「きっかけ作りがしたい!」
〜目標のために多忙な毎日を送る彼の思いとは?〜
こんにちは!キャリツク29期生の藤城里萌です。今回はPSチームで活動している19期生の高梨萌都さんに取材しました!強い目的意識を持つもっちゃんの背景に迫っていきます。是非、最後までご覧下さい!
プロフィール
名前:高梨萌都(たかなしもと)
あだ名:もっちゃん
学年:大学3年生
趣味:野球、子どもと遊ぶ
期生:19期
現在の活動:PSチーム* ※PSチーム:主に集客を行うチーム
変わらざるを得なかった
――本日はよろしくお願いします!
早速ですが、キャリツクに入った理由を教えてください!
萌都(もと):弘二(こうじ)さん*と初めて面談したときに「この人についていきたい!」と思ったからです。
※弘二(こうじ)さん:キャリツクの運営。営業部の責任者
――どうしてついていきたいと思ったのですか?
萌都:弘二さんについていけば変われると思ったからです!
――詳しく聞かせてください。
萌都:自分はもともと教育の道に進みたいと考えていたのですが、当時持っていた教育観がすごく尖っていたんです。その時に、この尖った教育観を覆すような話を弘二さんにされて自分の教育観を変えられました。そして、変わらないとだめだと思ったんです。
――教育観を変えてくれた弘二さんなら、自分のことを変えてくれると思ったんですね!ちなみに尖った教育観とはどのようなものだったのですか?
萌都:元からどん底にいる人や病んでいる人、改善や成長の見込みがない人は何をしても一生変わらないし、そういう人は本質的に変わる気がないと考えていました。
だから自分がどんなに手を尽くしても無駄だと思っていたんです。
――確かに尖っていますね…!
弘二さんの話を聞いてからはどのように変わったのですか?
萌都:1番変わったのはその人にとって1番良い選択が何かを考え抜くようになったことです!
――詳しく聞かせてください!
萌都:相手の問題を一緒に解決する時に、自分が力不足でもその問題を見捨てたり投げ出したりするのではなく、「その人に対して自分ができることは何か」と考えることを諦めなくなりました。
教育現場の問題を解決したい!
――先程尖った教育観について聞かせてもらいましたが、そのような教育観を持ったきっかけについて聞かせてください。
萌都:高校時代に所属していた野球部でマネージャーをしていたときの経験が大きいです。
――どのような経験をしたのですか?
萌都:自分が所属していた野球部は、地域の方々に支えてもらいながら活動していました。だから自分は地域の人たちとの関係を良好にするために尽力していたんです。そこで、選手たちに地域の方からの自分たちに対する評価を共有して悪いところを改善しようと提案したのですがあまり聞く耳を持ってもらえなかったんです。
――その経験が考えを尖らせてしまったのですか?
萌都:この経験に加えて、「地域の人たちやマネージャーが選手を支えるのは当たり前」というチームメイトの自分勝手な態度を見続けてきた積み重ねが、当時の教育観に繋がってしまっていたんです。
――なるほど。そしてその積み重ねを弘二さんが崩してくれたのですね!
萌都:はい!弘二さんに「自分は元々選手たちのような人間だったけど変わることができた。俺みたいな人を見捨てるのか!」と言われてこのままじゃだめだと気がつきました!
――今まで教育観のお話を聞いてきましたが、教育の道に進もうと思ったそもそものきっかけは何だったのですか?
萌都:高校時代にお世話になった先生です!
――どんな先生だったのですか?
萌都:先生は野球部の顧問だったのですが、野球の知識が全くなかったんです。だから野球以外で必要な事務仕事をやってくれていました。そこで、私に事務仕事のスキルや地域の方との交流のしかたなどを教えてくれたんです。
――野球以外で部活を支えてくれていたのですね!
萌都:はい!仕事については先生が実際にやっているところを見せてくれたおかげで普通の高校生がやる以上のことを経験させてもらえました。
それと、教育学のことを教えてくれたのも先生でした!
――本当にお世話になったんですね!
そんな先生がきっかけとなった理由を教えてください!
萌都:先生が仕事をしている姿をみて、教育現場の問題を解決したいと思ったからです!
先生は仕事ができて優秀な方だったのですが、そのせいでたくさん仕事を振られていて、夜中の2時まで学校に残って仕事していることもありました。
それを見て、この先生が潰れないでほしいと思ったんです。
それから、良い先生や優秀な先生が潰れてしまわないように、教育現場の問題を解決したいと思うようになりました。
自分の行動をきっかけに良い変化を起こす!
――次に将来の目標について聞かせてください!
萌都:将来の目標は、総合の時間*の外部講師として通年で教壇に立つことです!
※総合の時間:総合的な学習の時間のこと。自己の生き方を考えるための資質・能力を育成することを目標に設けられたカリキュラム
――総合の先生になって何がしたいのですか?
萌都:地元をフィールドにして思考力を持った子供を育成しながら、地元の良さを理解してもらうきっかけ作りをしたいと思っています。
――どのようにきっかけ作りをするのですか?
萌都:地域の課題をきちんと自分の中で明確にして、その課題を提案して一緒にどうやったら解決できるかを模索するまでを、小学校の総合の時間から中学校の卒業までの間でやりたいと考えています!
そこで子供と企業、人と人をつなげていきたいです。
そして最終的に地域貢献に繋げたいです!
――どうして地域と子どもを繋げたいのですか?
萌都:地元が好きだからです!
自分は、育った街が歴史的に重要な都市であることに誇りを持っていて、地元に残っている文化や昔の街並みが大好きなんです。
――そうなんですね!
萌都:でもそんな地元から今、人がいなくなっていて文化がなくなろうとしているんです。自分はそれが嫌なので、地域の子どもに地元を好きになってもらって、文化を守っていってほしいと思っています。
――どのように実現しようと考えていますか?
萌都:方法はいくつか考えていますが、まずは教育系の企業を立ち上げて独立したいと考えています!
――どうして教育系の企業を立ち上げたいのですか?
萌都:一般企業という立場で教育現場の問題にアプローチしたいからです。自分は、現在のNPOや国などのやり方はあくまでも対症療法で、教育現場の問題の根本的な原因にアプローチしていないと感じています。なので一般企業という立場から根本的な原因に取り組みたいと思っています。そして、活動を持続可能なものにするために人を動かせるようになりたいんです。
――すばらしいですね!
実現するために意識していることがあれば教えてください!
萌都:普通は無理だと思うことでも、可能性を狭めずに「どうしたらできるか」を考えるようにして、そこから相手にとってプラスになるようなきっかけ作りができるように意識しています!
自分の行動をきっかけにして、良い変化を起こして広げられるようにしています!
――ありがとうございます!
最後に、これから挑戦していきたいことがあれば教えてください!
萌都:今はキャリツクやキャリツク以外の活動を通して、人を巻き込む力を身につけていきたいです。また、今後はマネジメントにも挑戦してスキルを磨いていきたいです!
――はっきりとした目的意識とそれに向けて今できることをやる姿勢に圧倒されました!
本日はありがとうございました!