前向きに挑戦できることが仕事の楽しさへと繋がる!
今回は株式会社GOOYA(ゴーヤ)の柳沼さんに取材をしてまいりました。柳沼さんが入社された経緯、事業内容、掲げられている目標に迫りました!
プロフィール
柳沼 美和(やぎぬま みわ)様
2017年3月獨協大学卒。
同年4月に新卒で登録制の派遣会社に入社。イベントスタッフの採用・稼働管理まで一貫して担当。
2021年9月に株式会社GOOYAに転職し、面接官としてエンジニアを中心とした採用活動を行っている。
入社の決め手は人柄にあった
——本日はよろしくお願いします!
はじめに、柳沼さんの入社経緯を教えてください。
柳沼:大学卒業後、半年ほどフリーターになり、派遣スタッフとして働いていました。途中で正社員登用をしていただき、5年ほど勤めた後にGOOYAに転職をしました。
——フリーターになったきっかけはありますか?
柳沼:就活の時にやりたいことがなかったんです。唯一、子どもの頃から漫画が好きだったので、とりあえず漫画家を目指そうと思いフリーターになりました。
——そうだったのですね。
当時の働き方についても教えてください。
柳沼:派遣スタッフを雇用している会社で働いていました。いわゆる「何でも屋」として、スタッフの採用から仕事の斡旋、シフトの作成・管理など、必要に応じた働き方をしていました。
——色々とやることが多くて大変そうです…!
柳沼:そうですね。労働時間も長く忙しかったので転職を考えました。しかし、転職活動の面接で「何ができますか?」という質問に答えられず、自分にはこの環境から抜け出せる力がないことに気づきました。確かに「何でも屋」ではあったのですが、はっきりと答えられる職種がなかったことがコンプレックスでした。他に自己アピールできることも思いつかなくて、自分には何も力がないんだなと悩みました。
——特別なスキルがないことで悩んでいたのですね。
GOOYAに転職された経緯を教えてください。
柳沼:転職活動中にGOOYAを見つけて、選考を受ける中で入社したいと思うようになりました。
——どのようなことがあったのでしょうか?
柳沼:面接官が私のことを知ろうとしてくれたところにすごく感銘を受けました。コロナ禍が明けて間もないタイミングに転職活動をしていたのですが、時代の背景もあり、面接では実績やスキルなど即戦力を求められる質問が多かったと感じます。ですが、唯一GOOYAだけが人柄や考え方で採用してくれたので、すごく印象的でした。
——柳沼さんご自身にフォーカスが当てられたのですね。
他にも入社の決め手となったエピソードはありますか?
柳沼:社員が前向きな姿で仕事をしているところが魅力に感じました。
選考でGOOYAの本社を訪れた時に、ガラス張りになっている会議室からオフィスの様子が見えて、社員の皆が生き生きと働いている姿を見て素敵だと思いました。ここでなら自分も前向きな気持ちで仕事ができると感じて入社することを決めました。
——前向きに働けるイメージを持つことができたのですね!
横の繋がりを大事にすると仕事が楽しくなる
——GOOYAの事業内容を教えてください。
柳沼:エンジニアの派遣事業を行っています。IT領域のお困りごとを抱えている企業様に弊社のエンジニアを派遣して、課題解決に貢献しています。
——具体的にどのような課題を解決しているのですか?
柳沼:例えば、ヘルプデスクという仕事では、システムや機材のトラブルを抱えている企業様のお問い合わせに対応しています。また、ネットワーク機器やサーバーシステムなど、運用面のサポートをするお仕事も行っています。
——企業様に技術を提供して問題を解決されているのですね。
次に、柳沼さんの現在の業務について教えてください。
柳沼:主にエンジニア職の中途採用の担当者として、応募者の対応や、1次面接から最終面接までを担当しています。また、採用チームのリーダーとして、メンバーの教育、チームの目標進捗の管理やマネジメントも行っています。
——採用チームのリーダーもされているのですね!
柳沼:そうですね。毎日の仕事ぶりが評価されて、入社して1年後にリーダーの役職*をいただきました。
※2021年9月にGOOYAに入社。2022年10月にリーダーに昇格。
——仕事をする際に意識していることはありますか?
柳沼:面接の時に、GOOYAが人と人の繋がりによって成り立っている会社であることを伝えるようにしています。というのも、自分だけが満足すればいいと思ってほしくないんです。例えば、エンジニアを目指している人の多くは、スキル向上のような個人の目標を掲げていると思います。もちろん、個人の目標があることは素敵なことだと思いますが、会社に入って自分が希望することだけを主張するというのは、なんだか違うなと感じます。
——なるほど。個人の目標だけを追求しないように、ということですね。
柳沼:そのために、会社で誰とどのように繋がっていくかを伝えることは大事だと感じています。エンジニアは入社後、営業職やラウンダー*の人たちと関わっていくことになります。営業職はエンジニアにお仕事を繋いでくれて、ラウンダーはエンジニアのキャリア支援をしてくれます。このように、横の繋がりがあることで仕事が成り立っているんです。
※ラウンダー:エンジニアの成長をサポートする役割。GOOYAならではの職種。
——おっしゃる通りだと思います。
柳沼:それに、横の繋がりが見えてくると仕事がより楽しくなります!共に働く人たちのメリットになることに貢献していけると、自分のできることが広がると思います。そのため面接で、会社ではお互いに貢献し合う中で自分の目標を達成することが大切だと伝えられるように心掛けています。
横の繋がりが生む会社への帰属意識
——柳沼さんがGOOYAで働かれて、やりがいや魅力に感じることがあればお聞きしたいです!
柳沼:採用した人の評価を聞けた時にやりがいを感じます。また、社員の帰属意識*が高いところがGOOYAの魅力だと感じています。
※帰属意識:特定の組織や集団の一員であるという意識や感覚のこと
——それぞれ詳しくお聞きしたいです!
まず、採用した人の評価を聞けることがやりがいとなっているのはなぜですか?
柳沼:私のメインの担当は採用なので、立場的にも入社後はあまり携われないんですよ。先ほども言ったように、営業職やラウンダーが携わっていくことになるんです。ですので、その人たちが「この前に入社した人が頑張っているよ!」や「すごく良い人だった!」と教えてくれると、とても嬉しくなりますね。
——それは嬉しいですね!
柳沼:また、入社した人から「思っていた通りの会社で良かった!」という声を聞けることも嬉しいですね。会社の文化や社風などを正しく伝えていくことも私の役割だと思っています。そのため、会社の良いところに限らず求職者が不安になりそうなこともしっかりと伝えて、納得してくれた人がGOOYAに入社できるように日々試行錯誤しています。
——入社する人に、しっかりと会社のイメージを知ってもらえることがやりがいとなっているのですね。
柳沼:そうですね。伝えるべきことを伝えて、入社後に「思っていた会社と違った」ということがなくなればいいなと思っています。
——次に、社員の帰属意識が高いと感じたエピソードがあれば教えてください。
柳沼:社内イベントが開催された時に、多くの社員が横の繋がりを楽しみにして行くんです!GOOYAはイベントが多い会社で、イベントの1つに「GOOYA食堂」というマグロパーティがあります。
——マグロパーティですか!?
柳沼:代表の杉村がマグロを定期的に釣って来て、釣ったマグロを解体したり、寿司職人にお寿司を握ってもらって皆で食べるイベントのことです。
以前急にマグロが釣れた時があり、急遽「GOOYA食堂」が開催されたことがありました。急に開催することになったのにも関わらず、当日100人近く集まったんですよ(笑)
——えー!(笑)すごいですね!
柳沼:突然の呼びかけでも集まる社員がこんなに多いんだなと、すごく印象に残っています。自ら楽しもうと思っている人や、会社への帰属意識が高い人が多い会社なんだなということが改めて分かりました。
——仕事以外での繋がりも大事にされている人が多いのですね!
ちなみに、感謝やリスペクトを伝えたい方はいますか?
柳沼:全員に感謝していますし、全員リスペクトしています。私のチームの皆さんや、チームを見てくれている上司にもすごく感謝しています。それに、営業職が採用した人を教育してくれていることや、ラウンダーがサポートしてくれていることもありがたいです。もう頭が上がらないですね(笑)
——周りに素敵な方がたくさんいらっしゃるのですね。
柳沼:特に、上司の能登さんが働く楽しさを教えてくれました。チームが直面している課題を「どうしていこうか」と一緒になって考えてくれて、提案したことに「いいね!」と言ってくれるんです。また、何かに挑戦することに前向きにお話を進めてくれるので、お仕事が楽しいと思えるようになりました。
——柳沼さんのお話を通じて、GOOYAで働くことの魅力や、働いている方の魅力を知ることができました!
前向きに働けるのは、自らが会社をより良くすることができるから
——これまでのお話から、GOOYAには横の繋がりを大事にしている人が多い印象を受けました。
GOOYAが横の繋がりを大切にしている理由がありましたら教えて頂きたいです!
柳沼:従業員が前向きに仕事ができるようにするためです。
——詳しくお聞きしたいです!
柳沼:GOOYAには怒られたくない、失敗したくないという後ろ向きな気持ちで仕事に取り組む社員は1人もいなくて、多少失敗しても「挑戦しよう!」という前向きな気持ちで働いている人が多いんです。
——失敗しても挑戦できる環境なんですね。
柳沼:GOOYAは挑戦を良しとする風潮が強いので楽しく働いている社員が多いと感じます。何をするにしてもメリットやデメリットを考えて、考え切った上で挑戦することができるので、先を見据えて仕事ができるんです。たとえ失敗したとしても、その先で学びに繋げてまた挑戦できるので、すごく前向きな環境だと思います。
——確かに、すごく前向きに働けそうです!
柳沼:前向きに働けるもう1つの理由として、リスクヘッジというルールがあります。このルールでは、上司は部下の提案に対して「ノー」と言ってはいけないことになっています。代わりに、「このようなデメリットが考えられるけど大丈夫そうか」と提案してもらえるので、それを踏まえて基盤を作っていけることが挑戦に繋がっています。
——上司の方が挑戦をフォローしてくださるのですね。
実際、どのような挑戦をされている方がいらっしゃるのでしょうか?
柳沼:職場環境をより良くするために新しい施策に奔走している社員が多いと感じます。例えば、企業様にエンジニアを派遣するだけではなく、企業様が抱えている課題も一緒に考えて解決する人もいます。弊社の営業職のマネージャーの方は、プロジェクトの計画書や資料を作成するだけではなく、自らお客様に提案を行ったんです。その結果、お客様からの評判が良くなっただけではなく、プロジェクト内に教育のサイクルも生まれたんです。
——なるほど。
その方は社内体制を整える仕組みづくりに挑戦されていたのですね。
柳沼:また、ラウンダーが主体となって勉強会の種類を増やしてくれています。エンジニアの成長具合によって、勉強内容や制度を考えて実行しています。
——社員の方が働きやすいような環境を考えていくような挑戦が多いのですね。
ちなみに、柳沼さんも何か挑戦されたご経験はありますか?
柳沼:面接や会社説明で使う資料を刷新したことがあります。元々使っていた資料はあったのですが、皆それぞれ試行錯誤しながら使っていたため、認識のすり合わせができていなかったんです。
——なぜ刷新することにしたのでしょうか?
柳沼:面接官によって言う内容が変わると、その人の主観が入ってしまうので良くないと思ったんです。会社の仕組みや仕事をする時の心構えなど、どの面接官が担当しても共通して言うことが決まった資料があればいいなと思い、刷新することにしました。その結果、面接官同士で認識のすり合わせができた状態で、会社の魅力を伝えられるようになりました!
——会社の魅力を一貫して伝えることに成功されたのですね!
面接では会社の魅力だけを伝えないように…
——柳沼さんが採用担当者としてお仕事をされる中で、大変に思うことがあれば教えて頂きたいです。
柳沼:面接で会社の良い部分だけを伝えるのではなく、その人に合う・合わない部分をどう伝えるかで悩むことが多いです。
——なるほど。
柳沼:個人的に、GOOYAはすごく良い会社だと思うんですよ。年齢に関係なく入社後3〜4年でマネージャーになる人がいるなど、多様性が重んじられている風潮があるのですが、合わない人もいると思います。
——確かにそうですね。
柳沼:また採用人数の目標もある中で、会社の良い部分だけを伝えても入社後に「思っていた会社と違った」となるおそれがあります。ですので、採用人数の目標を達成しつつ、入社後のギャップをいかになくすか試行錯誤しています。
——会社の魅力を伝えるだけでは上手くいかないのですね。
柳沼さんは、その人に合う・合わない部分を伝えるために、普段どのようなことを意識されていますか?
柳沼:会社の中で私が知らないことは少しでも無いように、社内で様々なお話を聞くようにしています。ビジネスソリューション部*の中でチームが分かれているのですが、お互いに関係性が近い存在なんです。そのため、会社の仕組みやそれぞれのチームの活動などをキャッチアップできるように、休憩時間も含めてコミュニケーションを取ることを心掛けています。
※ビジネスソリューション部:GOOYAの事業部。
——チームをまたいで、会社の状況を把握されているのですね!
失敗しても立ち直れる!成功に繋げられる風潮を作りたい
——柳沼さんの人事としての目標を教えてください。
柳沼:会社全体に前向きな気持ちで働ける風潮を根付かせていきたいです。私は働く上で「失敗したくない」という思いはなるべく減らしていきたいと思っていますし、失敗しても立ち直って、そこから成功に繋げることができる風潮を作りたいんです。
——会社全体にそのような風潮が根付けば、さらに活気のある会社になりそうですね。
柳沼:本当にそうなんです。万が一転んでしまっても、次に繋げられる風潮を今後もさらに作っていきたいです。ですので、人事になって会社の評価制度や仕組みの部分に携わっていけるようになりたいと考えています。そのためにもまずは、自分のチームに前向きな風潮を浸透させて、ゆくゆくは会社全体へと広めていきたいと考えています。
——人事として、会社をより良くしていくことが目標なのですね。
柳沼:また、自分と大切な人を守っていける力を手に入れたいです。理想は35歳までに3人養えるようになることが目標です!
——素敵な目標ですね!
失敗を前提に。自分で選んだ道に納得しよう。
——最後に、学生へのメッセージをお願いします。
柳沼:自分の人生に責任を持てるような生き方をしてほしいと思います。現代はSNSが普及して、自分の失敗やコンプレックスに過敏になりやすい時代である一方、寄り添ってくれる人や共感してくれる人も見つけやすい時代です。しかし、最終的に自分の人生に責任を持ってくれる人は、おそらくどちらのケースにもいません。そのため、自分の人生に自分で責任を持つことが一番安心できると思っています。
——確かに!
なんだか就活生にすごく刺さりそうです…!
柳沼:会社選びの際に、ホワイト企業であることに重点を置く人も多いと思います。もし入社後に思い通りにいかなくても、自分で選んだ道であることに納得をすることは大事です。ですがそれ以上に、頑張れる環境があることが大事だと思っています。ですので、会社選びの際は、GOOYAのように失敗をしても立ち直れる会社かどうかを気にしていただけるといいと思います。
——失敗から立ち直る環境があるかどうかが大事なのですね。
柳沼:また、失敗を過度に恐れすぎないことも大切ですね。失敗することを前提に、失敗してもそこからどう立ち上がっていけるかが大事です。ぜひ、いっぱい失敗して色々な場面で選択をしていただきたいです!
——もし失敗しても、前向きに挑戦し続けることが大事なのですね!
取材は以上となります!ありがとうございました!
事業概要:
株式会社GOOYAは、10年以上のWebに関する豊富な受託制作開発ノウハウと、IT領域に特化した人材リソース支援実績を活かし、近年ではモバイルやIoTの台頭でますます重要性の高まるソフトウェアテストにも事業領域を広げ、お客様のIT領域における事業課題をエンジニアの力を借りることで解決しています。
事業内容:
・教育事業
Web開発に従事できるエンジニアの育成、教育を自社内で行い、IT未経験者でも安心して取り組めるようにサポートを行っています。
・SES事業
クライアントに対し、最適な人材リソースの提供をしています。当社の教育カリキュラムを修了した人材を中心に若手人材を多く提供しています。
企業理念:
「人と世界を笑顔でつなぐ」
インタビュアー:荻野星愛
ライター:荻野星愛