。

 

ーーとことん頑張りたいと考えている方にとっては不完全燃焼になってしまいそうですね…。

 

佐藤そういったことを踏まえて、自分が働く場所では「自分の仕事内容に満足できていない」もしくは「何らかの問題を抱えてしまい、退職を余儀なくされた」のような方々が、ミスマッチなく活躍できるような就職・転職のサポートや、ミスマッチなく人材を採用できる企業を増やしたいと思いました。

その結果、「自分だからこそ」というような存在意義につながる仕事ができたらいいなと考えるようになりました。

 

ーーご自身の経験から次のキャリアを決められたのですね!

 

佐藤そうですね。これがきっかけとなって人材業界の営業職に転職を決めました。

 

ーーそうだったんですね!

 

自分だからできることに価値がある

ーー実際その人材業界の会社で働いてみてどうでしたか?

 

佐藤やりがいを感じられるような機会に恵まれ、自分自身の存在意義を感じることができました。

 

ーー存在意義を持つことができたエピソードがあれば教えてください!

 

佐藤:お客様に佐藤さんだからお願いしたい」と言っていただいたときは存在意義を持つことができました。ベンチャーから大手企業まで、様々な業界・規模の企業の採用の提案や人材紹介を担当しておりましたが、営業職として、仕事をしていく中で様々な方々から相談をされるようになったことが、本当にうれしかったです。

 

ーー営業をする際はどのようなことを意識していましたか?

 

佐藤私が営業に行くメリットを考えていました。商談を行う企業が所属している業界の新聞を持参したり、他業界の動向をまとめた資料を自分で作成し、とにかく情報をたくさん提供できるように心がけておりました。その積み重ねが、お客様がお困りの際に呼んでもらえるようになったと考えています。

 

ーー相手の企業のことを考えて営業をしていたんですね!なぜこのようなことを意識していたのですか?

 

佐藤:自分だからできることをやっていきたかったからです。前職では自分の存在意義について悩んでいる時期がありました。だからお客様には、他の誰でもなく私』が営業に行く価値を提供したいと思いました。

 

ーーなるほど!だから顧客に対して佐藤さんが行くメリットを考えていたのですね!

 

giveできる会社それがマイクロウェーブ

ーーマイクロウェーブとはどのように出会ったのですか?

 

佐藤:営業職として、顧客の新規開拓を行っていた際に取引先として出会いました。

 

佐藤:実はこの時、営業職という仕事に対して迷走していました。

マイクロウェーブの採用担当の方が、もともと営業職だったということもあり、営業という仕事に対してアドバイスをくださったんです。

私とマイクロウェーブは、単なる取引先という関係性でしかありませんでしたが、土日のお休みの時間を使って、ひたすら私の不安や悩みを解消してくれました。

 

ーーすごく素敵な方ですね!

 

佐藤:取引先の相手に対して、そこまでしてくださる方はいないと思います。だからこそ、本当にうれしかったですし、救われました。

 

佐藤:その後、「佐藤さんと一緒に働きたい」とお声がけいただいたことを機に、入社を決意いたしました。

 

ーーそうだったんですね!
入社を決意した理由を詳しくお聞きしたいです!

 

佐藤:理由は2つあります。1つ目は人材業界の営業として働いているときにもっと内側から働く人の支援をしたいと思ったからです。人事になることでより働く人を支援できるようになるのではないかと考えました。

 

佐藤:2つ目はgiveすることを大切にする会社だったからです。社長自身がgiveを大切にしており、『自分が何を与えられるか、経験したことをどう還元できるのか』を大切にされているところに共感しました。

 

ーーそうだったんですね!
giveを大切にしていると感じたエピソードがあればお聞きしたいです。

 

佐藤:たとえば、弊社の代表は、帰るときに全デスクを回って「帰るね」と退社することを伝えているんです。

 

ーーすごくマメな方ですね!

 

佐藤さらに、残業している方がいた際は、「大丈夫?」「今滞っていることない?」とお声がけしており、こういうことも含めてgiveなんだと感じました。人として本当に尊敬している方です。

 

ーー普段の行動からgive精神を体現されていて素敵な方ですね!!

 

高校の恩師からの言葉

ーー佐藤さんは「giveすること」を大切にしている印象を受けたのですが、なぜgiveを大事にしているのでしょうか?

 

佐藤貢献するという軸をもっているからです。

見返りを求めたり、他者から与えられることが当たり前になってしまうこともあります。ですが、それよりも相手に対していかにgiveできるか、こそが重要だと考えております。

 

ーーそのような価値観を持ったきっかけはどのようなものだったのでしょうか?

 

佐藤:高校時代の恩師の2つの言葉がきっかけです。1つ目は教師は生き様である、自分の生き様を見せることが教師の役目という言葉です。教師が生徒に与えている価値を知ったとき、自分も経験してきた生き様から、何かいい影響を人に与えることができるような人材になりたいと感じました。自分と同じ失敗や悲しい想いをしてほしくないという気持ちや「私ができたことは、みんなもできる!」という励ます気持ちを多くの人に与えていきたいと考えております。

 

佐藤:2つ目は苦しんだ分・しんどい分・失敗した分だけ他人に対して愛をもって接することができるという言葉です。今まで辛い経験をしてきたからこそ、自分が関わっている人に対して愛を伝えることができる。だからこそ、どんな時も・どんな人にも愛を持って接することを大切にしています。

 

佐藤:この2つの言葉は、人と接する時には常に意識しているポイントです。今のキャリアや考え方を形成しているものだと思っています。この言葉があったからこそ自分の経験を人にgiveしたい、愛をgiveしたいという想いになりました。

 

ーーそういった経験が人にgiveしていきたいという想いにつながっているんですね!

 

「佐藤さんのおかげで」その言葉に救われた

ーー人事をしていてgiveすることを実感できた瞬間はありますか?

 

佐藤自分の想いが伝わったときにやりがいを感じます。例えば、内定辞退した人でも「佐藤さんがいてくださったおかげで就活上手くいきました」とか「沢山時間割いてくれてありがとうございました」ってメールやお電話をいただいた際には、自分の想いがしっかり相手にも伝わっているのだと実感できました。

 

ーーそれは嬉しいですね!

 

佐藤:2023年度の新入社員が、同期内との交流会や新入社員研修が終わった時期に弊社への入社理由として「佐藤さんがいたから」とお話ししていたことを、別の社員から聞いた時は目頭が熱くなりました。自分のやってきたことや、向き合い方は無駄じゃなかったのだと実感できる機会でした。

 

ーーいろんな人に佐藤さんの魅力が伝わったんですね!凄いです!
そんな言葉を貰えると、仕事で辛いことがあっても乗り越えられちゃいますね!

 

佐藤:もう一つ、社内の20周年イベントも印象的ですね。

 

ーー詳しくお聞きしたいです!

 

佐藤:20周年イベントで、マイクロウェーブの歴史を振り返るような動画を流したいと代表から依頼をいただき、自分で制作することになりました。

 

佐藤:実は動画を作った経験がなかったので、かなり大変でした。ですが、最終的には「この動画、佐藤さんが作ったの!?」と驚きの声をいただけるくらいの質の動画を制作することができました。

 

ーー凄いですね!

 

佐藤:この経験を通じて、「人事として」の業務以外の役割を果たすことができたと考えておりますし、その結果、社員さんに喜んでいただけたという嬉しさを感じました。

 

佐藤:社員全員でマイクロウェーブ20年の歴史を振り返る機会はなかなかないと思います。そんな中でも、「感動したよ」「動画があって良かった」というようなお声をいただけたことは、本当にうれしかったです。人事という立場以外でも、「この会社にgiveすることができて、やって良かったな。」と思いました。

 

ーーそういう声をもらうと嬉しいですね!

 

「生き抜く力を大切にしていきたい!」

ーー人事としての目標と、佐藤さんご自身の目標についてお聞きしたいです。

 

佐藤:現職を継続的に行っていきながら、ゆくゆくは人事コンサルや外部向けの研修などもできるような存在になれたら、面白いんじゃないかと考えております。

 

佐藤:人事は間接部門なので、基本的に売り上げを立てることは少ないと思います。
ですが、そういった部門の枠組みを超えて、自分で売り上げを立てることが出来たらカッコいいと思ったんです。

 

佐藤:これまで人材業界で営業をしていた経験を自社の採用領域に活かしてきました。

外部・内部、どちらの支援もできるようになれたらと考えております。

「採用活動」には限りがあると思いますので、「採用した人をどのように教育するのか?」「どういった教育があれば、活躍人材になるのか」といった点を重視していきながら、教育や研修活動に貢献していきたいと考えています。

 

ーー自社内だけではなく外部の企業を含め、両側面での採用や教育活動を行っていきたいんですね!
具体的にはどのように貢献していきたいと考えていますか?

 

佐藤:自社の教育・研修に関するノウハウ等をサービス提供しながら、「育成力」を伸ばすことがまず一番可能性として貢献できる領域であると考えております。マイクロウェーブは20年以上、「人を育てる」ことを大切にしてまいりました。ですから、そういった知恵が社内には多くあります。この知恵を社内だけではなく、外部に向けて提供することによって、他の企業の「育成力の底上げ」が実現できれば、日本企業の技術力がより一層向上できるのではと考えております。

 

ーー教育のノウハウを提供することで他社に貢献したいと考えているのですね!
なぜ教育という観点で他社に貢献していきたいと考えたのですか?

 

佐藤:前職で「教育」に注力したほうがよいと感じた経験があるからです。求職者・企業、双方での課題でもあると思いますが、当時私が担当している求職者の方が、企業側が求めているスキルや経験が足りず、なかなか採用に結びつかないことがございました。また、企業側の採用要件が高かったことも重なり、企業側も採用活動がうまく進んでいない状況でした。

 

佐藤:ただ「求職者を企業に紹介する」という流れではなく、求職者に対しては、スキル向上の機会として研修受講、企業に対しては、「採用力」よりも「育成力」という価値観を醸成することによって、採用要件と育成要件のバランスをとれるようにする。このようなことができたら、双方にとってのメリットが多くなると考えました。このような考えが、営業職として仕事をしていく中でどんどん大きくなっていったため、人を育てるような『教育』という手段にフォーカスするようになりました。

 

ーー過去の経験がこのような目標につながってくるのですね!佐藤さん自身の今後の目標やビジョンは何ですか?

 

佐藤自分の頭で考えて生き抜く人間を増やしたいです。日々生活をしていく中で「生きる」ことに対して、あまり希望を持てないという方が年々増えているのではないかと考えます。そういった方々を少しでも救いたいと思っています。情報社会が進み、何が正しいのかわからない状況でも、思考停止にならず、自分で考えて行動することはとても大切なことです。自分で考えることを辞めてしまったらそれはロボットと同じになってしまうと思います。

 

ーー確かに考えて行動することは大切ですね。

 

佐藤:だからこそ、そういった人を減らし、少しでも将来に対して希望が持てるように考えて生き抜いていけるような、サバイバル能力が高い人材を増やしていきたいと考えております。その結果、幸せに生きる人が増えてくれたらいいなと心から思っております。

 

キャリアを通じて感じた2つのマインド

ーー最後に、読者にメッセージをお願いします!

 

佐藤:伝えたいことは2つあります。1つ目は、定数ではなく変数で悩むべき!です!

ここでいう変数とは「自分で変えられる物事・事象」で、定数とは『自分では変えられない物事・事象』を指します。例えば、定数は『周りの人や会社』で、これに対して悩んでも無駄だと思うんです。それよりかは変数の部分を考え、日々変えていくことが大切だと思っています。

 

ーーなるほど。
佐藤さんが実際このように感じた出来事はなんですか?

 

佐藤:前職での経験です。会社の体制や方針が、結構な頻度で変わることが多く「結局、何のために頑張ったらいいんだろう」と目標がうまく定まらず、振り回されている自分がいました。また、人間関係に悩むことも多くありました。自分1人では、会社の体制・方針や周りの人の性格・価値観を変えることはできません。だからこそ、自分で変えられるべきところは何なのかという視点で行動をした結果、「転職」の道を選び、働く環境・人を変えましたね。

 

佐藤:今の話は一例にしか過ぎませんが、「変数とは何なのか」「変数はどのような目的・手段で変えていくことができるのか」と考えることが重要だと思っております。ただ、人によって『定数』と「変数」の概念や線引きがが異なると思いますので、「自分にとって定数は何か変数は何か?」を自分に問うことも大切です。

 

佐藤:必ずどんなことでも『定数』と「変数」の関係はあります。会社にすべてを委ねるのではなく、日々「自分の変えられる点があるのか・ないのか」を考えながら、仕事をしていくことができたら、自分の存在意義を確立することができるし、裁量権を得ることができます。だから、考えることをやめないで!と思います。

 

ーーとても私たちに響くメッセージだと思いました!

 

佐藤:2つ目は自分で限界を決めて挑戦しない選択を取らないでほしい!です。転職などを検討するときも、「自分は未経験だから無理だ」と決め付ける必要はありません。あなたが「できるかも…」「やってみたい!」と思えたことは絶対実現できます!

 

佐藤:実際、私は動画制作未経験でした。実は転職経験に関しても、すべて異業種・異職種に転職をしてまいりました。自分が強くその身に進みたい、挑戦したいという意思さえあれば、きっと大丈夫です。もし挑戦するにあたって悩むことがあればぜひ相談しに来てください!

 

ーー素敵なメッセージ、ありがとうございます!
この記事を読んでくださっている皆様に届いたら良いなと思います!

 

佐藤さんに相談したい・話してみたい方はこちら!

shima.sato@micro-wave.net

 


株式会社マイクロウェーブ

事業概要

マイクロウェーブでは、デジタルを活用し、お客さまのデジタル領域のコンサルティングから受託開発などのデジタルトランスフォーメーションのご支援、Webサービスを通じた快適なデジタル社会の創造を目指して、一歩先を行く新たな事業に取り組んでいます。

 

事業内容

WEBインテグレーション事業

マイクロウェーブは「戦略・アート・テクノロジー」の融合をテーマに、WEBコンサルティングサービスからWebサイト構築、アプリ構築・システム開発など、幅広いサービスを提供しております。

 

ヘルスケア事業

膨大なヘルスケアデータによって健康状態を自動診断、AIによる信頼性の高いオピニオン機能で、社員が健康に関心を持ち、自主的に管理・改善に取り組むことができるシステムを企業様向けに提供します。

 

Webサービス、業務コンサル、システム開発事業

企業のデジタル戦略、DX化をコンサルティングから開発まで支援いたします
PCやスマートフォンだけでなく「Internet of Things(IoT)技術」を活用することでこれまでになかったユーザー体験や業務・生活改善を実現いたします。

 

オフショア・ニアショア支援事業

コストを最適化し、web制作、開発等をお考えの企業さまへ、地方・海外の拠点にて高品質で安全な制作~運用体制の構築を支援いたします。

 

企業理念

戦略・アート・テクノロジーを通じて、
エモーショナルな価値を提供する

 


インタビュアー:林由宇人
ライター:市野真歩