逆境を乗り越え、手に入れたものとは!?営業リーダーの下野さんに迫る
プロフィール
下野 郁生 様(しもの いくお)
株式会社ルートゼロに入社して2年目になる。
入社してから営業経験を積み、着実に成果を積み上げる。
入社2年目にして営業企画部のリーダーに昇格。現在はプロパー技術者の担当・提携企業の開拓・メンバーの育成と、幅広く業務に従事している。
信念を貫いたキャリア選択
ーー本日はよろしくお願いします!
まずは、入社するまでの経緯を教えて下さい。
下野:大学で体育教員免許を取得した後に、違う大学に転入して特別支援教育を学んでいました。しかし、このまま先生になることに「違うな…」と違和感を抱いたため大学を中退し、1年間ほどフリーター生活をした後にルートゼロに入社しました。
ーー違和感とは、どのような違和感でしたか?
下野:学校の先生は、学生に対して提示できる選択肢が少ないという違和感です。
ーー詳しくお聞きしたいです!
下野:学校の先生は公務員だから、就活に関する質問を生徒にされてもインターネットの情報などを頼りにするしかないので、生徒に納得させられる情報を提供できないのではないか、と教育実習を行った際に思ったんです。
下野:もちろん、信念をもって学生に向き合って指導をしてくださる先生はいるのですが、一般企業に対する知識がどうしても不足してしまうのでキャリア指導を行うのが難しいように思うんです。
ーーなるほど、たしかにそうですね。
下野:また、私自身のキャリアを考えた際に、最初から教師になるよりも一般企業に務めてからの方がキャリアの幅が広がると思ったんです。だから、新卒1年目からは学校教員にならないと選択しました。
ーー自分の考えを貫いたんですね!
「何やってるんだろう?」夢も金もない苦悩から就職を決意
ーー大学を中退してからはフリーターになったとおっしゃっていましたが、なぜフリーターになったのですか?
下野:新卒1年目からは教師にならないという選択をしたので、ひとり暮らしをしてフリーターをしながらやりたいことを探す日々を送っていました。
ーーそうだったんですね…!
当時を振り返ってみて、いかがでしょうか?
下野:人生で1番きつかったです。
ーー人生で1番ですか!
下野:そうですね。生活面でも精神面でも色々きつかったです…。
ーー当時の状態をお聞きしてもよろしいでしょうか?
下野:生活面で言うと、一人暮らしって意外とお金がかかるんですよ。だからかなり節約をして実家から送ってもらえる米と安いレトルトカレーしか食べていなかったり、睡眠時間を削って早朝出勤や夜間勤務をしてアルバイトをしていました。
ーー朝も夜も働かれてたんですね…。
下野:それで、体調を崩すこともあるんですけど、金欠なので病院に行くお金を節約して、気合で治しましたね(笑)
ーーそれは大変でしたね…!
下野:精神面でも「自分は何やってるんだろう」って感情になることが多かったです。同年代の人は社会人として頑張っているけど、自分には何も目標がなくただただ暮らしが苦しくなっていくだけ…。そんな状況に嫌気がさしてましたね。
ーーそれは辛いですね。
下野:そんな状況が続く中で「現状を変えたい」という想いで就職を決意しました!
「とにかく現状を変えたい」収入を高めるための会社選び
ーー就職する際、会社選びで大切にしていたことはありますか?
下野:とにかく現状を変えるためにまずはお金を稼ぐことを第一に考えていました。
ーー現状を変えたい一心だったのですね!
下野:そうですね。ただ、他にも「教師以外に仕事をするなら営業かな」と考えていたので、お金が稼げて営業ができるということを重視していました。
ーーそうだったんですね!
その中でルートゼロさんにはどのような印象を抱きましたか?
下野:正直なところ、業務内容は詳しく見ていませんでした(笑)しかし、ルートゼロはとても面白そうな会社だと思ったんです。成長著しいベンチャー企業でしたし、自分の頑張りによって収入を大きく上げていくことができるので、「ここしかない!」と思い応募してすぐに面接を組んで頂きました。
ーー収入を高めるためにぴったりな環境だったのですね!
「ひたすら時間を費やす」「徹底的にパクる」でマイナスからのスタートでも駆け抜ける!
ーーでは、具体的な業務内容についてお伺いしたいです。
下野:パートナー営業を行なっています。具体的には、自社で抱えるエンジニアが希望するキャリアをヒアリングし、希望にマッチした案件を探したり、その案件先を開拓したりする業務がメインになります。
ーーそうなんですね!下野さんが入社されてお仕事をする中で大変だったことはありましたか?
下野:知識を身に着けていくことと、営業で成果を上げていくことが大変でした。
ーーなるほど、一つずつお伺いしたいです。
まず、知識を身に着けていくことについてお聞かせください!
下野:ITへの興味があったわけでは無いし、関わる機会もなかったので、最初は知らないことばかりという状態だったんです。それこそ、専門用語などは全く知らなかったので外国語を見ているような感覚でびっくりしましたね。
ーーたしかに、ITの専門用語って外国語みたいな感じしますよね(笑)
下野:だから、知識不足を補うところからスタートしなければならなかったんです。
ーーそれは大変ですね!では、それをどのように乗り越えたのですか?
下野:自分で調べたり人に教えてもらったりすることにひたすら時間を注ぎ込んで知識を身に着けていきましたね。
ーーなるほど、そうだったんですね!
下野:当時の自分は、私にはスキルはなく時間しか持っていないと考えていたので人一倍時間を注ぎ込んでいました。実際、就業時間が過ぎた後も夜遅くまでたくさん時間を注ぎ込んでいましたね。
ーーかなりストイックですね!
下野:また、ひたすら時間を注ぎ込むと同時に良いものを徹底的にパクるということをして仕事の基本を掴んでいきました。
ーー詳しくお伺いしていいですか?
下野:メールの書き方を例に上げると、最初はメールの書き方もわからなかったので、届いてくるメールを参考にしてメールを書いていました。うちの業界はメールでのやりとりが多いので、たくさん届いてくるメールを見て、様々な良い文章を徹底的にパクってどんどん自らのスキルをグレードアップさせていきましたね。
ーー現場で学んでいたのですね!
下野:良いものをたくさんパクっていく中でノウハウを確立し、自分流にしていきたいと考えていました。そうすることで基本的な仕事の仕方がわかるようになってできるようになりましたね。
ーー徹底的にパクることで仕事の基礎力を身に着けたのですね!
タイミングも運も掴む!営業成功の鍵
下野:仕事の基礎力を身に着けてからは成果をより上げていこうとしました。しかし、なかなか成果を上げることができなかったんです。
ーーそうだったのですか…。それはなぜですか?
下野:私自身、質を重視する考え方を変えられなかったからです。先輩から「まずはたくさん商談をして『量』をこなしていこう」とアドバイスをいただいていたのですが、当時の私は「量より質だ」と考えていたので先輩のアドバイスを受け入れられませんでした。
ーーそうだったんですね。
下野:私は良くも悪くも頑固なんですよ。だから、「これだ!」と思ってしまうとなかなか人の意見を受け入れられなくなってしまうんです。しかし成績は上がらないので当時はもどかしい気持ちでいっぱいでした。
ーーでは、どうやって成果を上げていったのですか?
下野:結果を出すには誰よりも動く必要があるということに気づけたから乗り越えられましたね。
ーー詳しくお伺いしていいですか?
下野:私が行なっている営業は、自分の営業のスキルとお客様の中にあるニーズという2つの要素が揃って初めて成功するビジネスなんです。つまり、私のスキルだけを磨いてもお客様の分母が少なければニーズがあるお客様に会える確率が下がるのでなかなか成功しないということに気づいたんです。
ーー営業って運の要素もあるんですね…!
下野:会社の中でも営業を成功させるためにはタイミングも運も必要だという話がされていて、それもあってタイミングも運も掴むには誰よりも動いている必要がある、自分が1番動いていたらチャンスを掴める機会が増える、ということに気付いたんです。それなら、他の人が動かない分もやってやろうと思いました。
ーーなるほど。それって「打席に立たないと打てない」みたいな話ですね!
下野:もっと言えば打席に立ってバットを振らないと打てないという感じですね。
たとえマッチ度が低そうなお客さんでもバットを振らないと可能性は0になってしまうのでやってみたらいい、バットを振ってみたらいい、と先輩に教えられました。だから、従来は無理だと思って諦めていた案件に対しても一旦行動に移してみるようになりました。
ーーたしかに、バットを振らないと可能性は0ですね…!
下野:そうなんです。だから、他の人よりもバットを振って可能性を高める中でたくさん成果を出してやろう、やってみてやろうと思っていましたね。
ーーかなり量を重視した考え方に変化していますね!
下野:そうなのですが、実は質と量を両立させようと考えていたんです…!
ーーそうなんですか!
下野:言われたことをやってたくさん動くということもしていましたが、言われたことだけをやるのではなく自分なりの特色を出したいと考えていました。だから、自分なりの考えを発揮できるよう効率も考え続けました!
ーーもとからあった効率重視である強みを活かし続けていたのですね…!
下野:そうですね!具体的には、効率を考えてどの顧客にどれくらい時間を割くかというような優先順位を立てていました。これで具体的に成果につながるかはわからなかったのですが、自分なりの色を出したくてやっていましたね。
ーー自分の考えを貫けていますね!
下野:そうやって量を増やしていった結果、成果も上げられるようになっていきましたね。
成功から得られた柔軟性と3倍もの収入
ーーこれらの経験から下野様が得られたものはありますか?
下野:柔軟性ですね。
ーー詳しく教えてください!
下野:私は良くも悪くも頑固なので、かつて進路を考えたときも違和感を無視できなかったし、質より量を重んじる考え方を初めは理解できなかったんです。しかし、営業の成績を上げられるようになった過程で、他の人の意見を汲み取れるようにもなったんです。
ーー大きな成長を得られていて素敵です!
その大きな成長の結果、会社選びで大事にしていた金銭面についてはどうなりましたか?
下野:収入を入社初期の3倍に増やすことができました!
ーー初期の3倍!著しい変化ですね!
下野:そうですね。金銭的な余裕も得られましたし、目標が見つかったので昔みたいな嫌気がさす生活じゃなくなりました。
ーー得たいと思っていたお金も成長も得られていて流石です!
下野:そうして成長できた結果、ネクストステージに立つことができるようになりました。
ネクストステージに立ち向かう!リーダーという立場で得られた下野さんの気づきとは
ーー先ほど、ネクストステージに立つことができたとありましたが具体的にはどのようにステージが変わりましたか?
下野:会社の経営側であるリーダーという立場になったという変化です。
ーーなるほど!少し詳しくお伺いしていいですか。
下野:入社当初はプレイヤーとして自分の仕事にのみ注力していれば良かったんです。しかし今は部下ができて、私は部下の成果にも目を向けなければいけない立場になりました。
ーー上司という立場になられて、感じたことはありますか?
下野:部下の成果に目を向けるということが難しいですね。正直、入社してから、今が大きな壁に向かっているような感覚があります(笑)
ーー今までいろんなことを乗り越えてきた下野さんでも難しいですか…!
どのようなことに難しさを感じていますか?
下野:今まで感覚だけでやっていたことを言語化して伝える必要があるということと、後輩が自ら動きたくなるように働きかけるアプローチをする必要があるということです。
ーーたしかにそれは難しそうですね…。
下野:だから、会社の先輩に相談しました。
ーーいいですね、どのようなことを言ってもらえましたか?
下野:後輩が自ら気持ちよく動けるように働きかける必要があると教えてもらえました。
ーーもう少し詳しくお伺いしていいですか。
下野:会社を一つの船に例えると、船のクルーは経営側、ゲストはそれ以外の社員だから、ゲストはチケット代を払ってもらえたら船旅を楽しんでもらえたら良くて、クルーはゲストを楽しませて動かしていくという役割を担う必要があるとのことでした。
下野:だから、ゲストである社員にとっては楽しく働けることが必要だから、強みを活かして働いていくことが重要で、クルーである経営側にとっては楽しみながら動いてもらえるよう社員に働きかける必要があるので、自らの弱みを克服していく必要があるということなんです。
ーーなるほど、わかりやすいたとえですね!
この話を聞いたことで心境に変化はありましたか?
下野:ありましたね。今まで私は後輩をコントロールしようとしていましたが、そうではなく相手に気持ちよく動いてもらえるように働きかけたいと思うようになりました。
下野:たとえば、後輩に無理やり指示をしても動いてもらえないし、動いたとしてもいやいや動いている状態になるんです。だから、気持ちよく動いてもらえる働きかけが重要だと学べたのは大きな変化でしたね。
ーーとても素敵な変化ですね!相手の良さを見つけて気持ちよく動いてもらうために何をしましたか?
下野:相手に気持ちよく動いてもらえるために、後輩自身がどうなりたいかを共通認識していくようにしました。その共通認識があることで「それを実現するためにはこれをする必要がある」というように相手が進んで動けるように伝えることができるようになりましたね。
ーープレイヤーとして活動していた時と比較するとステージが変わっていますね!
下野:正直ステージが変わるまでは体力的な負荷が多かったのですが、今は考えることが増えたので精神的にストレスがありますね。しかし、1年半でこれだけ考える機会を持たせてくださるのはありがたいし成長の良い機会だとポジティブに捉えています。
ーー成長意欲が素敵です!
新しい挑戦を!年収1000万円を達成したい下野さんの考え
ーーそれでは次に、これからの目標をお伺いしていいですか?
下野:収入をさらに高めることです。具体的には、20代のうちに年収1000万を達成したいです。
ーーそうなんですね!
下野:しかし、現在の会社の仕組みだとなかなか年収1000万円は難しいので、この会社で1000万円稼げる仕組みをつくりたいです。そのためには新しい挑戦をしていく必要があるので、一番に動いていろんな新しいことに挑戦していきたいです。
ーーとっても素敵な考えですね!
それでは最後に読者にメッセージをお願いします!
下野:この会社で働くことで、ただ苦しんでいただけの自分がたった1年で仕事も生活も考え方も変化させることができました!成長したい人にはマッチする企業だと思うので、現状を変えたい、うまくいきたい、自分と同世代よりも稼ぎたいなどのハングリー精神を持っている人はぜひ一緒に働きましょう!
ーー素敵なメッセージをありがとうございました!
ルートゼロと話してみたい方はこちらから!
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事業概要
株式会社ルートゼロは企業が抱えるITの「開発課題」と「人材課題」をシンプルにわかりやすく解決するサポートを行います。
事業内容
・IT診断事業
社内IT化を最短でコスパ良く進めるための必要予算や技術を診断します。
・ソフトウェア開発事業
ソフトウェア開発のスピードと品質向上に貢献します。
・Web制作・RPA事業
コストパフォーマンスの高いWeb制作を行います。
・SES事業
企業の開発リソースの不足を解消します。
経験豊富なエンジニアが企業の現状を的確に分析し、最適な開発プランのご提案・迅速な開発を行います。
・採用コンサルティング事業
採用を課題として抱えている企業に丁寧なサポートを実現します。
・IT人材紹介事業
ITスキルだけではなく、問題解決能力、コミュニケーション能力、といった本当に現場で問題解決することに特化した人材をご紹介します。
経営理念
日本のIT人材不足を解決する
インタビュアー:伊藤香輝
ライター:木下あんず