みんなのおかげでできた私だけの就活
ー就活の乗り越え方とそこから得たものー
皆さんこんにちは!今回は、デザインチームで活動してきた菊武夏実さんに取材しました!
菊武さんの就活奮闘記から、就活との向き合い方を学べる記事となっています!
プロフィール
菊武夏実(きくたけなつみ)さん
キャリツク27期生
納得内定と成長機会を求めてキャリツクに入会。
キャリツクではデザインチームに所属し、「後悔のない就活」をテーマに活動。
後悔のない就活のため飛び込んだキャリツク
——本日はよろしくお願いします!はじめに、菊武さんがキャリツクに入った経緯について教えて下さい!
菊武:キャリツクに入る前から、就活仲間が欲しいと思っていました。私は大学の編入を経験しているのですが、その関係で、編入先でできた友達より1年遅く就活を始めることになってしまったんです。
——身近に就活仲間がいなかったんですね。
菊武:そうなんです。そんな状況でも、私には就活で自分が満足できる結果をつかみ取りたいという思いが強くありました。そこで、SNSなどを使って色々な人の力を借りながら就活を進めていたところ、弘二さん*と出会いました。
※弘二さん:キャリツクの運営陣
——弘二さんと話されたのですね!どんな話をされたのですか?
菊武:就活の話をしていたのですが、弘二さんから「このままではまずいよ」と言われたことが印象的でした。弘二さんからは、私には努力して結果を出した経験が少ないこと、就活を前にまだまだ成長の余地があることを指摘されました。とても納得のいく指摘をもらい、他の人から見ると、今の自分はまだまだ未熟なんだと気づかされました。
——弘二さんから愛のある指摘を受けたのですね。
菊武:そうですね。弘二さんとお話しして、改めて就活を成功させたい、そのために、もっと成長したいという思いになりました。後悔のない就活をするため、そして、自分を成長させるため、キャリツクに入ることを決めました。
——そうだったんですね。キャリツクのどういう点に魅力を感じられたのですか?
菊武:1つは、就活仲間を作ることができる点です。キャリツクはオンラインコミュニティであり、就活を頑張っている全国各地の学生とつながりを持てることに魅力を感じました。もう1つは、就活のプロフェッショナルである社会人のメンターの方が、就活に役立つ講座を開いてくれたり、活動に伴走してくれたりする点です。弘二さんと出会うまで、自分の周りには自分のために厳しい言葉をかけてくれる人がいなかったので、メンターの方から指導を受けられる環境に魅力を感じました。
——他の就活生やメンターの方のもとで活動したいと思ったのですね!
菊武:そうですね。就活を行いながら、自分の未熟な部分を鍛え直すため、キャリツクでの活動を始めました!
就活の準備運動?デザインプロジェクトで身についた力
——自分の未熟な部分を鍛え直したいとのことでしたが、菊武さんが思う自分の未熟な部分とは何だったのですか?
菊武:特に未熟だと感じていたのは、自分の論理的思考能力です。私は、直感的に行動するタイプで、論理的に物事を考えることが苦手だったんです。論理的思考力は社会人になってからも求められると思ったので、まずは論理的思考力をつけたいと思いました。
——論理的思考力をつけるため、キャリツクではどんなことに取り組みましたか?
菊武:正直なところ、いろいろな行動の積み重ねだったと思っていますが、中でも、デザインプロジェクト*での活動によって、論的思考力が身についたと感じています。本格的なデザイン制作をしたことのない私でしたが、新しいことに挑戦してみたいという思いで始めたこの活動で、論理的思考力を伸ばすことができました。
※デザインプロジェクトについて詳しく知りたい方はこちら!https://carituku.com/columns/design/
——デザインプロジェクトでどのように論理的思考力がついたのか聞かせていただきたいです!そもそも、デザインプロジェクトではどのような活動をするのでしょうか?
菊武:デザインプロジェクトの主な活動は、インターネット上にあるデザインの依頼から自分が取り組みたい案件を選び、デザイン制作をすることです。
——なるほど!デザイン制作と聞くと、なんだか難しそうに感じます…。
菊武:案件に沿ったデザイン制作が主な活動ではありますが、初めは、トレースというチラシやポスターのデザインを真似る練習を通して、デザインのコツを教わったので、未経験からでもどんどんデザインの腕が上がりました。
——そうなんですね!ここまででは、デザイン制作と論理的思考力の上達との繋がりをあまり感じないのですが、デザイン制作をすることで本当に論理的思考力が身につくのでしょうか?
菊武:結論、身につきます!デザイン制作では、思った以上に、論理的に考えることが求められるんです!
——詳しく教えて下さい!
菊武:案件制作では、依頼者から直接デザインを依頼されるのではなく、依頼者から送られてくる依頼文を見てデザイン制作を行います。そのため、依頼文を見て、依頼者のニーズを読み取ったり、このデザインにはどういった目的があり、誰に何をPRするものなのかをじっくり考える必要があるんです。このように5W1Hを意識することが、良いデザイン作りをする秘訣なんです。
——なるほど。依頼文から考えを巡らせて、デザインを作っているのですね!
菊武:そうですね。私はこれまでただ漠然とデザインをした経験はあったのですが、1つ1つロジカルに考えてデザインをしたのは、この活動を始めてからでした。ロジカルに考えながらデザイン制作をするうちに論理的思考力がどんどん身についていきました。
——考える力がつくというのも納得です!
菊武:また、論理的思考力は、デザイン制作だけでなく、ミーティングでも磨かれたと思います。ミーティングで、ある依頼に対してどんなデザインがふさわしいのかについて話し合うのですが、他のメンバーに自分の意見を伝えたり、みんなが納得してくれる意見を考えたりするうちに、論理的に話すことができるようになりました。
——論理的に考えたり、話したりする場面がたくさんあるのですね!
菊武:そうですね。デザイン制作では、自分の頑張りが目に見える美しいデザインとして残るので、楽しみながら論的思考力をつけられたと思っています。
——楽しみながら、成長することができたのですね!
菊武:そして、デザインプロジェクトで培った、論理的に考える・話す姿勢を、その後の就職活動にも活かすことができたと思います!
——デザインプロジェクトで身についた論理的思考力が就活に活かされたのですね!就活についてもぜひお聞きしたいです!
就活体験記その1:人見知りな自分の仲間づくり
——ここからは、菊武さんの就活の様子についてどんどんお聞きしていきたいです!まず、就活生だった頃を振り返った率直な感想を教えて下さい!
菊武:.とにかく大変でした…。仲間づくり、自己分析や企業分析、そして、面接対策と、就活のどの段階においても、不安を抱え、悩みながら過ごしていたんです。
——大変だった就活をどう乗り越えたのか順を追って聞いていきたいです。まずは仲間づくりについて、キャリツクで就活仲間を作りたいと話されていましたが、キャリツクで就活仲間はできましたか?
菊武:少しずつ就活仲間ができました。キャリツクに入って間もない頃は、自分が人見知りな性格だったこともあって出遅れてしまいましたが、勇気を出して1on1*の募集をかけてみたんです。
※1on1:メンバー同士が1対1で行う面談のこと
——その後、どうなったんですか?
菊武:私の1on1募集に対して、たくさんの人が「ずっと話したいと思ってた」「仲良くなろう!」といったように、あたたかい反応をしてくれました!実際に話してみても良い人ばかりで、人見知りだった自分でも、勇気を出して発信したことで、キャリツクの中で就活仲間ができていきました。
——良かったですね!
菊武:仲間ができるか不安だったので、すごく安心しました。こうしてできた就活仲間の力を借りながら、就活に必要な、自己分析・業界分析や選考対策を進めていきました。
就活体験記その2:先が見えなかった中での自己分析・企業分析
——次に、自己分析や企業分析についてお聞きしたいです。ここでは、どんな苦労がありましたか?
菊武:自分の将来のビジョンを見つけることに苦労していました。当時の私は自己肯定感が低く、自分の弱みは分かっても、就活でアピールできる自分の強みや自分にしかできないことが何なのか分からず、自己分析に苦戦していたんです。また、業界への知識もなく、将来漠然とやりたい事はありましたが、それを叶えられる業界はどこなのか分かりませんでした。当時は、自分のことも、業界のことも分からず、自分が将来何をやりたいのか掴めずにいました。
——そうだったんですね。そこから、どうやって自分のやりたいことを見つけていったのですか?
菊武:2つのことに取り組みました。1つ目は、他己分析です。自分で自分の強みが分からないなら、他の人に頼るしかないと思い、キャリツク生や身近な友達、そして社会人の方まで20人ほどの人に他己分析をしてもらいました。
——20人もですか?他己分析をした成果はありましたか?
菊武:他己分析で他の人の目線から自分を見てもらうことで、自分の知らない自分の一面に出会うことができたり、自分の強みだといえることが見つかりました。他己分析は、自分自身を理解するためにとても役立ちました!
——他己分析によって自己理解が深まったのですね!2つ目の取り組みについても教えて下さい!
菊武:2つ目は、OB訪問です。当時、自分が働いているイメージを持つためにOB訪問は大切であるという話を、キャリツク内の講座や人から何度も耳にしていたので、OB訪問にも取り組んでいました。OB訪問では、何十人というOBの方とお話させてもらったのですが、ある時、自分とすごく似た価値観を持つ人と出会うことができたんです。
——その方とはどんな話をされたのですか?
菊武:自分の夢をかなえるために今何をしているのか、就活中にどんな業界を志望していたのかについて話をしてもらいました。その話を聞いたことで、自分にはどんな業界が合っているのか、自分が将来どんなことをしたいのかについて、解像度が上がりました。
——OB訪問で自分のビジョンや業界への理解が深まったのですね!
菊武:そうですね。このように、他己分析、OB訪問をしたことで、自分のやりたい事や志望業界が固まっていきました。私の場合は、自分のやりたいことは「人の感情に寄り添うこと」、就職したい業界は「人材業界」だと気づくことができ、自分の興味のある企業の面接対策に専念できるようになりました。
——いろいろな人の力を借りながら、自分のビジョンを明確にすることができたのですね!
就活体験記その3:超苦手な面接を克服!
——次に、面接対策について聞かせて下さい!
菊武:自分の志望業界が決まってから企業の面接を受けるようになったのですが、すぐに、自分は面接が超がつくほど苦手だということに気づきました。自分が用意していない質問に上手く答えられなかったり、緊張のあまり面接で素の自分を出すことができなかったりと散々でした…。
——面接でも課題があったのですね。
菊武:そうですね。当時は、面接が不完全燃焼のまま終わり、不合格を伝えられ、自信を無くすという負のループに陥ってしまっていました。
——面接でも、苦労されていたのですね…。超苦手だった面接にはどう向き合ったのですか?
菊武:まずは、面接での突発的な質問にも答えられるように、自己分析を継続し、自分自身の理解を深めていました。緊張してしまうことに対しては、始めはキャリツク生に面接練習に付き合ってもらい、その後、模擬面接や実際の選考を受けるといった流れで、練習の回数を重ねながら段々と実戦に近づけていくことで、面接本番の雰囲気に慣れるようにしました。
——この取り組みによって面接に変化はありましたか?
菊武:ありました!自己理解を深めたことで、用意していない質問にもその場で答えられるようになりましたし、面接に慣れたことで、これまで緊張のあまり意識できていなかった、相槌や笑顔を意識できるようになり、自分の納得のいく面接ができるようになりました。
——自己分析や練習の積み重ねによって、後悔のない面接ができるようになったのですね!ここまでのお話から、菊武さんの就活がいかに大変で、それをどのように乗り越えられたのかがとよく分かりました!
就活体験記その4:就活を走りきって得たかけがえのないもの
——ここまで、就活の様子について、たくさんお話ししていただきました。ここからは、就活の話のまとめに入っていきたいと思います。まず、ズバリお聞きしますが、就活で納得のいく結果は得られましたか?
菊武:結論、とても納得がいっています。人材業界の企業で、自分のやりたいことができ、自分の強みが最大限発揮できると思った企業から内定をいただくことができました。
——そうなんですね!おめでとうございます!
菊武:ありがとうございます!でも、思った通りに就活を進められたわけではなく、当時は、自分の進むべき方向が分からず気持ちが落ちてしまったり、志望度の高い企業の選考に落ちてしまったことがあったりととても辛い時期もありました。それでも笑顔で就活を終えられたのは、間違いなく、キャリツクのみんなのおかげだと思っています。
——周りに支えられながら、辛さを乗り越えて得た、内定だったのですね。
菊武:そうですね。キャリツク生は、自分が悩んでいるときに「一緒に考えよう!」と声をかけてくれたり、自分が選考に落ちてしまったときには、まるで自分事のように悔しがってくれ、自分の感情に寄り添ってくれました。また、キャリツク運営の方は、私のためを思って時には厳しく、自分が今やるべきことを教えて下さいました。これが励みになっていたんです。
——菊武さんの就活は、周りに支えられた就活だったのですね!
菊武:そうしたみんなの優しさに支えられてここまで就活を頑張ることができました。キャリツクのみんなには本当に感謝しています。
——素敵なお話ですね!改めて、就活を走り切った感想を教えて下さい!
菊武:振り返ってみると、楽しかったし、とても充実していた就活でした。デザインプロジェクトの活動や、就職活動など、ここまで色々な活動をして、いろいろな思い出ができました。そして、かけがえのないものを得られました。
——かけがえのないもの、ですか?
菊武:それは、友達です。就活仲間を作りたいと思って入ったこのキャリツクで、たくさんの人と助け合って来たことで、就活仲間以上の、これから先も付き合っていくであろう友達がたくさんできたんです。これがとにかく嬉しかったです。
——たくさんの友達ができたのですね!
菊武:そして、友達のおかげで、私は就活を通して、自分を好きになることができました。たくさんの友達のおかげで、就活で自分と向き合うことができ、自分のことが好きになり、これから社会に出ることが楽しみになりました。就活を頑張って本当に良かったです!
——就活をやり切ったからこそ、得られたものがいっぱいあったのですね!
あなたのための就活を!
——就活をやり抜いた菊武さんの今後の目標について、教えて下さい!
菊武:まず目標にしたいのは、こうきさん*のような人になることです。こうきさんには、就活中、悩んでいる私の気持ちを汲み取ってくれたり、時には私のために厳しい言葉でアドバイスを下さったりしました。お世話になったこうきさんのように、人の感情に寄り添いながら、論理的に人を導くことができる人になることが今の目標です。
※こうきさん:キャリツクの運営陣
——素敵な目標ですね!
菊武:もっと言えば、私が関わることで相談相手が自分のことを好きになってくれるような人、その人にしかできない選択を1番近くで応援できる人になることが理想です!人の感情に寄り添い、背中を押してあげられる人になるため、これからも頑張っていきます!
——応援しています!理想の実現のため、これからも頑張ってください!最後に、先輩として、就活生にメッセージをお願いします!
菊武:就活は他の誰のためでもなく、「あなたのため」にやって欲しいと思っています。私自身、自分の納得のいく就活のために時間を惜しまず取り組んだことで、後悔なく就活を終えられたと思っています。後悔のない就活をするためには、自分としっかり向き合うことが欠かせないと思います。他の人の声に流されるのではなく、妥協せずに、時には人の助けももらいながら、あなたのための就活をして欲しいと思っています。皆さんのことを応援しています!
——あたたかいメッセージをありがとうございます!本日はありがとうございました!