株式会社Hajimariの古田鏡(ふるたきょう)様に取材をしてまいりました。Hajimariの内定者インターン時から新規開発を担当されていた古田さんがなぜHajimariで働くことに決めたのか、また今後のビジョンについてお聞きしてきました!!
プロフィール
1997年静岡県生まれ。 情報処理科のある高校を卒業後、学習院大学経済学部に進学。
大学2年時に一年間休学し、IT企業でエンジニアとしてインターンをしていた経験もあり、エンジニアを志すようになる。自分で決めた道を正解にしていく「自立」というテーマや熱い思いを持って働くメンバーに魅力を感じ、Hajimariへ入社することを決意。
新卒4期生(21卒)であり、大学4年次には内定者インターンとして人事プロパートナーズの開発業務に携わる。新卒1年目からPIECE事業部*(現:TUKURUS事業部)に配属、受託案件の開発業務に携わっている。2022年3月より長野県に移住し、地方でのIT人材の育成、継続的な地域の経済振興を目的とし、拠点の立ち上げを行っている。2021年度下半期社内VP賞受賞。
※人事プロパートナーズ:企業課題を優秀な人事が解決するマッチングサービス。採用、労務、育成、組織改善など、あらゆる角度から人事に参画してもらえる。
※TUKURUS事業部:地方支援事業、マッチングサービスの開発・構築を行う部署
地域社会が抱える、IT人材の都心部への流出、地域のDX化が進まない問題を解決すべく、開発拠点を全国に作り、IT人材の育成・地域のDX化促進の支援を行っている事業部
打席に立つチャンスが盛りだくさん!!
本日はよろしくお願いします!まず、古田さんの業務内容を教えてください!
大きく分けて3つやっています。1つ目がエンジニアとして企業様の案件に入っての開発。2つ目がエンジニアの新卒採用。3つ目が長野拠点の立ち上げと、それにともなった人材育成を行っています。大変ではありますが、正直どれも控えめに言って楽しいです!!
古田さんのそれぞれの業務について、詳しくお聞きしても良いですか?
まずエンジニアで言うと、現在は受託開発を行うTUKURUS事業部に所属しています。そこでは、企業様からご要望いただいたマッチングサービスの開発を行うなどしています。たくさんの案件に携われたり、技術スタッフが大勢いるので、エンジニアとしてレベルアップができる環境です!
どんどんスキルを高めていける環境なのですね!
次に採用ですが、これは複数人のメンバーで取り組んでいます。その中で「どんな人を採用するのか」などの要件定義から、リクルーターとして面談及び採用を行っています。
採用に関する全般的なことを行っているんですね。
こちらはどうしてやろうと思われたのですか?
好奇心からですね、「自分で一緒に働く人を採用するのって楽しくね?」っていう。
あと、自らの手で会社を作っていきたいという思いがありました。
確かに、一緒に働く人を見つけていくのは楽しそうです!
また学生の頃、当社のサービスの『intee』を使っていて、たくさんお世話になりました。だから今度は自分がリクルーターとして、会社や学生に貢献したいと思っていたので、やることにしました。
そういう思いもあったんですね!
最後に長野拠点に関わることになったキッカケを立ち上げの背景からお話ししますね。
まず、TUKURUSに事業名が変わる前、PIECE事業部時代に地方創生事業をやっていきたいという話が社内で上がったんです。
なぜ地方創生事業に目を向けられたのですか?
実は、事業部メンバーに地方出身者が多く、「ゆくゆくは地方に戻って何かをしていきたい」と思うメンバーもいて、事業部全体として地方創生に対してアンテナが高かったんです。
なるほど!地方にゆかりのあるメンバーが多かったんですね!
そこから、実際にどこを拠点に何をしていくかと考えた時に、このプロジェクトを推進している柳澤(CTO)が自分の育った町である長野県に「新たな雇用の選択肢を作りたい」という想いから長野に拠点を立ち上げることに決まったんです。
素敵な地元愛ですね!
そこで、僕自身も将来は地元(静岡)のために何かしたいという思いから地方活性化に関して勉強していたということもあったので、すぐ手を挙げました!!
長野拠点の立ち上げは古田さんのやりたいこととリンクしていたんですね!
ここまでのお話を通して、やりたいことに挑戦できる素敵な環境が御社にはあるなと感じました!
もちろん、個人としてやることをやらないと任されないですが、打席に立つチャンスはたくさんあります。うちの会社のレベル感で裁量権を持って働ける環境は無いと思いますし、それができている今はすごく幸せです!
『無条件に人を助けられる力がほしい。』それがHajimariだった。
Hajimariはどのように知ったのですか?
大学3年生の春から就活を始めたんですけど、当時は色んなエージェントサービスを使っていたんです。その中で弊社の『intee』というサービスに出会い、いちユーザーとして使っていました。これがまずHajimariを知ったきっかけです。
実際使ってみていかがでしたか?
『intee』って学生1人ひとりにメンターがついて就活のサポートしてくれるんですね。僕の趣味嗜好や目指しているものは何かっていう思考の整理はもちろんしてくれました。またそれらを踏まえて「この企業がいいんじゃない?」と紹介してくれたので、とても良いサービスだなと思って使っていました。
就活はどのような基準で進められていたのですか?
『自分でやる環境』と『一緒に働く人』を基準にしていました。
そのような軸になった理由をお聞きしても良いですか?
就活中、ある企業の説明会に参加したんです。当時はオリンピックの開催が予定されている時で、「うちの会社はオリンピック協賛企業です!」みたいな説明を受けたんです。でも、僕の中でそれが1ミリもピンと来なくて…
「企業としては大きなことをやっているけど、僕はその何%になれるんだろう」って考えたんです。「大手に入っても、何が面白いんだろう?」って思っちゃいました。そこで『自分がやる』っていう思いが固まりましたね。
確かに。規模が大きいと「自分がやる」というイメージが湧きづらいですよね。
『一緒に働く人』に関して、例えば、給料が高くて、なおかつやりたいことができる環境でも、一緒に働く人が最低だったら僕は絶対嫌なんです。やっぱり人って大事だと思うし、同じ方向で頑張っている仲間が隣にいたら僕は頑張れるタイプなんです。逆に僕も周りに良い影響を与えられるような人になりたいと思っていたので、人を重視してました。
確かに、僕も一緒に働く人が苦手だったらやっていけなさそうです…
そういう考えを持って色んな企業を見ていき、サービスを作る上でITって欠かせないことがわかりました。ビジネス職にも興味があったのですが、キャリアの最初はエンジニアが良いと考えました。また、その中でも色んなスキルを持つ”フルスタックエンジニア”になりたかったんです。
そのようなプロセスを経てエンジニアを希望されたんですね!
どうしてフルスタックエンジニアを目指したのですか?
僕の理想像は『無条件で人を助けられるような人』なんです。これまでの人生で、何もない自分をたくさんの人が助けてくれたので、今度はその人たちに恩返しできたらなって思っています。それなのに、「助けたいけど、力がありません。」という状態だと意味が無いので、力をつけるために全部やりたいんです!
力をつけて自分が助ける側に回りたいという思いがあったんですね!
そのことをメンターに相談したら「うちだったら、それになれるんじゃない?」って言われたんです。
そこから改めてHajimariという会社を見て、選考に進んだら、いつの間にか入社してましたね(笑)。
面白い流れですね!
もちろん、最終的にはこの会社がいいなって思って入ることにしたんですよ。ユーザーとして使っている時も「これだけ親身に学生に寄り添ってくれるサービスは無いな」って思っていて。”その人にあった最適なキャリアを選択する”っていうロマンを追っている企業だと思っていました。
想いも大事にされているのが魅力的だったんですね!
また選考が進む中で『intee』以外の社員さんともお話することができたんですね。それまでは会社の一端しか見れていなかったですけど、みなさん想いを大事にされて仕事をしていることがわかりました。それがすごく魅力的に感じましたし、僕のエンジニアとして全部やっていきたい思いも実現できるので「あ、いいんじゃないかな」と思って入社を決めました。
『他の誰でもない、僕がやるんだ!』
実際に働き始めてから印象に残っていることはありますか?
2つあります。1つ目が内定者インターンの時の話です。その時に配属されたのが、新規事業部(現:人事プロパートナーズ)で、しかも専任のエンジニアは僕だけだったんです。「話は聞いていたけど、実際にやるんだな。よし、頑張ろう!!」って思いました。周りに相談できるエンジニアの方がいましたし、技術的な質問ができる環境だったので、すごく良い経験でした!
インターンのうちからすごい経験ですね、、、
そこで大変だったことはありましたか?
どんどんサービスを拡大していくフェーズで、「こうした方がいい」っていうアイデアはあったけど、それを実現させる力がなくて…
僕がこれまで求めていた”全部できる環境”にいるのに、自分の技術力が足りないことにすごくもどかしさを感じましたね。
楽しくはあったんですけど、力がない自分にイライラしている状況でした。それを周りのエンジニアの方が感じ取ってくれたこともあって、新卒では受託開発を行う部署に配属になったんです。
理想の環境を有効に活用できないことが嫌だったんですね。
そして2つ目が採用活動に関してです。
ここでは仕事に対する責任感がない、自分の甘さに気づいた出来事がありました。
何があったんですか?
当初、僕と同期とインターン生2人の計4人でエンジニアの採用を行っていました。しかし、メインで動いていた僕と同期は、正直身が入っていなかったし、そんな姿を見ているインターン生も然りで。そんな中、配置替えがあり、同期が開発に集中することになりました。
その時に「僕がみんなを引っ張るしかない!」と腹を括って取り組むようになりました。
責任感が芽生えたんですね!
また、これと同時期に事業計画が見直されて、例年の3倍の人数を採用することになったんです。チーム状況が悪い上に採用人数が増えたので、採用しやすい環境作りと数字を追うことを覚悟してやらないといけないと思いましたね。
困難に困難が重なって…
「採用人数を増やす」と聞かされた時、どう思いましたか?
ぶっちゃけ「マジかよ!」って思いましたね(笑)。なので、実際に「人数を増やす必要性は分かるけど、その数字は本当に現実的なのか?」って社長や事業部長の方々と何度も話し合いをしました。
直談判したんですね!
すでに僕が100%納得していないことが伝わっていたんでしょうね。人事責任者も含めた会議を開いて、この人数をとることや、新卒が新卒を採用する意味など、色んな話をしました。
その中で一番印象に残っている言葉はありますか?
「会社は人で出来ている。」「会社のカルチャーを作るのは新卒だから、新卒が新卒を採用する意味がある。」という話をされていて、すごく共感しました。
うちの会社って控えめに言っても超良い会社だと思うし、この会社で働き続けたい僕のためにも、僕がやるべきだなって。『他の誰でもなく、僕が責任感を持ってやっていきたい』って思いましたね。
すごく素敵なお話ですね!
この人たちのおかげで、今の自分がある。
今までのお仕事で感謝を伝えたい方などはいらっしゃいますか?
3人います!
ぜひ、その方のことを教えてください!
1人目は、僕が『intee』を使っていた時にお世話になったメンターの柳瀬さんです。柳瀬さんが面談をしてくださったおかげでやりたいことが明確になりましたし、この『Hajimari』という会社で働きたいと思えたのでとても感謝しています。
柳瀬さんが古田さんのメンターじゃなかったら、入社していない可能性もありますね!
2人目は、CTO(最高技術責任者)の柳澤さんです。僕は柳澤さんのことを”やなさん”と呼んでいるんですけど、やなさんには内定者期間中にたくさんお話を聞いてもらっていました。当時、受託開発部署の事業責任者ということもあって、技術的な面はもちろん精神的なサポートをしてもらいました。
印象に残っている柳澤さんとのエピソードはございますか?
月に1回、評価面談があるんですけど、そこで自分が成長を実感しやすいように話してくれました。でも、面談なのに全然仕事の話をしない時が多々あって(笑)。
そうなんですか!?
「最近彼女とどう?」とか、僕の趣味の話で50分使って、残りの5分で「こんな感じで、これからも頑張っていこう。」みたいな。「全然仕事の話、しないじゃん!」っていうくらい、僕がリラックスして仕事できるようにしてくださったことが多かったです。
古田さんが追い込みすぎないようにしてくださっていたんですね!
そして、最後の3人目が新卒1年目でエンジニアの神野ですね。彼はインターン時代から関わってくれていたんですけど、実は一旦採用から離れているんです。エンジニアとして開発業務があったり、当時大学生だったので卒論もあり、さらに採用もやるとなった時キャパオーバーしてしまったんです。
それは大変すぎますね…
彼を休ませないといけない状態にしてしまったのは、自分の責任だと思いました。だから、彼が帰ってきた時に安心してもらえるように、体制を自分が整えようと決めて、彼がのびのび取り組める環境を作っておこうと思って頑張りましたね。
神野さんのために頑張ったんですね!
彼は復帰してから、僕のミスをカバーしてくれたり、率先して動いてくれています。ある時は、新規エージェントを連れてきたりもしたんですよ!ほんとすげえ行動力だなって思ってますね。自分も勢いはあるつもりなんですけど、追い越さんばかりに頑張っているメンバーが隣にいるって恵まれているなと思いますね。
神野さんもすごいし、恵まれていると思える古田さんも素敵です!!
無条件で助けられる人になるために!!
それぞれの業務に関して、将来の目標などはありますか?
エンジニアで言うと、どんどん力をつけていきたいです。僕の中で力とは、”自分がやりたいと思った時にそれを形にする力”だと思っています。これからスキルを高めていき、何でもできるような人になりたいです!
思いを形にする力があれば何でもできますね!
採用に関してだと、これまで通り、数字をしっかりと追っていくことは頑張りたいです。その上で、神野をはじめとした採用チームのメンバーがのびのびと取り組める環境構築に力を入れていきたいです。そして、僕の好きな会社をもっと良い会社にしていきたいです!
自分で自分の好きな環境を作っていくのは素敵です!!
最後に長野拠点に関してですが、会社として全国に拠点を作りたいという話が出ています。長野拠点の立ち上げはその足がかりとなるので責任を持って成功させていきたいです。
また僕が移住して地元の人たちと交流する中で「長野って本当に良い場所だな」って思うようになりました。僕が素晴らしいと思っている土地と地元の人たちに、ITの力で何かしら貢献をしたいと思っています!
具体的にイメージしているものってありますか?
地元にいながらエンジニアとして働きたい人に案件を渡せるようなサービスを作ったり。あとは地方自治体と協力して長野の魅力を発信しつつ、自由な働き方を応援できるようにしていきたいなとは思います。ITの力でいつでもどこでも働けるような環境を提供できるサービスを作りたいですね。
ありがとうございます。
最後に古田さんが今後どう成長していきたいのかをお伺いしたいです!
僕は今まで本当に色んな人たちにお世話になった人生でした。これからは、人や地域社会にこれまでお世話になった以上の貢献ができるようになりたいです!それを達成するために、それぞれの業務で結果を残せるように日々努力していきます!
株式会社Hajimari
事業概要:株式会社Hajimariは人材領域を中心に様々なサービス展開をしている企業です。
特化型人材のマッチングサービス:多岐にわたる特化型人材(IT・人事・マーケティング・財務)と企業をマッチングするサービスを展開しています。
・マーケティングプロパートナーズ
・Financeプロパートナーズ
・人事プロパートナーズ
・ITプロパートナーズ
就活支援サービス:
完全無料で”本気の自己分析”ができるサービスです。心から納得できるファーストキャリア実現をサポートしています。
・intee
地域支援事業:
地域社会が抱える、IT人材の都心部への流出、地域のDX化が進まない問題を解決すべく、開発拠点を全国に作り、IT人材の育成・地域のDX化促進の支援を行う事業です。現在は長野県長野市に開発拠点を設け、地元人材/Iターン・Uターン人材の採用を積極的に行っています。
・TUKURUS
インタビュアー:伊藤香輝
ライター:佐藤徹