2023.10.28

【内定者の例文アリ】「就活の軸」でもう迷わない!選考を突破する軸の見つけ方

【内定者の例文アリ】「就活の軸」でもう迷わない!選考を突破する軸の見つけ方

就活の軸とは、企業や業界を選ぶときの基準となる「自分だけの譲れない条件」です。
就職するにあたって、勤務地・働き方・給与など理想とする社会人像は人それぞれだと思います。
それらの理想を言語化したものを就活の軸と呼びます。

しかし「就活の軸を決めたいが、どうすればいいかわからない、、、」という方が多いのではないでしょうか?

ここでは、あなたが面接やESで「就活の軸は?」と聞かれたとき、
自信を持って答えられるように就活軸の
作り方や見つけ方を実際に先輩が使用していた例文とともに紹介していきます。

 

就活の軸とは? 

就活の軸とは企業や業界を選ぶときの基準となる「自分だけの譲れない条件」です。
この軸を定めるだけで、面接やESがスムーズに通過できるようになります。
また軸が定まると企業選びの基準となり、無駄な説明会や選考を受ける手間が減ります。

反対に明確になっていないと、面接や書類選考が通過しにくくなり、
自分にどの企業がいいのかわからず、右往左往してしまうことでしょう。

 

【3選】就活の軸を決めるメリット

①選考に自信を持って望める

就活の軸はほぼ100%聞かれる質問です。そのため、自分の就活の軸に自信がないと、
どんな企業の選考を受けても困ってしまうでしょう。

しかし、就活の軸が明確であれば、それがあなたの就活の武器になり、選考をスムーズに進めることができます。
面接やE S対策としても就活の軸を明確にすることは内定へ近づく一歩になります。

 

②企業選びで悩まない

日本に企業がいくつあるかご存知でしょうか?2021年時点で367万4000万社あります。
それらを全て調べ、説明会に参加し、自分にあっているか判断するのは不可能でしょう。説明会に参加するだけでも50社を超えれば多い方だと言えます。その中で自分が理想とする企業に出会うことを可能にするのが就活の軸です。軸を明確にすることで数多くの企業の中からピンポイントで興味のある企業を見つけることができます。就活を効率よく進めるためにもあなたの『軸』を決めていきましょう

 

③就職後の離職する可能性が低くなる

就活の軸は就職活動のときだけに輝くものではありません。本当に活躍するのは入社後です。それを裏付けるデータとして内閣府初職の離職理由が挙げられます。離職理由で最も多い項目は『仕事が自分に合わなかったため』でした。軸を決めず、目に付いた一部の条件だけで入社してしまうと、入社後に「なんか思ってたのと違う…」ということになりかねません。自分の軸を明確にし、企業の条件を見比べながら企業を選びましょう。

 参考:特集 就労等に関する若者の意識(内閣府)

 

なぜ就活の軸を聞かれるの?

なぜ就職活動の選考中に就活の軸を聞かれるのか。理由を挙げればたくさんありますが、全ては「入社後のミスマッチを減らしたい」という企業側の思いが根本にあります。
なぜなら、入社後にミスマッチが発覚し、離職をされてしまうとこれまでに費やしてきた人件費や採用費のすべてが水の泡になってしまうからです。

どの企業もこの課題を解決するために求職者の定める軸から自社にマッチしているか判断し、採用の有無を決めます。ではなぜ就活の軸を聞くことでミスマッチを防げるのか紹介します。

 

①学生の価値観を知れる

就活の軸とは「譲れない条件」であり、その人の大切にしていることや価値観が表れた内容になります。学生の価値観を知ることで実際に働いたときのイメージがしやすくなります。

 

②学生のレベルがわかる

就活の軸は「将来のことをどれだけ真剣に考えているか」「達成するために今、足りていないものを考えられているか」など計画力・想像力・準備する力が問われます。そのため、明確な就活の軸は仕事で活躍できる可能性があると判断でき、曖昧な就活の軸はこれらの能力が足りていないと判断できます。

 

では、どのように就活の軸を見つけていけばよいのでしょうか?

あなたの就活軸が見つかるオススメのアクションを3つご紹介します!

 

就活の軸を見つけるアクション【3選】

① 2人で考える

就活の軸は2人以上で考えることをオススメします。なぜなら、1人で考えてしまうと客観的に見れず、方向性がぶれてしまうからです。そこで客観的に質問してくれる人と考えることで、自分にはなかった視点からの価値観を見つけることができます。

ここでのポイントは「1人ずつやる」ことです。2人同時に自己分析をするのではなく、1人の就活の軸を考えるときは、一方は質問役やまとめ役に徹しましょう。

下記の2つも2人で考えるとより就活の軸を見つけられやすくなります。

 

②なりたい自分をイメージして見つける

この方法は「理想の自分」と「今の自分」の差を就活の軸に当てはめるやり方です。「なんとなくでもやりたいことがある」や「なりたい姿がイメージできる」という人におすすめです。

まずは自分の理想をイメージして見てください。イメージはより具体的で解像度の高い内容が好ましいです。例えば「お金持ちになりたい」だけでなく、「30歳で年収1000万円稼げるような人になりたい」というように期間や数字を入れてみてください。ただ最初は「社会貢献がしたい」「かっこいいママになりたい」など、漠然としていて構いません。そこから「社会貢献って何?」や「かっこいいママってどんな人?」と質問をして、解像度を高めていきます。質問のヒントを下記にまとめておきます。

「質問例」

・なんでなりたいの?
・理想の姿に近い人物はいる?
・その人のどんなところに憧れたい?
・何歳で達成したい?
・数字で表すと?

 

③なりたくない自分をイメージして見つける

次の方法は消去法で就活の軸を考えていくやり方です。「やりたいことがまだ見つかっていない」「数十年先のことまで考えられていない」という人におすすめです。

まず、自分にとっての嫌なことをイメージしてください。社会人生活が始まると、あなたはどんなことが嫌になるでしょうか?例えば「朝早起きするのが嫌だ」「残業が22時を超えるのは嫌だ」「黙々と作業するのは辛い」「初対面の人とたくさん話さないといけない仕事は嫌だ」など嫌なことを挙げていきます。すると『朝が早い=空港・レンタカーなどの事務の仕事』や『初対面の人とたくさん話す=接客業』など、これらの仕事は候補から消えます。ただ、全ての嫌なことを回避するのは無理なので、優先順位をつけてみてください。「早起きよりも残業の方がまだマシ」といった具合です。

これらの3つの見つけ方をどれか1つだけ実践するのではなく、全てやってみるとあなただけの就活の軸が見つかります。

 

あなたの軸は?良い軸の見分け方【3選】

次にあなたの就活の軸が良い軸か悪い軸かを判別する方法を解説します。

 

①自分の体験が根拠になっている

1つ目の判断基準は「自分の体験が根拠になっているか」です。なぜなら人事は就活の軸を聞きたいのではなく、就活の軸を決めるきっかけとなるエピソードや体験から、就活生の価値観を判断するからです。例えば「〇〇さんという人に助けられて以来、自分もこんな大人になりたいので〇〇ということを就活の軸にしています」などです。

 

②志望企業を絞り込めている

就活の軸を作るメリットとして「企業選びで悩まない」「就職後の離職する可能性が低くなる」を挙げました。よって良い軸とはこれらが達成できるものを指します。反対に漠然としていて、どの企業でも当てはまる軸はまだ考える余地がある就活の軸と言えます。

 

③自分の就活の軸に納得している

最後の判断基準は「就活の軸に納得しているか」です。心の底から納得できていない場合は、どこかがずれている可能性があります。そのズレがミスマッチにつながり、数年後の離職につながる可能性も考えられます。そのため自分が「納得できているか」は非常に重要な基準となります。

あなたの就活の軸はどうでしたか?初めから完璧を目指すのではなく、まずは作ってみることが大切です。面接の時に人事の質問で閃いたり、就活仲間と話すうちに軸が定まることはよくあります。これらの項目を基準にあなただけの就活の軸を練り上げてください。

最後にESや面接で実際に就活軸をどのようにまとめたらよいのかを、実際の例文を使い、ポイントを解説していきます!

 

【例文一覧】就活の軸

①どの業種でも使える軸

内定を獲得した先輩が使っていた就活の軸の中でピンとくるものがありましたら、それを参考に就活の軸を考えてみてください。後半には業種別で使える軸も紹介しています。

 

・人と関わる仕事がしたい

・黙々と集中してできる仕事がしたい

・自分の関わった人を笑顔にしたい

・問題解決がしたい

・コツコツ積み上げる仕事がしたい

・将来は海外で活躍したい

・専門知識を得たい、生かしたい

・独立する準備ができる

・実力主義の現場で早く成長したい

・地元との交流が盛んな仕事がしたい

・縁の下の力持ちのような仕事がしたい

・社会貢献性が高い仕事がしたい

・チームワークが盛んな仕事がしたい

・社員同士の距離が近い

・BtoCの仕事がしたい or  BtoBの仕事がしたい

・成長産業である仕事がしたい

・子供の成長を支える仕事がしたい

 

②業種別おすすめの軸

IT 「ITで手の届いていない人を救いたい」

広告 「良い商品やサービスの魅力を多くの人に伝えたい」

銀行 「より多くの人に対して間接的に貢献したい」

人材 「1人の人の人生の手助けをしたい」

コンサル 「将来企業したい」

 

どれか近いものはあったでしょうか?
ポイントは「なにがしたいか」「誰が対象か」が明確になっていることです!

あなたの就活の軸と例が被っていても、エピソードや体験が異なるので、安心して参考にしてみてください!

 

最後に

就活の軸は一朝一夕でできるものではありません。なので、現在の就活の軸に納得していなくとも、選考中に何度も変更して、ブラッシュアップを重ねていくことが大切です。

とはいえ、理想の姿や現状分析、就活の軸を1人で考えて、ブラッシュアップしていくのは難しいと思う方もいらっしゃるでしょう。こちらの公式ラインにご登録いただけると、無料キャリア相談を行っています。ここでは年間1000人以上の学生とキャリア相談をしているキャリアアドバイザーとzoomで1対1という状況で話せる機会を設けています。ぜひ、ご活用ください。

就活の軸を決めるということは自分の人生の方向性を定めることと言っても過言ではありません。難しいことだからこそ、1人で悩まず、頼ってくださいね。では充実した就活ライフを!