自分の弱みと向き合って
—メンバーサポーターとしての葛藤と成長—
みなさんこんにちは!今回はキャリツクでCS(カスタマーサクセス)チームで、メンバーのサポートをされてきた鈴木陽香さんに取材しました。葛藤を抱えながら活動していたという鈴木さん。そんな鈴木さんが苦労を乗り越えてどんな成長をされたのかについて聞きました!
プロフィール
鈴木陽香(すずきはるか)さん
キャリツク26期生
社会で活きる経験を求めてキャリツクに入会。
苦手意識のあったコミュニケーションと向き合うため、メンバーのサポート活動を行うCSチームに所属。
就活にとどまらない今後に活きる力をつけるためキャリツクへ
——本日はよろしくお願いします!はじめに、鈴木さんがキャリツクに入った経緯について教えて下さい!
鈴木:大学3年になってから就活を進めていたのですが、当時はこの先の就活が失敗してしまうのではないかと不安に思っていました。私がここまでの学生生活でしてきた挑戦は、どれも中途半端に終わってしまっていたということもあり、特にガクチカには自信がなく、ガクチカを作ることができる場を探していました。
——そうだったんですね…。
鈴木:そうした中で、ある時、弘二さんとお話しさせていただいたことがありました。弘二(こうじ)さん*から「今のままでは就活は上手くいかないよ」と言われたことを覚えています。
※弘二(こうじ)さん:キャリツクの運営陣
——はっきり言われたのですね。
鈴木:そう言われたときは、改めて自分の現状を突きつけられた気がしました。弘二さんからは続けて「就活を成功させることだけでなく、社会に出てからも活きる経験を積むために時間を使ってみて欲しい」と言われました。
——就活を有意義なものにしてほしいという弘二さんの思いを知ったのですね!
鈴木:この言葉を受けて、ガクチカを作るためだけでなく、今後の自分に活きる挑戦をしたいと思うようになりました。キャリツクでは、就職活動の対策にとどまらず、自分の成長のためにプロジェクト活動に取り組むことができると聞き、キャリツクで就活の対策で終わらないような力をつけたいと思い、入会を決めました!
カスタマーサクセス(CS)が自分にピッタリだと思ったワケ
——就活だけでなく、今後に生きる挑戦をしたいとのことでしたが、キャリツクではどんなことに取り組んだのですか?
鈴木:キャリツクのメンバーのサポートを行う、カスタマーサクセスチーム(以後、CSと表記)で活動しました。
——CSチームで活動されたのですね!活動内容について詳しく教えてください!
鈴木:主な活動は、キャリツクメンバーとの面談とキャリツク内でのイベント企画です。メンバーとの面談では、自分が担当するメンバーと月に1度面談を行い、就活やプロジェクト*、プライベートについて相談に乗っています。イベント企画では、キャリツクメンバーの交流を促すために、イベントの企画を行います。
※プロジェクト:キャリツクでの様々な活動(営業・デザイン・ライティングなど)を通して、社会に通用するキャリアを作るコンテンツ
——メンバーのキャリツクでの活動からプライベートでの悩みまで、幅広くサポートしているのですね!では、なぜCSチームで活動しようと思ったのですか?
鈴木:簡単に言うと、自分のコンプレックスを克服するためです。当時の私は内向的で、コンプレックスを感じてしまうほどに、コミュニケーション力に自信がありませんでした。これまでも、新しい環境に上手く馴染めず、結果、自分の挑戦が中途半端になってしまったことが多かったんです。就活や今後の自分のために、まずはこのコンプレックスを克服しなければならないと思いました。
——そうだったんですね。
鈴木:だからこそ、メンバーとのコミュニケーションをとる機会の多さから、挑戦の場としてCSチームを選びました!
——CSチームで、自分の課題を克服しようと思ったのですね!
一番大変だったメンバーとの面談。自分の弱みと向き合う日々
——コンプレックス克服のため、CSチームの活動を始められたとのことでしたが、実際活動してみてどうでしたか?
鈴木:正直、大変でしたね。面談もイベント企画も経験がなく、自分の思うように動けるようになるまでに苦労しました。特にメンバーとの面談が大変で、最初の頃は何度も心が折れそうになっていました。
——詳しく教えて下さい!
鈴木:活動を始めたばかりだったので仕方がないことではありましたが、面談では、相手の悩みにどこまで踏み込んでいいのか、相手にどんなアドバイスをしてあげればよいのか分からず、面談の後に「もっとこうしたらよかったな」と反省することが多かったです。
——思うように相談に乗ることができなかったのですね。
鈴木:また、週に1度、CSチームの定例ミーティングがあり、そこで面談の様子を報告するのですが、自分は「もっとこうしたら良かったんじゃないか?」と指摘をいただくことが多かったです。それに対し、他のCSメンバーは、レベルの高い面談をしていて、改善点を指摘されることがほとんどありませんでした…。
——他のメンバーのレベルが高かったのですね。
鈴木:ミーティングの時間では、自分と他のメンバーとにはレベルの差があるということを思い知らされ、メンタル的に辛かったです。今だから言えますが、当時は、自分の力不足を実感させられる定例ミーティングが嫌でしたね(笑)。
——それは、心が折れそうになりますね…。
鈴木:そうですね。CSはメンバーの活動を支える役割で、責任が伴うチームだと聞いていましたが、今の自分には、その役割を務めるにふさわしい力があるとは思えませんでした。活動当初は「自分がメンバーの相談相手でいいのか」、「力不足な自分が面談相手で申し訳ない」という思いがあり、自信のない中で活動した、メンタル的に辛い時期でしたね。
——新しい挑戦をする際の、とてもリアルな大変さが伝わってきました。力不足を感じられていたことがとても伝わってきたのですが、これをどのように乗り越えて言ったのですか?
鈴木:周りからもらったアドバイスを実践することを地道に続けました。ミーティングに参加するのが億劫だったと言いましたが、そんなミーティングは、間違いなく学びの多い場でもあったんです。ミーティングでもらったアドバイスを胸に、次の面談に臨む、そして、面談の様子を次のミーティングで報告し、またアドバイスをもらい、次の面談に活かすということをとにかく繰り返しました。そうすることで、他のメンバーと肩を並べることができるようになっていきました。
——アドバイスを聞いて実践することを繰り返されたのですね!確かにアドバイスを実践することの繰り返しで、着実に力がつくとは思ったのですが、初めはメンタル的に辛かったとも話されていましたよね。そうした辛い時期はどのようにして乗り越えられたのですか?
鈴木:1つは、ここで逃げるわけにはいかないという思いがあったからです。自分はガクチカを作るため、自分の弱みを克服するために活動を始めたのだから、今活動をやめるわけにはいかないという思いがありました。また、自分がいつまでも頼りないままだと面談相手に申し訳ないという思いもあり、メンバーサポーターとしての責任感も後押ししてくれました。こうした思いから、自分のためにも、面談相手のためにも活動と向き合うことができたんです。
——なるほど!鈴木さんの中にある強い思いが活動の支えとなっていたのですね!
鈴木:そうですね。また、辛い時期に活動を続けられた要因はもう1つあります。それは周りの支えです。活動する中で、自分だけでは立ち直れないくらい落ち込んでしまうこともありました。そんなとき、周りの人のおかげで立ち直ることができたんです。
——どんな支えがあったのか気になります!今までで一番落ち込んでしまった経験について教えて欲しいです!
鈴木:ある時、面談中に面談相手から深刻な悩みを相談されました。その時は、相手に寄り添って自分なりにアドバイスをしたのですが、ミーティングで面談内容を共有したとき、他の人から「それは甘いんじゃないか。その人のためを思うなら、もっと客観的な視点でアドバイスするべきではなかったのか」と言われたことがありました。確かにその通りだと思う反面、当時の私はアドバイスを受け止めきれず、「自分は間違ったことをしてしまったのかな」とかなり落ち込んでしまいました…。
——それは辛いですね…。
鈴木:でも、そんな時にメンバーの暖かい言葉に支えられたんです。
——どんな言葉をかけられたのですか?
鈴木:ミーティングが終わった直後に、あるメンバーが私を心配して長文でメッセージをくれたんです。そこには「客観的な視点でのアドバイスは自分も苦手なので一緒にできるようになろう!」「もやもやしたことがあればいつでも話を聞かせて!」と書かれていました。これを見て、本当に嬉しくなったんです。落ち込んでいる自分を気遣って、優しい声をかけてくれたことが本当に嬉しく、この言葉のおかげで、明日からも頑張ろうと気持ちを切り替えることができました。
——とても温かい言葉ですね!
鈴木:活動を始めたばかりの頃は、メンタル的に辛く、我慢の時期でしたが、このように周りにも支えてもらいながら、前に進むことができたと思います!
——CSチームの大変さと、鈴木さんがそれでも頑張ることができた理由がよく分かりました!
我慢の時期を乗り越えて見えた景色とは?
——ここまで、活動当初の大変さについてお話ししていただきましたが、鈴木さんは、その後も1年以上CSプロジェクトで活動されましたよね。ここまでCSプロジェクトで活動してきた感想を教えて下さい!
鈴木:大変なこともありましたが、活動をしてきて良かったというのが正直な気持ちです。特に、CSプロジェクトを始めた当初は大変なこと続きでしたが、この期間を乗り越えたことで大きく成長することができました。
——どんな点で成長を感じましたか?
鈴木:面談では、経験を積むうちに、メンバーの相談に乗っているときに、次はこういうことを聞いたら良さそうだ、ここをもう少し詳しく聞いてみようといったことが頭に浮かぶようになりました。ミーティングでも、指摘されることはなくなり、他のメンバーと遜色ない面談を行えるようになったと思います。
——「自分が面談担当でいいのか」とネガティブになっていた鈴木さんはもういないのですね!
鈴木:そうですね。むしろ今は、「鈴木さんに相談して良かったです!」といった言葉をもらうことが多くなりました。自分が面談を担当するメンバーとは毎月面談を重ねていくうちに、悩み相談だけでなく、雑談をすることが多くなっています。雑談し合う関係になるほど、メンバーが私に心を開いてくれて、自分を信頼してくれていることを実感できているんです。
——多くのメンバーから信頼されるなんて、とても嬉しいことですね!
鈴木:また、自分の担当するメンバー以外とも面談を行うこともあるのですが、自分の担当外のメンバーからも、繰り返し面談をお願いされることも増え、自分が広くメンバーの役に立てていると実感できています。このように、メンバーの活動を支えられるようになり、自分の成長を感じました!
——本当に多くのメンバーから信頼さあれるようになったのですね!鈴木さんが心折れずに活動と向き合った日々が実を結んだのですね!
鈴木:そうですね、本当に嬉しいです!また、もう1つの活動であるイベント企画でも成長できたと思います。
——イベント企画での成長についても教えて下さい!
鈴木:イベントの企画では、初めこそ、どんな目的・内容のイベントを企画するか、悩んでいましたが、経験を積むことで、企画立案のコツをつかむことができました。イベント当日には、みんなのイベントを楽しんでいる姿を見ることができ、みんなから多くの満足の声を聞くことができました。
——それは嬉しいですね!
鈴木:そうですね。後々、キャリツクでの重要なイベントの運営を任せてもらうこともでき、多くのイベント企画・運営を経験したことで、目的を考える論理的思考力や、大勢の人を巻き込む力をつけることができました。このように、面談でもイベント企画でも、活動当初と比べると、自分にできることが増え、嬉しさがやりがいを持って活動できるようになりました!
——粘り強く活動に取り組んだことで、成長の実感や、やりがいを感じて活動できるようになったのですね!
CSプロジェクトで得たかけがえのないもの
——ここまで、CSプロジェクトについてたくさんお話を聞かせていただきました。改めて、鈴木さんの思う、CSプロジェクトの魅力について教えて下さい!
鈴木:挙げ出すときりがないのですが、一言でいうなら総合力がつくことですかね。ここまででお話した、面談での話す力・聞く力、イベント企画での論理的思考力だけでなく、たくさんの仕事を並行して行う中で身についたスケジュール管理能力、イベント用の資料を作る際に身についたデザイン力、他にも、人を頼る力、発想力、責任感などCSプロジェクトで身についた力は本当に多かったです。面談とイベント企画という2つの活動を通して、幅広い力を身に着けられるのがCSの強みであると思います。
——確かに、総合力がつくというのがピッタリな表現だと思います!鈴木さんは、就活やその先で活きる経験を積みたいという思いでキャリツクに入会されましたが、活動を経て、当初の目標は達成できたのでしょうか?
鈴木:100%達成できたと思っています。まず、就活では、これまで培った経験を活かし、GDで課題解決の的確なアプローチ方法を考えだしたり、面接で論理的に話す力を発揮したりすることができました。特に、面接でガクチカを話す際、CSでの活動について話すと、相手に興味を持ってもらうことができ、活動内容を評価してもらうことができました。
——素晴らしいですね!
鈴木:ありがとうございます。これらのおかげで、就活では納得内定を得ることができました。
——おめでとうございます!
鈴木:コンプレックスだったコミュニケーション力についても、活動をする中で、コミュニケーションに対する苦手意識がなくなったと感じています。コミュニケーションにとても自信があるというわけではありませんが、今では自信を持って社会に出られると思っています。
——コンプレックスがなくなり、今後に活きる力がついたのですね!今後の抱負についても教えて下さい!
鈴木:キャリツクで身についた様々な力を活かして、これから先も色々なことに挑戦して、自分の価値を高め続けていきます!
——これからも自分のために、挑戦を続けられるのですね!最後に、キャリツクに興味がある人に向けてメッセージをお願いします!
鈴木:最後に、私が思うキャリツクの良いところを2つ紹介させてください!1つ目は、キャリツクが自分の居場所になることです。これまでの学生生活で、ここまでみんなに自分のこと知ってもらって、色々な人と良い関係性を築けた経験は私にはありませんでした。内向的だった私が、同年代のメンバーと仲良くなったり、後輩から頼ってもらえるようになったりするとは思ってもいませんでした。自分の目標に向かっていく中で、自分の居場所ができ、かけがえのないものを得られたので、ここまで活動してきて本当に良かったと思っています!
——自分と向き合ううちに、キャリツクが居場所になっていたのですね!
鈴木:2つ目は、キャリツクは挑戦した分だけ、成長できる場所だということです。私自身、活動をしていて辛いと感じる時期もありましたが、それでも自分の成長のために挑戦することをやめなかったことで、たくさんの成長のチャンスを掴むことができました。がむしゃらに挑戦することでおのずと結果はついて来ると思いますし、キャリツクには、挑戦する自分を支えてくれる人がたくさんいます。
——キャリツクで、挑戦し、成長することができたのですね!
鈴木:不安もあるとは思いますが、キャリツクには周りの人に支えてもらいながら、挑戦ができる環境があります。自分を変えたい、自分の課題を克服したいと思っている人は、キャリツクでぜひ挑戦してみてください!皆さんの挑戦を応援しています!
——キャリツク愛の詰まったメッセージをありがとうございます!本日はありがとうございました!