【徹底解説就活】面接のよくある質問とその答え方のポイント|就活生向け
就職活動(就活)で必ず全員が面接を経験します。面接直前に何をやるべきか、面接の準備が分からず悩んでいる人もいらっしゃると思います。今回は面接の目的、流れ、ポイントを知って面接の準備を万全にしましょう。
なぜ面接をするのか解説
企業が面接を行う目的は大きく①企業と就活生のマッチ度を確かめるため②社会人に必要な基礎的な能力を確かめるための2つあります。
企業との就活生のマッチ度を確かめるため
企業とのマッチ度とは就活生の価値観と企業の価値観がマッチしていることを意味しています。
ポテンシャルが重視される新卒採用においては能力以上に価値観マッチングを重視している企業が多いです。
企業とのマッチ度が高い就活生を採用すると就職後に活躍する社員になる可能性が高いです。就活生にとっても少ないストレスで働ける企業である可能性が高いです。逆に、ミスマッチが起こると早期離職につながります。
社会人に必要な基礎的な能力を確かめるため
面接は企業にとって学生と向き合える数少ない時間です。ESや履歴書だけでは判断しきれない社会人としての基礎的な能力(社会人基礎力)があるか確認する時間でもあります。
社会人基礎力とは経済産業省に定義されたもので、企業が新卒採用に求める人物像はある程度共通しており、その基本的な指針として掲げられているものです。具体的には「前に踏み出すチカラ」「考え抜くチカラ」「チームで働くチカラ」という3つの能力と、それを構成する12の能力要素によって成り立っています。上手にエピソードに盛り込みましょう
【参考:chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/sansei/jinzairyoku/jinzaizou_wg/pdf/007_06_00.pdf】
面接当日の流れを紹介します
面接は経験しないとイメージしづらいですが、流れを理解すれば自然と対策すべきことも分かります。余計な心配をせずに、自分をアピールすることをがんばりましょう。
オンラインとオフライン(対面)の場合に分けて大まかな流れを書くので、ぜひ参考にしてください。
オンラインのとき
〈面接前日までにすること〉
①企業から面接についてのメールやマイページで当日入室するURLを確認しましょう
インターネット環境や周囲の環境に不安がある時は、貸会議室や個室ブースの利用を検討しましょう。
〈面接当日にすること〉
②5~10分前には待機していましょう
集中できる環境を整えて、リラックスした状態で待っていましょう。事前に自分のビデオの映り方、オーディオを確認しておきましょう。
③面接官が入室されたらビデオをオンにしましょう
ビデオオンのタイミングって悩みますよね。グループ面接では企業の方から支持される場合もありますが、一般的には指示される前のビデオオンが好印象です。
オフライン(対面)
<面接前日までにすること>
①企業から面接についてのメールやマイページでの指示を確認しましょう
当日の面接会場、行き方、持ち物、入館方法を必ず確認しましょう。
<面接当日にすること>
②15分前には会場周辺に着いていましょう
当日は当日は予測不能な事態によって公共交通機関に遅延が生じる場合もあります。面接時間に間に合うように、移動時間には余裕をもっておきましょう。
③受付
会場に到着したら受付で自分の氏名や所属(大学)を伝えます。
「◯◯大学から来た◯◯と申します。本日の◯◯時開始予定の面接で参りました。」
タブレットや電話の場合もあります。ここから選考は始まっていると考えて、礼儀正しい対応を心がけましょう。身分証の提示、提出書類が有る場合は、受付で確認されることが多いです。
④待機
面接開始までの待ち時間や、自分の順番が回ってくるまでの待ち時間です。最終確認に時間を使いましょう。
⑤入室
緊張の瞬間ですね。マナー違反だと思われない立ち振る舞いを心がけましょう。
❶入る前にドアを3回ノックします。
❷中から「お入りください」「どうぞ」などの返答があったらドアを開ける
❸明るい表情と声で「失礼します」と一礼してから入室。
❹振り返ってドアを閉める(後ろ手で閉めない)
❺イスの横に立ち「◯◯大学の◯◯です。よろしくお願いいたします」と一礼
❻着席を促されてからイスに座る
⑥質疑応答
受け答えはもちろん、座っている時の姿勢や態度まで意識しましょう。
⑦退室
❶面接終了を告げられたら、イスから立ち上がって「本日はお時間をいただき、ありがとうございました」とお礼を言います。
❷ドアの前で再び面接官の方へ向いて「失礼いたします」と一礼してからドアを開けます。
❸大きな音を立てないようゆっくりとドアを閉めます。
最後まで気を抜かず礼儀正しい態度を意識しましょう。
よくある質問10選
面接で焦らず、自身の魅力を伝えるためには準備が必要です。質問を想定して、それぞれの回答例を考えておきましょう。
よく①就活生の人柄、②企業との適合・共感度、③コミュニケーション能力の3つをみる質問がされます。質問例を10個ご紹介するので、回答を作ってみてください。
①就活生の人柄をみるもの
・「自己紹介をしてください。」
・「自己PRをしてください。」
・「学生時代に最も頑張ったことは何ですか。」
・「何らかの行動をとった背景と決断の理由はなんですか。」
②企業との適合・共感度をみるもの
・「志望動機を教えてください。」
・「この会社でどうなりたいですか。」
・「希望する職種と理由を教えてください」
・「就活の軸を教えてください。」
・「他者の選考状況を教えてください。」
③コミュニケーション能力をみるもの
・「何か質問はありますか」(逆質問)
回答を作る時のポイント
面接官の質問には必ず意図があります。
例えば、過去の経験からは能力や性格などの人柄を引き出そうとしています。志望理由からは志向を知り、学生の入社意欲や、企業への理解度、マッチ度を図っています。
意図を意識した回答をすることで面接官の印象に残る就活生になります。すぐに答えられない質問がされた場合は「時間をください」と伝えて、焦らずに回答しましょう。
面接のためにやるべき3つのこと
先ほどの質問例10選すべて自信をもって答えることは出来ましたか?
まだ難しいなと思った人は、①自分史の作成、②OBOG訪問③面接練習の3つをして面接の準備をしましょう!
①自分史を作ろう
過去の経験を振り返ることで、能力や性格を企業に伝えられるようになります。小・中・高・大学それぞれのフェーズで出来事、背景、決断、学んだことのエピソードを3つ話せるようにしておきましょう。
これに必要なのが自己分析です。不十分だと思った方、やり方が分からない方は自己分析の方法について、以前書いた記事が有るのでご覧ください。
https://carituku.com/active/%e8%87%aa%e5%b7%b1%e5%88%86%e6%9e%90-2/
②OBOG訪問をしよう
企業への志望理由をより説得力と熱意をもって伝えるために行います。実際に社員の方からお話を聞いて、入社意欲や企業、事業に対する理解度を上げましょう。そして面接では企業理解からのフィット度、本気度を説得力を持って伝えられるようになります。
③面接練習ををしよう
面接は場数です。いきなり企業との面接で力を発揮できる人は少ないでしょう。練習で自分の課題を見つけ、本番までに改善するために面接練習をしましょう。
・学校のキャリアセンター
学校のキャリアセンターではプロのキャリアアドバイザーからアドバイスを頂けます。実際の面接の緊張感を体験出来たり、フィードバックも社会人の目線から頂けることで準備不足なところ、できているところが分かります。
・友達と模擬面接をしよう
就活友達と模擬面接をしてみましょう。実際に聞かれたことを共有できたり、自分が上手く答えられなかった質問を他の人がどうこたえるかを知ることが出来ます。お互いに質問し合うことを通して、面接官からの見え方も意識できるようになるのでおすすめです。
就活友達を作るオススメの方法はコミュニティに入ることです。キャリツクでは就職に向けての活動を通して人生の友達を作ることが出来ます。
ご興味がある方はnoteもご覧ください。
URL:https://note.com/carituku/
【まとめ】準備をすれば面接は怖くない
企業も就活生とのマッチ度を確かめるために面接をしています。決して落とすためでは無いです。就活生にとって面接は自身の思いを企業に直接伝えられる絶好の機会だと忘れないでください。
「何を聞かれるのか」「どう答えるべきか」不安だと思います。その不安は準備をして場数をこなせば必ず解消できます。自信をもって面接に挑めるようになりましょう。