自分に素直になって生きていこう!! 〜irodasの若きマネージャーが教えるキャリア観〜
irodasに中途入社された倉知さんがなぜirodasに入社したのか、今後目指している世界線についてお聞きしてきました!
プロフィール
倉知謡平 様
2019年龍谷大学法学部を卒業後、株式会社ベネフィット・ワンへ入社。その後、2021年1月にirodasへ中途入社。現在キャリアアドバイザー(CA)部隊のグループリーダーとしてマネジメントを行う。今後はリクルーティングアドバイザーも務める。
人に直接インパクトを与える仕事がしたい!
ーー本日はよろしくお願いいたします。
早速ですが、irodasに入社したきっかけについてお聞きしたいです!
倉知:きっかけは簡単に言うと、友人の紹介です。
まず私は新卒で、企業の福利厚生や人事総務向けの管理ツールを提供している会社に入社したんですね。働く人1人ひとりが自分らしくより良い形で働けたり、満足感を得ながら働ける環境作りをしたいと思い入社しました。そこで1年間、仕事をさせてもらった時にギャップに感じたことがあったんです。
ーーどのようなことにギャップを感じられたのですか?
倉知:組織全体ではなく、1人ひとりの人生にインパクトを与える仕事をしたいと思ったんです。ツールを導入することで働きやすくなるけれども、それによって相手が本当に幸せになっているか想像がつかなかったんです。また過去の経験から自分が直接個人に影響を与えられたと感じた時に1番モチベーションが高まるので、それを実感できる仕事をしたいと考えるようになりました。
ーー個人という視点では、確かにイメージしづらいですね。
倉知:そうなんです。そして「1人ひとりの人生に関わるとしたらどんな仕事が良いんだろうな?」と考えた結果、教師が良いと考えました。
ーーなるほど!確かに教師は人に向き合う時間が長い仕事ですよね!
倉知:やはり学生時代を思い返しても、恩師から自分の人生に与えてもらったインパクトって大きいなと思ったんです。そのため、当時の仕事を退職した後に通信制の大学に通い始め、教員免許の取得に向けて取り組んでいました。
ーーすごい行動力ですね!!
倉知:しかし、教員免許の取得を目指す中で思うことがあったんです。
ーーどんなことをお考えになったんですか?
倉知:「別に自分は授業をしたいわけではないな」と思ったんです。学生時代の恩師を思い返すと、授業内容よりその人の言葉や生き様に影響を与えてもらったなと思ったんです。
ーー確かに授業は覚えていなくても、その先生が言っていたことなどは記憶に残りますよね。
倉知:そのため、もっとダイレクトに生き方や考え方に影響を与えられる仕事があればなと思っていました。ちょうどその時、irodasで働いていた友人から「一度、irodasの話を聞いてみないか」と言われたんですね。そして実際話を聞かせていただいたり、社員のインタビュー記事やnoteも見ました。またirodasSALON*やRe:paint!!*などのサービスから「ここは自分が人に介在して人生にインパクトを与えられる仕事だ」と感じ、入社することに決めました。
※irodasSALON:講座・教材・面談で理想のキャリアを描く完全無料のキャリアスクール。このサービスを通して「ここで働きたい!」と本音で思える会社や、納得内定を得るための支援を行っている。
※Re:paint!!:irodasが提供している大学生が20日間をかけて自分と向き合うインターン。
ーーirodasでなら、倉知さんが望んでいることができると思い、入社されたのですね!!
先ほどの「1人ひとりの人生に影響を与えたい」という思いをもった背景は何ですか?
倉知:私は小学生から高校生までずっと野球をやってきていたんですけど、そこでの体験がきっかけですね。野球を続けてこれた理由にも繋がりますが、自分がチームの前に立って発言することによって組織がよくなることにすごくモチベーションを感じていたんです。自分という存在によって人にプラスの価値を与えることが、人生ですごく大事だなと考えていました。
ーーそうだったのですね。当時で印象に残っている出来事などはあったりしますか?
倉知:中学生のある時、とても仲が良い友人が野球を辞めると言い出したんですね。「だるいし、おれ野球辞めるわ」と言う彼に対して、「そんな言わんと、もう一回頑張ろうや」とガッツリ話したんです。その結果、彼は野球を続けてくれました。そして部活を引退する時に「あん時、お前に言ってもらわなかったら今の俺ないと思ってる。ほんまにありがとう」と言ってもらったんです。それがとても嬉しくて、この原体験が1人ひとりの人生に向き合いたいなと思うようになったきっかけです。
ーー倉知さんが声をかけたおかげでその人は続けることができたんですね!
irodasはカラフル!
ーーそのような思いでirodasに入社されて、どのような印象を感じましたか?
倉知:入社直後は本当に個性的だなと思いましたね。個性に満ち溢れた人が多くて、最初は正直焦りを感じていました。
ーーどうして焦っていたのですか?
倉知:みんなの勢いが凄くて圧倒されていたんです。年下のメンバーも多いのですが自分の人生に目的を持っていたり、ポジティブに自分の思いに対して素直に仕事をしているんです。自分も「頑張らなきゃ」と焦っていましたね。
ーー私もそのような環境にいたらすごく焦ってしまいそうです…
そこで働かれていく中で、何か大変だったことなどはありますか?
倉知:自分ごととして仕事を進めるのが大変でした。前職はある程度大きな組織だったので、効率よく仕事をすることが求められていました。一方irodasは若い会社なので、みんなが意思をもって仕事を進めることがとても大事です。今までの仕事に対する考え方と違うので、「倉知はどう考えているんだ?どうしていきたいんだ?」と問われた時にすぐ答えられず、苦労しましたね。
ーー今までのやり方と違うと慣れるまでが大変ですよね。それはどのようにして乗り越えていったのですか?
倉知:上長の岡田*にたくさん面談をしていただきました。「大きな会社を辞めてまで倉知はirodasに何をしに来たんだっけ?」というお話をたくさんさせていただき、自分の大事にしているものを改めて認識することができました。
※岡田大知さん:irodasCA部隊のリーダー
ーーどのようなことを大事にしていきたいと思われたのですか?
倉知:『倉知という人間を通じて、1人ひとりの学生が自分本位で大事にしたいものを実現できる人生を作りたい』という想いです。日々の仕事で見失っていったこの想いを見直すきっかけを与えてくださったおかげですごく変わることができました。学生さんに対しての接し方や言葉遣い、仕事に対しての姿勢などが変わることができたので、岡田にはすごく感謝しています。
ーーお仕事をやっていると大切なものを見失ってしまいがちですが、岡田さんが見直すきっかけを与えてくださったんですね!私も自分が何を大事にしているのかを日々見直そうと思います!!
自分と向き合うことで見えてくる楽しさ
ーー学生さんに向けて、大切にしてほしい考え方はありますか?
倉知:”自分本位”になって将来を考えることを大切にしてほしいですね。
ーー自分本位ですか?
倉知:自分の欲求とか自分が大切にしたいものに素直に従うことが自分本位だと考えています。
ーーどうしてそれを大切にしようと思われたのですか?
倉知:実は僕がこれまで自分本位で生きてこなかったからなんです。
学生時代から野球でキャプテンをやっていて、そこで監督や部員からどう思われるかを気にしながら生きてきたんですね。就活の時も「この会社に行ったらみんなや親からどう思われるかな?」と考えながら取り組んでいて、自分のやりたいこととギャップがある状態でした。新卒で入った会社でできることと自分がやりたいことの差があって辞めてしまったので、学生さんに対してこのメッセージはすごく大事にしています。
ーー周りの目を気にして自分に向き合ってこなかった経験があるから、自分本位に生きる大切さを伝えていらっしゃるのですね。自分本位に生きていく人が増えた時、どんな社会になると考えますか?
倉知:すごく大雑把に言うと、ハッピーになるなと思いますね!
ーーハッピーですか??
倉知:仕事などをはじめ、指示を受けたからやるという姿勢だとあんまり楽しくないと思うんですよね。自分も前職ではモヤモヤしながら働いていたのですごく気持ちがわかるんです。もちろん、やらなければいけないことはありますが、自分の仕事に所有感を持って取り組むことが大事だと思います。またそれができる人が増えることによって、ポジティブに仕事に取り組めてハッピーな世の中になるんじゃないかなと思っています!
ーー受け身ではなく、積極的に動くことによって得られる楽しさがありますよね!!
より多くの人に影響を与えられることがやりがい
ーー倉知さんは現在の業務に対して何をやりがいに感じていますか?
倉知:自分の影響の幅が大きくなったことと、irodasという会社に対して貢献できる度合いが大きいことにやりがいを感じていますね。
ーーそれぞれ具体的に教えていただけますか?
倉知:以前は私がプレイヤーとして学生さんと関わっていましたが、今はキャリアアドバイザーのマネジメントが業務の中心になっています。自分が直接関わっているのはキャリアアドバイザーですが、その先にはたくさんの学生さんがいらっしゃいます。メンバーのスキルや考え方が向上することによって、多くの学生さんにより良いものを提供できていることにすごくやりがいを感じています。
ーー確かにマネジメントの立場になるとプレイヤーとは違い、より多くの方に影響を与えられるようになりますよね!貢献度に関しては、どうしてそれがやりがいに感じるのですか?
倉知:私が入社して半年経ったころ、3名のメンバーを教育するというサブリーダーの役職に就いたんですね。そこでマネジメントの立場になった時、irodasに入って自分の人生がすごく変わったなと思ったんです。その時に、「今度はこれから入ってくるメンバーが同じような思いを感じられるように頑張ろう」と考えるようになりました。「irodasに入ってよかった」と思えるような組織づくりを自分が担うんだという気持ちになってから、貢献できることに対してやりがいを感じるようになりました。
ーーなるほど!それは恩返しの気持ちに近いんですか?
倉知:そうですね。自分自身がirodasに入って良かったと思っているので、日々仕事が面白いとか、irodasに入って良かったと思えるような人が増えていくことが嬉しいですし、やりがいです。
ーー素敵な思いですね!
倉知さんは現在マネジメントをされているということですが、何か意識されていることはありますか?
倉知:メンバーに干渉しすぎず、本人たちに考えさせるというのはすごく意識しています。
ーーどういうことでしょうか?
倉知:私は仕事をやる上で、自分が自分の仕事を進めているという所有感が大事だと考えています。それをメンバー全員が持てるようなマネジメントを意識しています。
例えば小学生くらいの頃、宿題をしようと思っていたら母親から「あんた宿題やりなさいよ!!」って言われてやる気を無くしたことありませんか?
ーーあります!あります!
倉知:それって仕事でも同じだと思っていて、自分がプレイヤーの時も「これやっておいて!」と言われてやる気が出なかった時があったんです。なので、自分で考えて動いてもらうというのはすごく大事にしています。基本的に自分がやりたいようにやってもらい、その進捗は確認するというマネジメントを意識しています。
ーーなるほど!もうメンバーの方に任せてしまうのですね!
倉知:そうですね。逆に干渉しすぎてしまうと、受け身になってしまう場合があるので、「自分がやりたいようにやってごらん!」って言います。
ーー素直にそう言ってもらえると、メンバーの方はやりやすいですね!
学生のみんな、「自分本位に生きて!」
ーー倉知さんは現在の業務を通して、社会にどんな影響を与えていきたいと考えていますか?
倉知:現在、irodasSALONでは『社会と学生の境界線を滑らかにする体験インフラを』というミッションを掲げています。
今の日本の労働市場の課題として、新卒の3割が3年以内に辞めてしまったり、やりがいを持って働いている人が6%しかいないなどがあります。この原因としては、就活のタイミングで自分のことや社会のことが理解できていないことが挙げられます。そのため、irodasSALONでは学生さんが自分の大事にしているものを理解できたり、働くことの知識をつけられるようにしてあげたいと考えています。それができた時、やりがいをもって働ける方が多い日本になると考えているので、その世界線を実現できるようにしていきたいですね!
ーーirodasSALONを多くの学生に使っていただくことが社会課題の解決の一歩に繋がるのですね!
倉知さん自身の将来の目標などはありますか?
倉知:正直「こうなりたい!」っていう理想像はないんですよね。けれども『自分が大事にしたいものを常に大事にできる人生を歩みたい』という思いがあります。今でいうと”自分の意思を持って自分が物事を進めている感覚を持つ”ということを大事にしていきたいです。仕事の所有感を日々持ちながら生きていくことが今の自分の理想ですね。
ーーありがとうございます。最後に読者の学生に向けたメッセージをお願いします!
倉知:自分本位に生きてください!
就活のタイミングまでに色んな出来事があったと思うんですけど、自分の人生を生きていくのは自分です。自分が大事にしたいものに目を背けずしっかりと向き合って、その先のキャリアはもちろん、人生を歩んでいってほしいです!
ーー自分本位に生きることを大事にしていきたいと思います!
本日はありがとうございました!

事業紹介:
『働くをもっと近くに』をサービスビジョンに、就活をターニングポイントとした若者の自己実現を支援しています。 主軸のirodasSALONという就活エージェントサービスは、年間13,000名を超える学生に対し、キャリア講義(就活講座)・就活メンターとの面談などを無償提供しています。
VISION:
1億色を創る
MISSION:
人生をもっと、カラフルに
インタビュアー:佐藤徹
ライター:佐藤徹