2023.11.02

【 例文あり 】ESの書き方のコツを伝授!企業が見るポイントとは!?

【 例文あり 】ESの書き方のコツを伝授!企業が見るポイントとは!?

 

ESはなぜ書かなくてはならないの?

ESを書く理由について考える女性

 

ESを書く理由についてみなさんは深く考えた事がありますでしょうか?

考えた事がある学生はとても素晴らしいです!今まで気にした事がない学生もこれから一緒に学んでいきましょう!

ESが持つ重要な役割とは?

ESが持つ重要な役割は、面接をするかどうかを見極める材料です。

人事の方は「ガクチカ」や「学生が持つ強み・弱み」などを、ESを通してその学生の人柄を総合的に評価します。

ESを読んで「この学生は弊社とは合わなそうだな」「弊社が求める最低限のラインをクリアしてないかも」
いったように、ある程度の仕分けを面接前に行うことで、面接に進んだ学生一人一人を評価するのにより多くの時間が割けるのです。

その結果、企業はより自社にマッチした良い学生を選ぶ事ができますよね。

なのでESは、人事が効率よく良い学生を確保していくための第一段階で「面接をするかどうか」を
見極める材料として利用されています。

人事が読みたくなる?ESを書くコツ4つ

 

では、ESの本質がわかったところで、みなさんが気になっているのは「ESを書くときのコツ」についてですよね!

つまり、今みなさんはESを書こうと頑張っているのだと思います。

せっかく頑張って書こうと思っているなら「人事が読みたくなるES」を一緒に書いていきましょう!

①企業にあった人材をアピールしよう 

ESは、企業が自社に合っているか確認するための参考資料として利用されています。

つまり、ESの段階で企業とミスマッチが起こるような内容を書いてしまうと、
その後の面接などにおいてもマイナスの印象を与えてしまっている状態でスタートになるのです。

例えば、「論理的な考えができる学生」を求めている企業に対して、「元気満々で言われたことはなんでもやります!」といったアピールをしても自分の魅力がいい印象にならないといったことです。

企業が学生に何を求めているのかをしっかり把握して、その求められていることをアピールできるようなエピソードを話しましょう!

②エピソードの深掘り(差別化)をしよう

多くの学生のESを読んでいる人事の方にとって、深掘りされていないエピソードはなかなか印象に残りにくいです。

「部活動」「アルバイト」「インターン」このように多くの学生は似たような経験談をもとにESを書いていきます。

その中で人事に印象を残すためにはエピソードの深掘り(差別化)が必要です。

〜例文(ガクチカ)〜

①アルバイトリーダーとして、口コミサイトでの低評価を減らすために接客対応マニュアルを作成しました。

 その結果、口コミの評価が上がり来店客数も増えました。

 

 ↓ 変更後

 

②飲食店でのアルバイトリーダーとして、口コミサイトでの低評価が現状の課題として認識しました。

 実際の口コミの低評価から原因を抽出しまとめた結果、店員の接客に問題があったのです。

 そのため私は2つの施策を打ちました。①接客対応マニュアルの作成②マニュアル浸透後の口コミの調査です。

 その結果、口コミの評価はどんどん回復し、来客数も◯%向上する事ができました。

①と②を比べてより具体的に私の人柄が見えるのはどちらでしょうか?

人柄が見えなくても「自己分析してあるな〜」「そういう行動してきたのね」といったように印象を与える事ができます。

人事の印象に少しでも残るためにもエピソードの深掘り(差別化)をしましょう!

③PREP法を活用しよう

PREP法とは、結論→理由→例→結論といった流れで説明することで論理的に説明できる便利なフレームワーク(型)です!

PREP法を用いることで、論理的なだけでなく読み手側にとって読みやすい文章を作ることもできます。

上記で使用したガクチカの例文をもとに考えてみましょう!

 P(結論) 飲食店でのアルバイトリーダーとして、口コミサイトでの低評価が現状の課題として認識しました。

 R(理由) 実際の口コミの低評価から原因を抽出しまとめた結果、店員の接客に問題があったのです。

 E(例文) そのため私は2つの施策を打ちました。①接客対応マニュアルの作成②マニュアル浸透後の口コミの調査です。

 P(結論) その結果、口コミの評価はどんどん回復し、来客数も◯%向上する事ができました。

このように段階ごとに分けることで一つ一つを理解して読む事ができます。

ESを書く際には、PREP法を意識して作成していきましょう。

④活躍しそうなイメージを持ってもらおう

「企業にあった人材をアピール」と近い部分ではありますが、人事はESや面接を通してその学生がどのように企業で活躍してくれるのかをイメージしながら選考しています。

うまく活躍するイメージが見えない学生を採用しても自社の利益には当然繋がりにくいです。

なので「この学生の持つ強みや経験は〇〇事業部で活躍してくれそう」などといったイメージを持ってもらう事が重要です。

そのためにして欲しいことは2つ。①自己分析 ②企業分析です。

自分の強みや経験をしっかり理解しておかないとどういった活躍ができるのかアピールできません。

また、企業ではどのような人物が活躍できるのかを把握するための企業分析も必要不可欠です。

それを知るためにはOB・OG訪問や説明会で積極的に質問をしましょう!

そこで見えた活躍する人物と自分を連想できるようなESを作成すれば人事の評価を得る事はきっと上がると思います。

基礎的なESの書き方と考え方を伝授!

 

結論ファーストを意識しよう

結論ファーストとは、PREP法における最初のPの部分です。

結論を先に提示しておくことで、この文章では何を伝えたいのか読み手側が理解できるようになるのです。

PREP法の活用が難しい学生でもこの結論ファーストだけは意識するようにしてください。

それだけで文章構成がきちんとできる人という印象を与える事ができます。

エピソードを絞って人柄を伝えよう

ESは自分の人柄をうまく伝えるために与えられた機会です。人事にとって学生を知る初めての接点となる場合もあるでしょう。

しかしそんな時にたくさんのエピソードを盛り込んだ結果、伝えたいポイントが分散してしまって一つ一つが浅いエピソードになってしまってはもったいないです。

自分が何を伝えたいのか、企業が何を求めているから合わせたいのかという軸を決めてそこから外れないようなエピソードに絞ってアピールしたいポイントを決めていきましょう。

学歴は【中学卒業】から書こう

ESや履歴書提出の際は、義務教育課程が終了する中学校卒業から記載しましょう。

また、高校名などは省略せず正式名称で記載していくことも忘れないようにしましょう。

自分が生まれた年の「入学・卒業年」がわからない人は「〇〇年(自分が生まれた年)早見表」などで検索するとすぐに出てきますので活用していきましょう。

「ガクチカ」と「自己PR」を使い分けよう

みなさんは「ガクチカ」と「自己PR」の違いについて説明してと言われてすぐに答えることはできますか?

ガクチカは「学生時代に頑張ったエピソード」を、結論→課題→施策→結果といった流れで論理的に書いていくのが主流です。

自己PRは「自分の長所や能力、できること」などを、過去の経験等を根拠としてアピールする事ができる場です。

あくまで「ガクチカ」と「自己PR」を使い分けようと表記したのは、実はテーマがかぶることがOKだからです。

しかし、テーマが両方とも同じ「アルバイト経験」で、エピソードも同じ「バイトリーダーでの経験」だったら、バイト以外のその学生の強みや経験というものを人事に伝える事ができないですよね。

せっかく人事の方に自分のことを伝える機会が用意されているのです、「ガクチカ」と「自己PR」の両方を聞かれた際はうまく使い分けて多角的に自分のことをアピールしていきましょう!

気をつけて!ESを書くときの注意点

 

ここまではESを書くときのコツや基礎を学んできました。

ここからはESを書くときの最低限のマナーや気をつけるべき注意点についてお伝えします。

誤字脱字には注意しよう

誤字・脱字が多い学生を人事の人はどう評価するでしょうか?

「小さいミスに気がつかない人なんだ」「そんなに受かりたいと思ってないのかな」

当たり前だと思いますがこういう評価に繋がり、プラスに働くことは極めて少ないと考えられます。

社会人として企業に入社するのですから、最低限のミスなどは極力減らしていきましょう。

文末が重複しすぎていないか

「ガクチカ」や「自己PR」等、ある程度長めの文章を書くときに気をつけたいのが文末の重複です。

文末の重複は「〜ます。だから〜ます。したがって〜ます。」といったように「〜ます。」が連続して使用されてしまっていることを言います。

これはしたら確実に落ちるなどといったことではないですが、子供が書いたような文章という印象を与えてしまうのです。

人事の方に気持ちよく読んでもらうためにも、文末の重複はできるだけ避けることをお勧めします。

専門的な用語は避け、略語ではなく正式名称を使おう

日頃から当たり前のように使っているような用語でも、もしかしたら一般的な用語でない場合があります。

そういった用語は避けることで人事の方が理解しやすいESを作る事ができます。

また、就活は社会人の方を相手にするので正式名称を使いましょう。

普段私たちが使っている「メアド」「バイト」「部活」も「メールアドレス」「アルバイト」「部活動」と正式名称があります。

就活関連だと「就活」や「ES」も正式名称だと「就職活動」や「エントリーシート」ですよね。

つまり、社会人の方を相手にするので、言葉を丁寧にすることを心がけましょうということです。

よくある質問に答えます!

 

ここからは学生が抱く疑問を厳選してご紹介していきます。

 

強いエピソードがないので自信を持てません。

一般的に強いエピソードとは、「誰もしたとないような経験」「優れた実績を残した経験」など誰でも書けるようなものではないものをいうでしょう。

しかし、決して強いエピソードだから採用するというわけではないのです。

エピソードを構成する上で重要なのは、「何をどう考えて行動したのか」「それを始めた動機は何か」です。

多くの学生は強いエピソードを持ち合わせているわけではありません。なので自信を持って自分がしてきたことを話しましょう。

 

志望動機が思いつかないです。 

志望動機が思い付かない学生は3点のことを意識してもう一度考えてみましょう。

①自己分析をやり直す ②企業分析をやり直す ③業界比較をしてみる

ここからは流れで考えていきましょう。

①自己分析

 ・自分の経験から「なぜ興味があるのか」を考える

 ・自分に「何ができるか」を把握する必要がある

 

②企業研究

 ・企業独自の「社風や強み」を把握できていない

 ・企業と自分がマッチしている点を把握できていない

 

③業界比較

 ・なぜこの企業がいいのかを考えるのではなく、なぜ他社ではダメなのかの視点を考える

 ・一人で行わず、OB・OG訪問を通して比較が正しいのかを確認する

ESと履歴書の違いとは?

ESと履歴書の違いについて簡単に説明します。

他企業でも同じ内容を書くのはあり?

これに関しては「企業が求める人材」を確認する必要があります。

求める人物像が酷似しているのであれば大きく変える必要性はないかもしれません。

しかし、求める人物像が違うのに内容を変えないとなると、求める人物像と違ったエピソードの場合、企業にとってマッチしていない学生であるという印象を受けてしまいます。

例えば、「自走力」を求める企業に対して、私の強みは「言われたことを正確にこなす事ができます」といったエピソードは、自分が積極的に物事を進める力をアピールするにはいまいちしっくりこないですよね。

そういったように「企業が求める人物像」をイメージできるような内容を書きましょう。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。

ESを書く際のコツやポイントについて理解することはできましたか?

「企業が求める人材」を把握し、自己分析でわかった自分のエピソードを「PREP法」を用いて説明していくのです。

ESを上手に書くためにはかなり手間がかかり大変だと思います。しかしここを完璧にしてしまえばそれはあなたの資産となります。

3月の就活解禁までにしっかり対策して完璧にこなしていきましょう!