企業紹介 2023.02.23

「世の中がひっくり変える瞬間を見てみたい!」 〜Finatextで投資が当たり前の世界を創る〜

Finatextでサービスディレクターとして活動されている菅原様に取材をしてまいりました。菅原様がなぜFinatextに入社されたのか、目指している未来は何かについて迫っていきたいと思います!

 

プロフィール

菅原良介様

早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。在学中からインターンシップとしてFinatextの事業に関わり、2020年4月に入社。証券サービスの企画やUIUX設計業務等に携わる。

 

自分のやりたいことがやれる環境

ーー本日はよろしくお願いいたします!
まず、菅原様の現在の業務内容について教えてください!

 

菅原:主に3つやっています。

1つ目はメインの活動であるサービスディレクターです。アプリやウェブサイトを作る際の企画から、デザイナーや開発の方々と協力して設計するまでを行っています。

2つ目は採用活動です。インターンの制度改善を目的に作られたチーム「Jr.HR」を立ち上げて、インターンの企画から新卒採用のプロセス改善をやっています。

3つ目はアナリストとして、メディア記事の作成やセミナー登壇などをしています。

 

ーーたくさんの業務をやられていますね!

 

菅原:メインはディレクター業務で、そこで複数のプロジェクトに関わっています。しかし、それを100とせず時間を作って採用や記事作成などをやっています。

セルフマネジメントでタスクを管理しているイメージですね。

 

ーーどんどん会社の価値に繋がるような業務をやっているのですね!
業務はどのように決まっていくのですか?

 

菅原:基本的には自分の所属するドメインの業務を行います。会社の風土的に、自分のやりたいことはやらせてもらえるので、定期的に行われる1on1などを通じて、新しい挑戦をすることもあります。例えばJr.HRは私が代表に「採用に課題を感じる」と伝えた際に「若手が気になる点をどんどん改善してもらえるとありがたい」と言っていただいたので始めたんです。

 

ーー代表との面談で決まることもあるのですね!

 

菅原:また弊社には『Principles』という行動規範があります。その中に『Beyond:役割を超えて、助け合おう』というのがあり、Jr.HRはその象徴的なものだと思います。弊社は組織としてまだカバーできていない箇所を任せてもらえたり、積極的に手を挙げられる環境になっています。これらも色んな業務に挑戦できている理由ですね!

 

ーーJr.HRはどうしてやろうと思われたのですか?

 

菅原以前までは自然にリファラルでインターン生が入ってきたのですが、コロナの影響で学生同士の繋がりが弱くなり、リファラル流入が弱くなっていましたまた、既存のHRチームは採用で大量にやることがあるので、インターンの制度改善まで手が回っていない状態でした。インターン生が減る=新卒が減るという未来の懸念に繋がるのでやろうと思いました。

 

ーー仕組みで挑戦を生み出しているのですね!
社員のみなさんは菅原様のように積極的な人が多いですか

 

菅原:そうですね。意思決定の際に、外部の影響よりも自分で考えて判断している人がたくさんいます。そういった点もあり、社長や経営陣は社員に任せてくれるんじゃないかなと思いますね。

 

ーー仕組みと人がうまく噛み合っているのですね!

 

Finatextって、私にピッタリじゃん!

ーーFinatextはどのように知ったのですか?

 

菅原:サークルの先輩から紹介されたのが知ったきっかけです。

 

ーーどんなサークルに入っていたのですか?

 

菅原:投資サークルに入っていました!

 

ーー投資サークルですか!?どうしてそこに入ろうと思われたのですか?

 

菅原高校まで陸上をやっていたのですが、大学の陸上部は、推薦者が多くいることもあり世界を目指すレベル感で取り組んでいたんでいたので、選択肢にはありませんでした。楽しく陸上をやるという感じでもなかったので、陸上のサークルにも入りませんでした。

 

ーー大学や部活によっても目指す所が違いますもんね。

 

菅原:そうなった時、どこかのサークルには入りたかったので、将来を見据えて取り組めることがいいのかなと思ったんです。また私は経済学科ということもあり、投資は経済の勉強を実践し、成果に変えるイメージがあったんですね。将来の役に立つし、勉強の内容も活かせるし、良いことだらけだなと思ったので投資サークルに入りました。

 

ーー確かに投資は将来の役に立ちますし、経済を体験できる感じがします!
そこから、どのような経緯で入社されるのですか?

 

菅原:結論から言うと、Finatextの長期インターンに参加して、そのまま選考を受けて入社したという流れです。

サークルの先輩がFinatextのインターンをしていて、その流れで他の先輩方もそこでインターンをしていたんですね。私は大学3年生の時に長期インターンを探そうと思っていて、「先輩がいるし、良いかな」と思ったんです。また、Finatextのビジョンに共感したのも大きな理由です。

 

ーーどんな所に惹かれたのですか?

 

菅原:投資サークルに入ったものの、実際に投資をしている人は少なかったんです。またサークル以外でカジュアルに投資の話ができる友達がいなくて「もっと投資の良さが幅広く伝わってほしい」という課題意識を持っていました。そんな中、Finatextは『金融を”サービス”として再発明する』というミッションを掲げており、そこにかなり共感しました。

 

ーーやりたいことと目指していることが合致して始められたのですね!
実際にやってみていかがでしたか?

 

菅原意思決定の速さや、『とりあえずやろうよ!』っていう挑戦の姿勢がすごく自分にあっているなと感じました。また、気軽に投資の話ができる社員の方が多いのもよかったです。

あとインターンを通して『自分って他人と同じことをしたくないんだ』と気づきましたね。

 

ーーそれはあまのじゃく的な発想からですか?

 

菅原:逆張り的な発想ですね。

私は世の中で”正しい”と思っているものが、あることがきっかけでひっくり返る瞬間を見てみたいんです。私が”正しい”と思っている少数派の意見が、世の中の多くが”正しい”と思っている意見を覆す。そんな世界を見れたら面白いという思いがあります(笑)

 

ーーなるほど!すごく面白いです!

 

菅原:そういった考えから、他の人と違うことをしていこうと決めました。例えば、早く進路を決めることです。私は大学3年生の2月に内定をもらってすぐ承諾し、今まで以上にインターンの活動に力を入れました。

 

ーー内定をもらってからさらにインターンに力を入れたのですね!どういった想いがあったんでしょうか?

 

菅原内定が決まったら、残りの大学生活を思い出作りの時間に使う考え方もあると思います。一方で、そうしてしまうと学生時代の終わりと社会人の始まりにギャップが生まれてしまうような気がしたんです。自分はぬるっと人生の社会人編が始まる方が良かったので、社会人0年目の経験を積むつもりでインターンに力を入れました。

またこの時間の使い方をすれば、大学4年+社会人3年間の計4年間で社会人3年目終了時点でのキャリアを描けるなと思ったので、そっちにベットしようかなって思いました。

 

ーーその気持ち、とてもわかります!
インターンではどんなことをされていたのですか?

 

菅原:はじめは専門的なことはやらず、採用の手伝いやインタビューの書き起こしなどを行っていました。またその頃は、弊社のBaaS*というプラットフォーム事業で提供している証券サービスである、『STREAM』を立ち上げている時でした。業務に慣れてくるにあたり、証券の事業の手伝いも徐々にやっていきました。事業の立ち上げに参加できることと、これが広がって金融業界に良い影響を与えられると思うと、とてもワクワクしたのを覚えています!

※BaaS(Brokerage as a Service):証券ビジネスプラットフォーム。証券事業に必要な基幹システムをSaaS化し、業務オペレーションとあわせてパッケージ化して提供している。BaaSを活用すれば、非金融会社が証券サービスを容易かつ低コストで構築できる。

 

ーー自分が社会に影響を与えるようなサービスの立ち上げに関われるのは、とても楽しそうですね!

 

菅原:そういった中で徐々に意見や提案をして、今のディレクター業務のような仕事を任せてもらえたし、BaaSの理解も深まって楽しくなりました。だんだんできることが増えていって、見える世界が広がっていく過程が体験できたのも貴重でした。

 

投資の考え方を人生に応用?!

ーー3つも業務をやられている菅原様の原動力がとても気になります!

 

菅原:大きく分けると3つあると思います。

1つ目が「会社を大きくしたい」という想いです。私が弊社に入社を決めたポイントは”会社にマッチするか”と”ポジションにマッチするか”の2軸で、その中でも”会社へのマッチ”が大きいです。私がディレクターに限らず採用などに挑戦しているのは、会社のスケールにベットしている感じがありますね。また弊社のサービスが広まることによって私が理想としている『友人とカジュアルに投資の話ができる世界』を実現できるということもあります。

 

ーー確かに、1つに絞るよりも複数やった方が会社が大きくなりそうです!

 

菅原:2つ目は掛け合わせの思考を持っているからです。例えば1つの分野で上位0.1%になれなくても、3つの分野で上位10%になれば、掛け合わせると市場の上位0.1%になれる。そう考えていろんなことに挑戦しています。

 

ーーなるほど!!

 

菅原:また、ある分野のスキルが他の分野ですごく強みになることがあります。

メインの業務であるディレクターの仕事は関わる人が多いんです。証券サービスを作る際も、業務で必要になるタスク以外に証券で考慮しなくてはいけないポイントがあるんですね。証券サービスの関係者にプラスして証券のことに詳しい人たちなどと関わるので、対人調整力が必要とされます。

 

ーーたくさんの方々と関わるのですね。

 

菅原:一方、例えば採用業務では、ディレクター業務とは異なるスキルの発揮が求められます。しかし、その中でもディレクター業務で培った調整力などのスキルは活きてきます。そうやって、あるスキルが良い形で別の分野で発揮することが多々あるので、それが面白いなと思っています。

 

ーー確かに、それはありますね!

 

菅原:3つ目は環境がそうさせているということですね。投資に興味があったので分析したいし、セミナー発表や記事を書きたいと言って、チャンスをもらってやっています。

でも、採用に関しては「やりたい」っていう”攻め”ではなく、「やらなきゃ」っていう”守り”なんですよね。

 

ーーどういうことですか?

 

菅原:長い目線で見た時、タスクが多くなったけど、今いる人数でやらなくてはいけなくなったら、自分が辛いじゃないですか。だから、新しい人を採用して、将来訪れる苦しみが緩和されるようにする。ある時は、複数の業務で大変な『投資フェーズ』だけど、それが『回収フェーズ』になって、長期的に見れたらプラスになる。個人はもちろん、チームが得するようになるのかなと思っているので取り組めていますね。

 

ーー今たくさん業務をやられているのは、将来会社の利益が大きくなるようにということなんですね!

 

菅原:人生観に近いですが、将来を見据えて何に時間を当てれば良いのかを考えるようにしていますね。過去の自分が未来のために使った時間のリターンを今の自分は受けていて、今の自分が未来のために使う時間は未来の自分が享受する。そういう過去・現在・未来の3つの軸のバランスで、どこにどれくらい時間を使えばリターンが最大化するのかを考えています!

 

ーーすごいです!

 

自分で自分の職業を創り出す

ーー今までのお仕事で苦労をしたことなどはありますか?

 

菅原:今もそうなんですけど、今後の身の振り方はとても悩んでいます。

弊社は新卒社員が多いわけでもないですし、年齢が近い先輩もいらっしゃらないので、ロールモデルとなる人があまりいません。そういった中で、今後自分がどうしていくのかを決めていく必要があります。

 

ーー近くに自分が目指すキャリアを歩んでいる人がいないと不安ですね。

 

菅原:今現在、3つの領域でチャレンジしていますが、専門性が磨けている自信がないです。「ディレクターに特化していればもっと違ったのかな…」なんて思ったりもします。

けれども、やっと3つの領域の世界が開けてきましたし、何より自分でこの道を選んだことは後悔していません。しかし、いずれは”ジェネラリスト”か”スペシャリスト”に身を振らないといけないのかなと考えています。

 

ーーそれは悩みどころですね…
私は全部できた上で1個スペシャリストになるというのが1番いいのかなと思いました!

 

菅原:理想はそれですね。私の目標の一つに『自分で職業を作ること』というのもあります(笑)

 

ーーいいですね!詳しくお聞きしても良いですか?

 

菅原:例えば「営業やってます」と言う人って、営業という概念があってその仕事をやっているということじゃないですか。そうではなくて、自分が積み上げてきた集合体が1つの職業として確立できたらと思っています!

 

ーー菅原様独自の職業ということですね!
それはやはり、他の人と同じことをしたくないという考えからきているのですか?

 

菅原:そうですね!

その考えは私のアイデンティティに近いので、大切にしています。また今の環境に身を置くことで、他の人とは違う自分になれるんじゃないかなという期待もあってそう考えています!

 

ーー実現したらすごく面白いですね!

 

ディレクター × アナリスト

ーー普段の業務で感謝を伝えたい方はいらっしゃいますか?

 

菅原:Jr.HRのメンバーです。コアメンバーが8人いて、その大半がインターンを経験して入社したメンバーなんです。実体験を踏まえた制度改善に取り組めていますし、主体性のある人たちが多く活発に議論もできて、とても楽しく取り組めています!

 

ーーとても良いメンバーなんですね!
その中でも特に感謝している方はいらっしゃいますか?

 

菅原:『ナウキャスト』というグループ会社のデータエンジニアの大野さんです。彼とは同期で、しかもJr.HRの立ち上げメンバーの1人なんです。彼は私の知らない領域の情報を教えてくれたりカバーしてくれたりと、たくさん協力してくださるのでとても感謝しています。

 

ーーいい関係性ですね!
実際Jr.HRのおかげで、どういった部分が良くなりましたか?

 

菅原:具体的な話と抽象的な話で2つあります。

具体的な話で言うと、昨年の夏と今年の冬に短期のインターンをやったんですね。特に冬のインターンが夏の経験を活かして、集客がうまくいったり、その他に改善したかった箇所に手をつけられたので、良い運営ができました。短期のインターンを開催するには社内調整が必要だったり負担は大きいのですが、ノウハウが蓄積されたおかげで楽になってきました!

 

ーーうまくできるようになると嬉しいですよね!

 

菅原:抽象的な話で言うと、仕組みが整ってきて運営しやすくなりました。以前は決まったフローがなく、その都度対応などをしていました。しかし徐々に仕組みができていき、自動的に回せるようになったので対応しやすくなりました!

 

ーー回る仕組みができてきたのですね!

 

自分の夢を叶えるために会社に貢献!

ーー今後、Finatextをどんな会社にしていきたいと考えていますか?

 

菅原:まずは、ひとえに良い組織にしていきたいなと思っています。特にこれから入ってくる若手にとって魅力的な環境を作りたいです。私はこれまで、与えられた中でどう動くのかを考え、今のような経験を積んできました。まだ整備されていない箇所があるので、そこを整えつつ、チャレンジやリーダー経験が積める環境を作っていきたいです。

 

ーーそうなればもっと挑戦しやすくなりますね!

 

菅原:次に、人々の生活が良くなるようなサービスをどんどん生み出していきたいです。弊社はこれから儲かる仕組みを作っていくことが重要ですし、また私は20代は金融の世界で挑戦したいと思っています。もともと投資に興味がありましたし、良さが伝わってほしいと思っているので、それを実現できるサービスを作っていきたいです!

 

ーー素敵です!
菅原様個人としての目標をお聞きしても良いですか?

 

菅原:個人でも2つ目標があります。

1つ目が中長期的なビジョンを描けるようになりたいです。普段から逆算して行動していますが、今の自分は3〜5手ぐらい先しか見えていません。これからは10手先ぐらいまで見れるようになったらすごく面白いと思うので、普段からその思考を磨いていきたいです!

 

ーー10手先も見えたらすごそうです!

 

菅原:2つ目はみんなに良い影響を与えていきたいです。先輩方に対しては「私がいるから働き続けたい、頑張りたい」と思える存在になりたいです。一方、若手にとっては「こういう働き方したいな」という指針となれるように頑張ります!

 

ーーまさに、ロールモデルですね!
本日は貴重なお時間をありがとうございました!

 


株式会社Finatext

事業概要

フィンテックを手段として金融機関並びに非金融事業者のDXの支援を行っています。これまでの金融の常識を疑い、「誰もが金融サービスを当たり前に使いこなすことができる社会」の実現を目指しています。

 

VISION

金融がもっと暮らしに寄り添う世の中にする

 

MISSION

金融を“サービス”として再発明する


インタビュアー:伊藤香輝

ライター:伊藤香輝