企業紹介 2025.04.21

データを駆使して課題解決に導く!

—ビジネスプロデュサーの原さんが大切にされていることとは?ー

株式会社ブレインパッドは、データサイエンスの力で、企業の課題解決に取り組んでいる会社です。今回は、ブレインパッドの原さんに、データサイエンスとはどんな分野なのか、ブレインパッドとはどんな会社なのか、お話を伺いました!データがビジネスに与える価値や、課題解決のための心得について見ていきましょう!

 

プロフィール

原 楓佳(はら ふうか)様

サマーインターンを経てブレインパッドに新卒⼊社(現在3年⽬)。

⼊社後は、製造業・⼩売業に向けた業務変⾰コンサルティングに従事。

 

就活軸が「人」だった原さん。データサイエンスに飛び込んだきっかけとは?

——本日はよろしくお願いします!はじめに、ブレインパッドとはどんな会社なのか簡単に紹介していただきたいです!

 

:はい。ブレインパッドは、データ分析プロジェクトや分析基盤構築、人材育成、プロダクトの利活用など、データ活用を通じて企業の課題を解決する会社です。

 

——ありがとうございます。次に、原さんがブレインパッドに入社された理由について教えて下さい!

 

:ブレインパッドのことを知ったのは、就職活動中にサマーインターンを探していた時でした。ブレインパッドのサマーインターン内容に興味があったので応募し、参加したんです。

 

——サマーインターンに参加されてみてどうでしたか?

 

:楽しかった…と言いたいところですが、正直なところ大変だったという印象の方が強かったですね(笑)インターンの最終日に発表があり、発表に向けた準備がとにかく大変でした。

 

——そうだったんですね(笑)

 

:でも、大変な中でも楽しさも感じていました。特に、社員さんと一緒に話し合いをしているときは楽しかったです。社員さんにも議論に参加していただき、話し合いを進めていたのですが、社員さんは、出た意見に対して理解を示したうえで、アドバイスをしてくださいました。社員さんが対等にディスカッションしてくださったので、議論を楽しみながら準備を進めていくことができたんです。

 

——社員さんのおかげで、楽しさも感じながら取り組むことができたのですね!

 

:私は、就活の軸としてどんな人と働くかを大切にしていたので、このサマーインターンで、ブレインパッドの社員さんの人柄の良さを知ることができてとても良かったです。サマーインターン以降も、いろいろな方とお話させていただいたのですが、どの方も自分と対等に話してくれる、真摯に向き合ってくれる方ばかりで、人柄の良さが入社の大きな決め手でした

 

——サマーインターンをきっかけに、人柄の良さを感じられたのですね!ブレインパッドは、データサイエンスに関わる会社ですが、当時の原さんはデータサイエンスに対してどんな印象を持たれていましたか?

 

:一言でいうと、自分に合っている分野だと感じていました。私は学生時代から、アルバイトなどの仕事の場では、データを見たり、現状を分析したりしたうえで意思決定することを大切にしていました。データを扱うブレインパッドでは、私がこれまで培ってきた根拠を大切にする精神をそのまま活かせると思ったんです。

 

——なるほど、これまで大切にされてきた姿勢をそのまま活かせる分野だと思われたのですね!

 

:そうですね!私は大学時代に、データサイエンスに触れたことはありませんでしたが、このような理由から、ブレインパッドの業務内容にも興味を持ちました。

人柄の良さを感じたこと、業務内容が自分に合っていると感じたことから、データを用いてお客様の課題解決にあたるブレインパッドで働きたいと思いました!

 

——そうだったんですね!

 

ビジネスプロデューサーは課題解決の誘導役です!

——原さんの現在の業務内容について教えてください!

 

:ビジネスプロデューサーとして、様々な企業のお客様のビジネス課題を分析し、解決へのサポートを行っています。課題解決のためには、お客様の課題を分析する工程、課題を特定して解決策を考える工程、解決策を実行する工程が欠かせません。ビジネスプロデューサーはこれらの工程に幅広く関わる職種です。

 

——お客様の課題解決のため、具体的にはどのようなことをされているのでしょうか?

 

:これまでの経験をお話しすると、飲料メーカーに対して現場業務の課題を特定して、業務フローの改善を行ったり、小売業に対して商品の構成を決定するAIモデルの導入支援を行ったりしてきました。課題の特定のためにデータの集計や分析を行う、データに触れる業務もあれば、現場に合った解決策を提案するために担当者にヒアリングを行う、あまりデータに触れない業務もあります。

 

——課題解決のため、幅広い業務をされているんですね!

 

:課題解決にあたっては、ビジネスプロデューサーの他に、データサイエンティスト、エンジニアといった領域ごとに専門性を持つ職種の方とプロジェクトチームを組み、企業の課題解決に取り組んでいます。

 

——プロジェクト単位で、企業の課題解決にあたられているのですね!ビジネスプロデューサーは、プロジェクトチームの中でどのような役割があるのでしょうか?

 

:ビジネスプロデューサーという名の通り、企業の課題を明確にし、ビジネスを生み出すことが主な役割です。その中でも私は、お客様の進む方向を決めることが大きな役割であると考えています。

 

——進む方向を決める…ですか?

 

:そうですね。悩みを抱えているお客様の話を聞いてみると、「現場の生産性に何か課題がある気がする」、「なんとなく業務の効率が悪い気がする」といったように、自社の現状や課題についてふわっとした認識を持たれていることが多いんです。そうした状態では、何をしたらよいか分からず、行動に踏み切れません

 

——確かに、なんとなく思っているだけでは行動できませんね…。

 

:そこで、データを分析し、分析内容をまとめることが効果的になってきます。データ分析により、現状や課題を可視化できるようになり、次に何をするべきか、何をしたいかが明確になるんです。このように、ビジネスを生み出すため、データ分析によってお客様の現状や課題を明確にし、お客様の進んでいく方向を決めるというのが大きな役割なんです

 

——なるほど!データサイエンスを駆使してお客様の進む方向を決めることがビジネスプロデュサーのお仕事だということが良く分かりました!

 

データサイエンスにおいて大切なこととは?

——原さんは、入社前にデータサイエンスに触れられたことがなかったとのことでしたが、そんな原さんが業務をされてみて、大変だったことや感じたことはありますか?

 

:入社してからまず実感したのは、学ぶことの多さです。入社後の研修で、データ分析に関する説明を受けたときには、知らない単語のオンパレードでしたね…。知らない用語について調べてみると、さらに知らない用語が出てくるといったように、分からないことの多さに戸惑いもありました。それほど、データサイエンスは専門性の高い分野であると実感しましたね。

 

——入社早々、学ぶことの多さを感じられたのですね。

 

:専門知識の勉強は、研修が終わり、プロジェクトに参加するようになってからも続きました。自分が関わるプロジェクトによって新たに必要となる知識があり、継続的に学び続けることが重要であると感じました。

 

——プロジェクトによって必要な知識が変わるからこそ、継続的な学びが必要なのですね。

 

:そうですね。もう1つ大変だと感じたのは、データ分析では、単にデータと向き合うのではなく、データの本質を把握しなければならないということです。

 

——どういうことなのでしょうか?詳しく教えて下さい!

 

:簡単に言うと、データ分析では、今行っている分析にはどういった目的があるのか、この分析で得た結果は何に活かすことができるのかといった目的を明確にすることが重要であるということです。私は、研修を終え、データ分析を行うようになったのですが、こうしたデータ分析の目的を掴めずにいたんです。自分が今していることのゴールが見えず、当時はもやもやとした気持ちがありました。

 

——確かに、自分が今していることの目的が見えないと、身が入りませんよね。

 

:そこで、自分がしている分析の目的について考えるようにしました。その後、自分の考える目的を上長に話し、意見をいただくということを習慣にしました。すると、段々と目的を明確に持って分析を行えるようになったんです。

 

——努力の甲斐もあって、目的を明確にし、データ分析を行えるようになったのですね!
目的を意識できるようになってよかったことはありましたか?

 

:はい!データ分析の精度が上がったと感じています。分析の目的を意識するようになってからは、目的に沿ったデータを集め、分析できるようになったので、より深みのある分析を行えるようになったと感じています

 

——明確に目的を持ったことで、質の高い分析ができるようになったのですね!

 

データ分析において、本質を考える姿勢は常に大切であると気づかされましたね

 

——データサイエンスでは、専門知識ももちろん必要ですが、本質を考える姿勢も大切なのですね!ありがとうございます!

 

データ活用なのに現場?良いことずくめの考え「現場を大切に」とは?

——これまで働かれてきた中で、一番印象に残っていることについて教えて下さい!

 

:上長から言われた「現場を大切にしろ」という言葉がとても印象に残っています。入社前は、データ分析を行う会社では、パソコンで黙々と作業することが多いというイメージがあっただけに、現場を大切にしろという言葉がとても印象的だったんです。

 

——現場を大切に…ですか?

 

:上長からは、データとは、何かしらの行動から生まれている結果を表すものなので、データが生まれている現場を大切にして欲しいと言われました。企業の業務に関するデータについては、現場の業務担当者に話を聞きに行く、購買データについては、自分がその商品を買ってみる・お客さんが購入している様子を見るといったように、データが生まれる現場に目を向けることの大切さを教わりました。

 

——データが生まれる現場に目を向けることはなぜ大切なのでしょうか?

 

データ分析の解像度が上がるからですね。先程もお話した通り、データ分析では、その目的を明確にすることが肝心です。分析の目的を整理する際に、データが生まれる現場の理解をしておくと、効果的な分析方法は何か、何が分析の目的となるかイメージしやすくなるんです

 

——だから、データ分析に入る前に現場を見ることが大切なのですね!

 

:また、これは私が働いている中で感じたことですが、現場を大切にするということは、データ分析に役立てるためだけでなく、別の点でも大切だと感じました

 

——現場を大切にすることは、他にどんなときに大切なのですか?

 

解決策を導入していくときです。私たちは、データ分析をした後、解決策を考え、現場で導入してしていますが、どれだけ的確な分析を行い、素晴らしい解決策を作り上げたとしても、それが現場に馴染まなければ課題の解決には至りません。そこで、課題解決のためには、現場の人の使いやすさ・効果を最大限に引き出すため、現場の方の声を聞き、現場の人の立場に立って解決策を作り上げることが大切なんです

 

——解決策を実践する際にも、現場に目を向けることが大切なのですね!

 

:そうですね。このように、現場を大切にすることで、多くのお客様から感謝の言葉をいただくことができ、私たちも価値のある仕事ができたと感じられています。

 

——現場を大切にすることで、両者に得があるのですね!

 

:また、現場を知ろうとする中で、取引企業の購買現場を学ぶため買い物をしてみたり、取引先の製造計画の作り方を教えてもらったりと、普段は強く意識していないことや、関わりがない業務について学ぶことができるという面白さもありますね。価値のある仕事ができるだけでなく、現場に出て新たな発見を得られる面白さも、現場に触れる機会の多いビジネスプロデューサーの魅力だと思います

 

——現場を知ることの大切さと、面白さが良く分かりました!

 

考えることが好きな人にはデータサイエンスがおすすめです!

——ここまで業務内容についてたくさんお話ししていただきましたが、改めてビジネスプロデューサーの魅力について教えてください!

 

:改めてお伝えしたいのは、お客様のふわっとした課題をはっきりとさせ、解決まで伴走できるところですね。現場に入ってお客様と密接にかかわっていく中で、課題を解きほぐして解決のために動き出すことから、提案した解決策によって成果が出て状況が変わっていく様子を見届けられるところまでを経験できることがビジネスプロデューサーの大きな魅力だと思います

 

——確かに、お客様の課題解決のため伴走することはとても達成感がありそうだと思いました!

 

:そうですね!課題を具体的にすることだけでなく、課題を基に結果につなげることが私たちの役割なので、課題を明確にしてあげること、成果を見届けられることそれぞれの達成感をあじわえるところが魅力だと思います!

 

——ここまでお話をお聞きしてきて、ビジネスプロデューサーは、目的を明確にしたうえでデータ分析をされていたり、現場の方の立場を考えて提案されていたりと、考える職業であると感じました!

 

:ビジネスプロデューサーに限らず、弊社の関わっているデータサイエンスの分野は、考えることの多い分野であると思います。弊社にも、ビジネスプロデューサー、データサイエンティスト、エンジニアと様々な職種の方がいますが、考えることが嫌いな人はいない気がします。それくらい、データサイエンスにおいて考えることは根幹となることであり、考えることが好きな人には、ピッタリな分野だと思います

 

——データを扱うにあたって、考えることが大切なのですね!データサイエンスに対する理解が深まりました!

 

頭と心を大切に良い選択を!

——データサイエンスに興味のある学生に対して、伝えたいことはありますか?

 

:1つ挙げるとしたら、勉強の習慣をつけると良いということです。データサイエンスでは、生成AIなど新しい技術がどんどん生まれているため、長期間の勉強の積み重ねは欠かせません。私は小説は読めても、技術書を読むことが苦手だったので、入社後の勉強には少し苦労しました。データサイエンスに少しでも興味があるという方は、今のうちから技術書やビジネス書に触れること、勉強の習慣をつけておくことをおすすめしたいです。

 

——アドバイスをいただきありがとうございます!勉強の習慣をつけるというのは、他の分野においても大切なことであると感じました!

 

:そうですね。データサイエンスに関わらず、社会人になって、新たに勉強するべきことは出てくると思うので、勉強する習慣をつけておくと良いと思いますね。あとは、学生さんには、勉強だけではなく、やっぱり大学生活も楽しんでほしいと思います。社会人になる前に、自分のやりたいことを後悔なくやって欲しいというのが私の正直な思いです!

 

——ありがとうございます。それでは最後に、就活生に向けてメッセージをお願いします!

 

:これは特に、将来やりたいことが見つかっていない就活生に伝えたいことですが、就活においては頭と心の両方を大切にしてほしいと思っています

 

——頭と心ですか?

 

:そうですね。就活において、過去の自分を振り返ってみたり、自分の将来なりたい姿について、「頭」で考えることが多いと思います。これはもちろん大切なことですが、私は、理由は分からないけどなにか楽しそう・こういう会社なら頑張れそうといった、自分の「心」の思うがままに行動してみるということも大切にしてほしいと思うんです。頭だけでなく、自分の心も頼りに行動してみることで、自分に合った会社に出会えると思うので、企業探しの時には頭と心の両方を大切に企業を見てみてください

 

——素敵なエールをありがとうございます!本日はありがとうございました!


株式会社ブレインパッド

 

事業概要
株式会社ブレインパッドは、データ活用を経営に実装し企業の環境への対応力を高め、

新しい価値や変革の土壌を生み出すサポートをしています。

 

事業内容

プロフェッショナルサービス事業
データ分析、システム開発を含むコンサルティング、人的支援を通じて、顧客企業のデータ活用支援を行っています。

プロダクト事業

自社製および他社製プロダクトの提供を通じて、顧客企業のデータ活用支援を行う事業です